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「エイリアン コヴェナント」 行動と技術のギャップが…

ホーチミンに来てから、映画館に足を運んでいませんでしたが、「エイリアン コヴェナント」が今週から公開されたので、見に行ってきました。アメリカでも来週からの公開なので、こちらでは、一足早い公開。でも、韓国では数日前から公開されているようです。今回は、ベトナム語字幕という環境での鑑賞ですが、ベトナム語は残念ながら理解を助けてくれるわけではないので、果たしてどこまで理解できるのか?とりあえず、まずは体験です。

あらすじ
2104年、宇宙船コヴェナントは冷凍休眠中の二千人の入植者とともに新天地となる惑星に向けて航行していた。しかし、故障で船長のブランソンは死亡、乗組員の一部が休眠から覚め修理をしている最中、近くの惑星から地球の音楽を受信、その惑星を調査することとなる。科学者数名とアンドロイドのウォルター、武装した護衛部隊が信号の発信源を調査するため惑星に降下しすると、2名の隊員が謎の胞子に感染。彼らを隔離するため、着陸船の中に閉じ込めたが、感染者からエイリアン(ネオモーフ)が出現し、銃撃戦の上、着陸船は爆発。残った隊員は無線でコヴェナントに救助を要請することとなった。
一方、調査隊はプロメテウスに搭乗していたアンドロイド、デイヴィッドに遭遇。デイヴィッドは、自身の研究施設に調査隊を案内するが、調査隊は次々とネオモーフに襲われ死亡することとなった。それは、ディヴィッドの罠だったのだ…。



冒頭は、デイヴィットとその創造主との会話。白くてだだっ広い部屋から、ガラス越しで、全面に岩山と湖の風景が広がり、無機的な美しさを醸し出す、いい場面からスタートします。リドリー・スコットらしいというよりは、エクス・マキナのような美しさです。そして、一転舞台はコヴェナント号の船内へ。2001年やオデッセイを彷彿させる宇宙船の内部は素晴らしいものですが、突然のトラブルで、船長が死亡。しめやかな葬送と、船の修理のシーン。この辺りは、画像は素晴らしい。見に来たかいがありました。

そして、修理中に隊員がジョン・デンバーのカントリー・ロードの信号をとらえたことから、その発信元の惑星を操作することに。着陸船で降り立ちますが、そこで見たものは、動物の一切いない巨木の森と、その中で木々がなぎ倒された一角に残る宇宙船の残骸。そして、「プロメテウス」のショー博士のネームプレートでした。その間、体内に侵入した胞子から生まれたエイリアン(ネオモーフ)に、調査隊は次々と倒され、着陸船も失ってしまいます。そして「プロメテウス」に乗船していたアンドロイド、デイヴィッド(マイケル・ファスベンダー)に遭遇。彼に導かれて、大勢の「エンジニア」の死骸のの残る、彼の研究施設へと向かいますが…

まだ、日本未公開なのでやめときます。といっても、最後までのあらすじはネットで容易く見ることが出来ますが…

エイリアン コヴェナント

見終わって、正直英語があまり得意でない私が、ベトナム語字幕で見ているので、細かい主義主張は解らないのですが、いろんなところで、突っ込みどころが多いように思いました。これだけの先端技術を持ち、精鋭部隊であるはずの彼らですが、行動があまりに不用意で、刹那的。未知の惑星に降り立つというシチュエーションの中での行動様式としては、あまりに杜撰であるような。また、エイリアンの成長と、宇宙船への侵入など、必然性が解りづらいような気もします。もうちょっと細かいところに気を配ってほしいという印象。科学技術的な部分は、特に宇宙船など素晴らしい出来なので、肝心のストーリーの具合が少々残念。「エイリアン」の前日譚3部作の2作目で、「プロメテウス」の続編ということなので、間を繋いだ的な作品かとも思いますが、そうであっても、もう少ししっかりして欲しいという感じです。

作品には、ワーグナーの「ニーベルングの指輪」の音楽が使われていますが、これは効果的。監督はワーグナーになぞらえて、創造主の世界を構築しようとしているのですね。

という訳ですが、でもまぁ。リドリー・スコットのダイナミックな画像は健在だし、アンドロイドの描写もなかなか良かったので、見ていて十分楽しめましたよ。見せ場もいっぱいあって、最後まで話が詰まっている感じがしました。個人的にはSFをたくさん読んでいたのは、80年代半ばくらいまでなのですが、そのころの同時代の感覚が呼び起こされ、この世界は変わっていないな、と少し安心しました。逆に、そのころのイメージのSF的であるのかもしれません。

さて、ベトナムの映画館、韓国のCGVグループのシネコンで見たわけですが、ちょうどプレミアムルームでの上映だったので、飛行機のファーストクラスのようなレザーの椅子で、足は投げ出して見られるし、前の席との間隔も2メートルくらいあり、全体で30席くらいの贅沢なつくりで、極めて快適でした。これだけリラックスして見られる映画館はいいですね。ちょっとこれは病みつきになるかもしれません。但し、英語で見ないといけないというハンデは残りますが…
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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