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「HELLIONS (2015)」 赤い月の光が起こすファンタジー

ファンタスポルトにノミネートされていた作品なので、気になっていましたが、Amazonの会員特典に出ていたので、さっそく見て見ました。2015年の映画で、監督はブルース・マクドナルド。少し、期待して見ています。
ネット邦題:地獄

あらすじ
ドラ(クロエ・ローズ)は入院中の病院の廊下をゆっくり歩いています。そして、過去の映像にフラッシュバックしました。

17歳のドラは、ボーイフレンドのジェイス(Luke Bilyk)とデートしていました。今日はハロウィンで、二人は夜のパーティーに一緒に行くことにして、ドラは予約してあった病院に出かけます。そこで医師のヘンリー(ロシフ・サザーランド)は彼女に妊娠4週間であることを告げます。ショックを受けたドラは家で塞ぎこみますが、意を決してジェイスに連絡。パーティーへの迎えを頼みました。そして、今日は赤い月の夜であることが放送され、日が落ちると不思議な雰囲気の中で、奇妙な仮装をした子供が周囲を歩き回るようになります。

しかし、ジェイスは現れず、何度も現れる奇妙な子供の籠にジェイスの首が入っているのを発見。ドラは警察やヘンリーに連絡します。ヘンリーは怪我を負って家にたどり着きましたが、家に閉じ込められてしまい、ドラの子供が4ヶ月に成長しているのを発見しました。子供たちの襲撃に会い、ドラは何とか一人で逃走して、小さな小屋に逃げ込むと、子供の声で「お腹の赤ん坊の誕生を待ち、ドラの血を捧げ、ドラは死ぬ」という言葉を聞きます。そして、小屋に警察のマイク(ロバート・パトリック)が現れ、妻のシェリーが同じような目にあい、死んだことを告げます。

ドラは、子供たちが塩に弱いことを察知すると、塩を利用して戦い、いろいろな幻影を見ながら戦ううちに、胎児が成長しドラは腹に刃物を何度も突き立てました。ドラは病院で目覚め、起き上がると廊下をゆっくり歩きます。ここで冒頭のシーンに戻り、ドラは廊下の先の新生児室をガラス越しに覗き、赤ん坊を眺めるのでした。



Hellions (2015)

Hellions とは、乱暴者ということで、特に子供の事らしいです。つまり、腕白小僧とか、悪ガキとか、そういったニュアンスかと思います。ここでは、ドラを襲撃する、子供の悪霊どものことでしょう。ストーリーはごく単純で、ほぼ合理的脈絡とかもなく、謎も全く解明されず、赤い月の夜のファンタジーといったところ、また、物語がほとんど展開していかないので、いろいろな幻想が続きますが、正直飽きてくるという感じでした。

この映画は、特筆すべきは映像なのかと思います。白黒に薄い赤を付けたような映像が、野外風景として映し出されます。これは赤い夜の表現ですが、その映像がシュールで幻想的なので、見どころです。月の光の下の森や、カボチャがたくさん転がる畑、そこに現れる餓鬼どもの集団。その中で追われる天使の仮装をしたドラ。そういったところでしょうか。ストーリーを追う訳でもなく、ミッドナイトシアターで、まったりと映像を楽しむといった雰囲気の映画でした。

そういう映画ですから、評価は高い訳ではありません。雰囲気を楽しむのに徹する映画だと思います。受賞はしていませんが、サンダンスやトロントなど、そこそこ有名な映画祭にも登場しています。ファンタスポルトでも、作品賞にノミネートされていますので、映像面で一定の評価を得ていたのではないかと思います。決してストーリーとか演技とかに期待してはいけません。特に途中で登場する男優二人はパッとしません。脚本のせいかもしれませんが。でも、ある部分で見れば捨てがたい作品だと思いました。

2020.5.23 HCMC自宅にてAmazonPrimeよりのパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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