FC2ブログ

「フェイシズ(2011)」相貌失認が巻き起こすサスペンス

このフェイシズは、ジョン・カサヴェテスの方ではなく、ミラ・ジョヴォヴィッチのフェイシズです。原題は、Faces in the Crowdになります。彼女の作品の中で、アクションしない普通の美しい女性を演じている作品です。2011年の映画で、アメリカ・フランス・カナダ合作。監督はジュリアン・マニャでした。

あらすじ
アンナ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、恋人ブライス(マイケル・シャンクス)との結婚を控え、幸せな日々を送っていました。ところがある夜、連続殺人鬼の犯行現場を目撃してしまい、アンナは、殺人鬼に追われ、その時に負った頭部への衝撃の影響で、相貌失認に陥ってしまいます。警察からの呼び出して、担当刑事のケレスト(ジュリアン・マクマホン)から証言を求められますが、うまく答えることができません。そして、アンナを助けたホームレスの男性も殺されてしまい、職場の学校でも生徒が見分けられず、休職を言い渡されてしまいました。アンナは精神科医のランゲンカンプ(マリアンヌ・フェイスフル)を訪れ、いろいろと識別のアドバイスを受け始めます。その指導で、ブライスの服装もメモを残すようにしたので、自分が識別できるアンナをブライスは治ったものと思い始めました。

再びケレストを訪ねたアンナは、ケレストを識別できることに気づきます。同僚のラニヨン(デヴィッド・アトラッキ)は、アンナを保護しようとするケレストを、アンナに会いたいからだと突っ込みます。クラブでアンナは、ネクタイを見てブライスのつもりで声をかけますが、同じネクタイの別の男性でした。その様子を見たブライスは、自分が判らないアンナに耐えられなくなって、去ってしまいます。そのクラブで友人のフランシーンが殺され、警察が駆けつけると、ラニヨンがトイレから犯人のものと思われる血のついたネクタイを持ってでてきました。ケレストに送ってもらうと、アンナの家にはブライスの衣服があり、服の中から目撃時に奪われたアンナの携帯が出てきました。しかし、アンナはブライスが犯人なら、その時判っているはずだと言います。

ケレストはアンナを故郷の島に連れていき、お互いに惹かれていた二人は共に一夜を過ごします。翌朝、ケレストは髭を剃り落としてしまうと、アンナは目の前にいるケレストが判らなくなっていました。アンナはケレストの家にいるようになると、ブライスからメールで呼び出されました。ブライスはアンナに謝罪をして、プロポーズをしますが、顔が判らなくても愛があれば平気だったと突き返します。ブライスがトイレに立った時、ブライスの携帯に、アンナの名義で愛してると書かれた身に覚えのないメールが送られていたのを見て、これが何かの罠だとアンナは気づきます。店のカウンターにはラニヨンがいました。ラニヨンはブライスを」トイレで殺害し、服を奪ってアンナの目の前に現れたのでした。

店を出て、アンナはネクタイの締め方が違うことに気づきます。その頃、証拠からケレストはラニヨンが犯人だと気づいていました。急いでアンナのいるはずの店へ向かい、アンナも隙をついてラニヨンから逃げ出します。ケレストとラニヨンとアンナが入り乱れての争いとなり、銃口を向けるアンナに、お互いに自分がケレストだと主張します。アンナはラニヨンに発砲しますが致命傷にはならず、ケレストとラニヨンはもみ合いになり、二人とも息を引き取ってしまいました。その後、アンナは、ケレストの島に落ち着いて、教師となり、少しずつ顔が見分けられるようになっていきました。そして、ケレストと間に出来た娘の顔を見て、ケレストとの愛を感じるのでした。



フェイシズ(2011)

連続殺人犯の殺人現場を目撃し、何とか犯人から逃れたものの、相貌失認となってしまったという女性アンナを巡るサスペンス。相貌失認というのを初めて知りました。突然なってしまうと、どういう状況になるのかちょっと予想がつきません。犯人の顔が識別できなくなったアンナが、目撃者としてどういう役割を果たしていくのかという所が見どころで、面白いプロットだと思いました。犯人は割合はやく推測は出来てしまうのですが、確証はないままに、想像しながら見ていくのも、また面白いものでした。ラストはストーリーを生かした、いいエンディングだったと思います。

相貌失認という状況の中でも、愛する人は解るというのが、この映画の面白いところでした。そういう限定された状況の中でこそ、本当に自分の愛している人が解るということです。実際どうなのかはわかりませんが、なかなか納得感のある話ではあります。愛は容貌や欲望だけではないということですね。そうでないと、セリフにも出てきたように、毎日違う男とセックスしている感じになってしまうという事らしいです…。

ヒロインのミラ・ジョヴォヴィッチが、いつものアクション系ではなく、普通の女性を演じていました。それが結構新鮮で、エレガントな美しさが目立っていたと思います。バイオハザードのイメージが強く、今でもアクション系の役が多いのですが、もともと美人ですし、いろんな役をやってもらえると楽しいと思いました。

2020.4.4 HCMC自宅にてAmazonPrimeよりのパソコン鑑賞
スポンサーサイト



テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR