FC2ブログ

「ノー・エスケープ 自由への国境」恐怖と衝撃の88分です

アメリカメキシコ国境の不法移民を題材としたサスペンス。「恐怖と衝撃の88分」というキャッチコピーがつけられていました。監督は、ホナス・キュアロンで、アルフォンソの息子さんにあたり、アルフォンソも製作に参加しています。2015年のメキシコ・フランス合作映画。原題は、Desiertoで、砂漠という意味です。

あらすじ
メキシコ人密入国者の一団がトラックで国境を目指していますが、トラックが故障したため、徒歩で国境を目指すことになりました。何とかアメリカ国境を越えることに成功しましたが、一行は地元のハンター(ジェフリー・ディーン・モーガン)の銃撃を受け、無防備な彼らは次々と射殺されていきます。なんとかハンターと猟犬の追跡を振り切り、夜を迎えたのはモイセス(ガエル・ガルシア・ベルナル)とアデラ(アロンドラ・イダルゴ)の二人だけでした。二人は身の上を語り夜を明かしますが、皆殺しできなかったハンターも、砂漠で夜を明かし、翌日を待って再び行動を開始します。

翌朝、二人はハンターのトラックの盗むことに成功しますが、ハンターの狙撃によりアデラが怪我をし、トラックも横転してしまいます。再び、二人は徒歩で逃げまどうことになり、モイセスは、怪我をしているアデラを連れて逃げることは不可能と考え、アデラを木陰に休ませると、トラックにあった信号銃を発射し、一人でハンターを引き付けて戦うこととしました。猟犬を上手く始末したモイセスですが、それを見たハンターはますます怒り狂います。

砂漠の岩山地帯の逃走と追跡が続く中で、岩の間に隠れたモイセスはサムを奇襲し、そのまま二人とも斜面を転落。重傷を負って動けなくなったサムを、モイセスは敢えて酷暑の砂漠に放置し、意識を失ったアデラを背負うと、砂漠の中を町を目指して歩き始めました。そして、その日も日が落ちたころ、遠くのハイウエイを走る車の明かりが見えてきたのでした。



ノー・エスケープ 自由への国境

砂漠地帯を行くメキシコからアメリカへの不法移民たち。途中トラックの故障で歩くことになり、何とか国境を越えると、地元のハンターに狙われ、丸腰で逃げまどう中、無差別に撃ち殺されていきます。そして、生き残った二人とハンターの追跡劇が始まり…。というお話でした。激突!に似たテイストで、匿名性の高い理不尽な追跡劇に、グレートハンティングみたいなモンド映画の生々しさやドキュメンタリーぽい要素が加わった作品だという印象を持ちました。

今、現実に問題となっている不法移民を題材にしているだけに、よりリアルに感じます。マカロニとかホラーとかあるいは西部劇であればよくある展開ではありますが、それは架空の物語の中でのこと。今を題材に、ドキュメンタリータッチに描けば、当然何らかの主張が入っているという事と思えます。そして、このハンターを見るに、いかにもアメリカでは起こっていそうな話に思えてきました。あのイージーライダーの農夫のように、異質なものに悪気なくライフルを向ける場面を、再び思い描きます。

女性を置いて一人で逃げた時は、酷い奴だと思いましたが、信号弾で自分に惹きつけて戦うということだったのですね。最後は、意外に至近距離に迫られているので、緊張感がかなりありました。気通っても、足場が悪くて発砲できないという状況なのでしょうか。そして、怪我をして動けなくなると、すまなかったと簡単に謝ってしまう男も、いかにも軽い感じで、その程度の考えなんですね、という感じでした。この映画はメキシコ代表でアカデミー賞外国語映画部門にメキシコ代表で出品されました。そのお父さんのアルフォンソ・キュアロン監督は、この二年後に同賞を受賞しています。メキシコ映画目が離せないですね。

2020.4.4.HCMC自宅にてAmazonPrimeよりのパソコン鑑賞
スポンサーサイト



テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR