FC2ブログ

「桃色の店」 ルビッチによるご機嫌なロマコメの古典

エルンスト・ルビッチの映画が出ていたので、さっそく見てみました。ルビッチやワイルダーはその名前を聞くだけで雰囲気が想像され、みるのが楽しみになります。1940年の映画で、原作は、ハンガリーの劇作家ミクローシュ・ラースローによる戯曲。その後、リメイクもされた作品です。
原題:The Shop Around the Corner
ビデオ邦題:街角 桃色の店


あらすじ
ブタペストの街角のとある雑貨店。オーナーのマトチェック(フランク・モーガン)は、この商売一筋に打ち込み、35年になりました。若いクラリク(ジェームズ・スチュアート)は、9年前に丁稚に来て以来の従業員で、今では最古参になりました。マトチェックも彼を信頼し、その意見には一目置いていました。ある日、クララ(マーガレット・サラヴァン)という女性が職を求めて現れ、その場で上手く商品の客に売り込んだため、マトチェックは気に入って雇い入れます。クララが店員として活躍し始めると、クラリクは穏やかではなく、クララと、ことごとくいがみ合う日々が始まり、その上、主人のクラリクに対する態度もよそよそしくなっていきました。

クラリクはその頃、新聞広告で見つけた匿名の女性と文通し、彼の中で想像は膨らみ、いまや理想の女性となっていました。そして、初めて面会を約束した日、理由もなくクラリクはクビになってしまいます。失業してしまって会う元気もなくなったクラリクですが、同僚のピロヴィッチ(フェリックス・ブレサート)に励まされ、約束の店に行くと、なんとそこにいたのはクララでした。クラリクは相手を待つクララに、事情を隠して語り掛け、クララは現れない文通相手にやきもきします。ちょうどその頃、マトチェックの店に私立探偵が現れ、彼の妻の浮気の相手は、店のマネージャーのヴァダス(ジョゼフ・シルドクラウト)だと告げ、相手がクラリクだと勘違いして首にしてしまったマトチェックは、妻の浮気が確定したことにも失望し、自殺を企てました。

そこに、丁稚のペピ(ウィリアム・トレイシー)が現れ、マトチェックを救うと、ぺピの知らせを受けて、クラリクは病院へ見舞いに行きます。そして、マトチェックは誤解を詫び、クラリクをマネージャーに任命し、ヴァダスを解雇するように指示。ペピも販売員に昇格しました、新支配人クラリクは、文通相手に会えず失意の底にいたクララを見舞うと、再び文通相手として手紙を書いて元気づけ、勢いを取り戻した店員たちの頑張りで、クリスマス商戦は大成功。クリスマスの日、文通相手と再び会う約束をしていたクララは、店を出るとき、クラリクに文通相手は自分だったと告白され、二人は無事結ばれるのした。



桃色の店

ルビッチのコメディということで、楽しみに鑑賞です。この映画のリメイク作品である、ユー・ガット・メイルは、見たような見てないような…。メグ・ライアンの映画が、いろいろと頭の中でごっちゃになっていて、記憶が定かではありません。この映画の文通が、メールに変わったのがリメイクです。文通と言えば、経験はあまりありませんが、昔よく、雑誌の最後の方に、文通希望とかよくありました。ペンパル募集とか言って。かつての懐かしい時代の、男女の知り合いになる手段の一つでした。もちろん、男女には限りませんが…、

これも、典型的なロマコメ展開で、登場人物もみな雰囲気が良く、じっくり楽しむことができました。設定が、ハンガリーのブタペストということですが、元来原作がハンガリーの戯曲であることで、登場人物の名前がハンガリーらしいところを別にすれば、ロンドンでもニューヨークでも、どこでもいい感じです。ジェームズ・スチュアートがかなり若いです。顔も細くて精悍な感じで、ロマコメの男役が似合っています。最後は、クリスマスのデートの場所で終わるのかな?と思ったりしたのですが、そうでもなかったですね。店主のクリスマスの相手が見つかるのは微笑ましいおまけでした。

ロマコメと言えばヒロインで、ここではマーガレット・サラヴァンジェームズ・スチュアートとは何本か共演があるようです。舞台中心で、映画出演はそれほど多くないようで、この映画は代表作にあたるのでしょうか?ルビッチ監督にとっては、ニノチカの次にあたる作品。絶好調です。まさに、今に続くハリウッドのコメディの王道を行っている感じです。見れる映画は見ておきたいと思っている監督の一人です。

2020.6.3 HCMC自宅にてAmazonPrimeよりのパソコン鑑賞
スポンサーサイト



テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR