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「これが私の肉体」 すれ違い。すれ違い。

ちょっと軽めの映画をと言う事で、「これが私の肉体」を見てみました。2001年の映画でフランスの製作。お目当ては、ジェーン・バーキンを見ることと、エロスの表現に期待です。監督は、ロドルフ・マルコーニです。

あらすじ
パリの名門商業校に通うアントワーヌ(ルイ・ガレル)は、大会社を経営する父親の望むまま生きることに疑問を感じていた。そんな折、街で映画出演にスカウトされ、女流映画監督のルイーズ(ジェーン・バーキン)の元を訪れる。ルイーズから出演を依頼されるが、なかなか決断できないでいる中で、ルイーズの秘密に惹かれていく。そんな中で、恋人クララ(メラニー・ロラン)との関係もギクシャクしてしまい…。



冒頭は、クララの舞踏学校の練習風景からスタート、クララは先生の指導の厳しさにイライラして、祖母の誕生日だから今日は会えないというアントワーヌに八つ当たりします。アントワーヌは自宅に帰っての祖母の誕生パーティですが、家族の確執から、全くパーティーにならない状態。父の意のままにい生きていることで、自分の将来に疑問をいだくアントワーヌは、街で声をかけられた映画出演に応じるために事務所を訪れますが、それは学校をやめ没頭しなければいけない仕事でした。

というのが舞台設定で、あとは順次登場人物の心情が入れ替わりすれ違いながら進んでいきます。おおよそは下記の通りです。
・アントワーヌとクララのベッドシーン。若干不完全燃焼。
・ルイーズの家を訪れ、映画に出たいことを告げる。
・主演は、もともとルカというゲイで体を売っていた男性に決まっていた。
・ルカは、ルイーズと過ごしたあと、自殺したことが判明。
・アントワーヌは映画のため、学校もやめるが、親から勘当され、ルイーズの家に同居する。
・ルイーズはルカと過ごした数日が忘れられず、目的の定まらない行動をしている。
・アントワーヌの父が倒れ、クララは彼がルイーズの家にいることを知る。
・アントワーヌはクララを振り切り、関係が破綻に向かう。
・アントワーヌは酔ってクララの家に行くが、最終的な決別を告げられる。
・映画の製作が中止になり、アントワーヌは旅に出るルイーズと行動を共にすることを迫るが断られる。
・ルイーズからホテルに呼び出され、関係と同行を求められるが、ルカを忘れるためという口実のため、断る。
・クララの舞踏リサイタルに行ったアントワーヌは、やり直しを求めるが取り合ってもらえない。

以上、恋人も仕事もすべて失ってしまったアントワーヌでした。最後はタイミングと気持ちの微妙なすれ違いで埋め尽くされていました。

これが私の肉体

ストーリーはまずまず。憂鬱で静かな三角関係(四角関係?)の愛憎劇という感じです。モダンバレエのシーンや、サティの音楽など、結構いい雰囲気を出していました。合格点です。エロスは、それほどではありません。バレエ教室の更衣室で、男女入り乱れて着替えているシーンとか、クララとアントワーヌのベッドシーンが2回ほど?普通の映画の範囲内でした。

クララ役のメラニー・ロランは当時18歳。若い肢体を見せていただけますが、それよりも普通にかわいいので、なかなか良かったです。 ジェーン・バーキンを見つつ、シャルロット・ゲンズブールの面影を追ってしまいました。この映画の当時、ジェーンは55歳。今のシャルロットは46歳、確かに面影があります。血は争えないですね。

エンドロールで、街の灯やヘッダライトがフィルターでカラフルな水玉模様になってうつされます。随分と古典的ではありますが、まったりと憂鬱な恋愛ドラマを見た後では、雰囲気が見事にはまって、古い喫茶店で静かにボーっとしているような雰囲気で、けだるい倦怠感が味わえました。
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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