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「ウォント・バック・ダウン ママたちの学校戦争」 変化に向って踏み出すことの重要性

GAYO!無料動画のリストを見ていると、見つけました。マギー・ギレンホール!決して美人とは思いませんが(失礼!)昔、「セクレタリー」を見て気になる女優さんの仲間入り。今回は、ヴィオラ・ディヴィスとの共演というのも興味津々です。おまけに、ホリー・ハンターも出ているとなると、これは必見です。

あらすじ
昼は中古車ディーラーで事務員をし、夜は酒場でバーテンダーをしているシングルマザーのジェイミーは、公立小学校に通う娘がやる気のない教師たちから満足な教育を受けていないと不満を抱く。同じ小学校に子どもを通わせている同校の教師ノーナも同じ不満を抱き、2人を中心とする親たちのグループは小学校に対し、教育現場の改善を求める。だが校長ら小学校の上層部や教員組合から猛烈な抵抗に遭い……。


冒頭は、シングルマザー、ジェイミーの朝の忙しい光景から。マギーらしいバタバタ感が楽しく撮られています。学校では一人娘のマリアは、識字障害もあり落ちこぼれ、教師もロクな指導をせず、友達からもいじめられている様子です。けなげなに頑張る娘の将来を守るために立ち上がるジェイミー。一方、この学校の教師であるノーナ(ヴィオラ・ディヴィス)は、かつては理想をもって教育に取り組んでいましたが、今や夫婦関係はうまくいかず、子供も落ちこぼれてしまい、困惑の中で教師を務めていました。2人は有名な私学の転入抽選会で会いお互いの目的を確認、現状の学校を変えるべく立ち上がりました。

そして、子供たちの親の署名集め、教員のシンパの囲い込み、集会、を重ね、全く動かないお役所と交渉、学校改革のための膨大な改革案を作成し、教育委員会の審問会の開催に向けて活動を開始しました。生活の維持に汲々とする教師たちを束ね、教員組合の痛がらせや抵抗を乗り越え、目標に向けて進んでいきます。そして最後には、嫌がらせも露骨になり、ノーナは解雇されるまで至りましが、すでに大きな流れとなっている改革の波は、保守的な役人や組合を敵に回し、最後に勝利を勝ち取りました。

ストーリーとしては、見事なサクセスストーリーで、その成功までの紆余曲折が、力強くかつ楽しく描かれています。

ウォント・バック・ダウン

原題はそのまま「Won't Back Down」つまり、「引き下がるな」です。

やはりこの映画のメインの流れは、理想を掲げ、少しでも社会をよくするために前進することの重要さ。冒頭の自動車販売店の店主の言う、ガンジーの「変化であれ」という思想のもと、とにかく一歩でも前向きに進もうという力の重要性です。その原動力は、彼女たちにとって子供たちへの深い愛情でした。

ガンジーの言葉を引用しておきましょう…

You should be the change that you want to see in the world.
世界に変化を望むのであれば、みずからが変化となれ。



一方、アメリカの底辺の学校事情。70%が文字も算数もできずに小学校を卒業するという現実。刑務所の設計者は、小学校生徒の落ちこぼれ状況を見て、その地区の刑務所の部屋数を決めるという現実。それを改善しようとしない学校組織。役所の対応の遅さと複雑さにより、規定通り手続きを進める間に、自分の子供たちの在学期間は終わってしまうという現実。子供のためという尺度ではなく、自分の雇用確保と生活、年功序列を一番に考える教師と組合。これらのアメリカの底辺の学校における現実もあわせて描かれ、興味深く見ることができます。また、注釈に、この映画は、実際の事件にインスパイアされたとあります。

そのような組織の中にいる人は、もともとそういう人たちであったのではない。かつては理想に燃え、職務に励んでいたのですが、いろいろな生活環境により、理想は消えてなくなり、現状の維持を何とかしていかないといけない。そういう人たちでした。そして、それを変える原動力は、子供への深い愛情と、未来を育てることの重要性を何よりも第一に認識した時にこういう活動に至ったということが描かれていました。

キャストとして目立っているのは、まずはマギー・ギレンホール。最初から最後まで出ずっぱりですが、良く動きまわり、この映画の推進力になっています。ヴィオラ・ディヴィスは、マギーの同志として実際の教師の立場で支えていきます。その他、目立ったのは、自分の主義から活動になかなか乗っていけないが、教師の仕事に情熱を持っており、賛同してマギーを助けるオスカー・アイザック、ノーラの同僚で、孤立しがちな活動の中心となっているノーラを助け、現実の教師の立場で仲間をまとめていくロージー・ペレス、組合の立場からマギーの敵の立場となりますが、マギーたちの行動に共感を持って見ているホリー・ハンターといったところでしょうか。

そして何より、冒頭からラストまで、可愛らしさを振りまいている、マギーの娘役のエミリー・アリン・リンド。この物語の影の主役ですね。
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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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