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「最後の愛人」 美しい風景・衣装・男女

これも無料動画から。「最後の愛人」は、アーシア・アルジェント主演、2007年カンヌ映画祭コンペティション部門出品という肩書があります。この2つが揃えば、見ないわけにはいけないでしょう。といっても、すごくいい映画と期待するわけではありません。ほとんど趣味の世界です。

あらすじ
19世紀のパリ。公爵夫人の孫娘エルマンガルドの縁談話が持ち上がった。相手は世にも美しい貴族の青年リノ。彼は容姿はもちろんのこと、家柄も立派で教養もあったが、ある秘密を抱えていた。それは10年もの間、娼婦ベリーニと愛人関係にあることだった。リノは公爵夫人にすべてを告白し、愛人と別れ、エルマンガルドと結婚するが、やがて彼らの関係は欲望渦巻く三角関係へと発展していく。



馬車の中で、エルマンガルドとリノの結婚の噂話。公爵夫人はリノを気に入って孫娘の結婚相手にするというが、リノはずっと付き合っている愛人の高級娼婦がいる。この結婚はエルマンガルドが不幸なことになる。やめさせるべきだと…。当のリノは、愛人のベリーニとの別れ話に向かい、無事話はまとまりますが、彼ら二人には壮絶な過去がありました。公爵夫人も友人に言われて心配になり、リノを呼び、ベリーニとの関係について問いただすと、今までのいきさつを滔々と打ち明けるのでした。

リノがベリーニに会ったのは10年前、不用意に口を滑らせたことから、リノはベリーニに反感を買いますが、その様なベリーニに一目ぼれし、執拗にベリーニにアタックします。ベリーニは、情熱的で悪魔的ともいえる元高級娼婦の女性で、当時はイギリスの老貴族の妻であったベリーニを、自ら深い傷を負いながら決闘によって夫を倒し、ついにベリーニをものにします。2人は子供を設け、アルジェリアで暮らすようになりますが、子供を事故で失い悲嘆に暮れてパリに戻りました。それ以降もずっと愛人関係が続いているのでした。

リノは、公爵夫人に、ベリーニはきっぱりと別れてきた。今はエルマンガルドを心から愛していると告げ、公爵夫人も信用し、結婚式は無事執り行われます。そして、夫婦はパリを離れ、海辺の小さな城で幸せな新婚生活を営むことになり、エルマンガルドは妊娠して幸せの絶頂にいました。ところが、そこにベリーニが現れ、再会してしまうと、火が付いたように二人の関係が復活してしまいます。夜家をあける夫を尾行したエルマンガルドは、二人の現場を目撃し、流産してしまい、夫婦には深い溝ができてしまいました。

そして、再び冒頭と同じ馬車の中での会話の風景。リノは今では再びベリーニの元に通っていると…。

最後の愛人

ストーリーは、普通の愛憎渦巻く三角関係のお話で、取り立ててどうということは無いのですが、この映画は衣装や、建物や風景が大変美しいのです。そしてそれが引き立つような出演者たち。エルマンガルドを演じた、ロキサーヌ・メスキダなんかは、清純派のほれぼれするような美しさ。そして、リノを演じたFu'ad Aït Aattouは、イケメン俳優ですが、ちょっと病的でエキゾチックな感じも備えています。

そんな中でのアーシア・アルジェント。もともときつめのタイプの顔ではありますが、この役はなかなかハマっています。スペインの例えばカルメンのようなイメージで、高級娼婦かつ男を手玉に取るような悪魔的な女、それで情熱的で火が付いたら止まらないような燃えるような女。それが、19世紀のきらびやかな衣装と、髪飾りで、妖艶に作り上げられています。御見それしましたという感じでした。

監督や脚本もこなすアーシアですが、ますます登りつめて欲しいと思います。アーシアの名前も日本が由来なので、応援していますよ。


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プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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