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「女怪盗エイミー」 うらぶれた雰囲気のインディペンデント

アメリカのインディペンデント映画。評価は高くありませんが、何か楽しみがありそうだと思って鑑賞しました。Amazon Primeで最近登場した作品。2016年のアメリカ映画で、監督は、ニール・ダンドです。原題は、Crooked & Narrowですが、曲がりくねって狭いということで、何かを象徴しているはずです。

あらすじ
十数年ぶりに故郷の町に戻ってきたエイミー(リンジー・ゴランソン)は、収監中の父パット(ピーター・メーレ)と面会。父が関わっていた賭場を襲うため情報を得ようとしますが、警戒が厳重ため、比較的容易なターゲットについてウィルソン(ジョン・フレダ)から情報を得るよう言われます。その情報でまずは宝石店に押し入り、ひとまず収穫を得たエイミーですが、途中でしくじった仲間を非情にも射殺してしまいました。

町の裏側は悪徳警官のマーサー(ブライアン・アンソニー・ウィルソン)が牛耳っていました。マーサーはかつては悪徳警官で幅を利かせていたパットの部下で、その仕事ぶりはパット直伝のもの。町のゴロツキから一定のあがりを上納させ、痛めつけている巨漢警官です。マーサーは町に帰ってきたエイミーに目をつけ関係を深め、従わせようとしますが、エイミーはこれをはねつけます。マーサーはウィルソンからエイミーの次のターゲットを聞き出すと先回りし、エイミーの仲間を射殺。察知したエイミーは難を逃れ、父に再開し、今やマーサーが仕切る賭場についての情報を聞き出しました。

マーサーもパット収監された刑務所を訪れ、所内の手下を使ってパットを殺害。これを知ったエイミーは計画を実行に移し、マーサーの部下の射殺に始まり、賭場を急襲し、逃れたマーサーも追い詰めて射殺。そして、裏切ったウィルソンまで始末し、町を出ていくのでした。



女怪盗エイミー

冒頭の入り方はまずまずいい雰囲気で、ちょっと安心します。最初の刑務所での面会の会話こそ、とってつけたような感じで、今一つたどたどしいのですが、その後はカメラワークと雰囲気がなかなか良くて、作品の世界に入っていけました。雰囲気は、何か昔々場末のタバコ臭い湿った雰囲気の映画館で、時間をつぶしている感じを思い出させるもの。セリフも音楽もアクションもすべてそんな感じです。まったりと画面を眺めながら、ストーリーを追っていきました。

そのストーリーですが、あまり必然性を感じないものです。おばさんの風格のあるエイミーが、悪徳刑事マーサーと対決する図式ですが、まぁ父の仇という所でしょうか?彼女の行動は決して正義の為ではありません。非情な犯罪者であるおばさんが小さな町の裏側で暴れまわったという感じ。どこに感情移入するわけでもなく、とりとめもなく移ろう画面を眺めている感じでした。エイミーが殺害する場面は、どれもあっさりしています。有無を言わさず淡々と殺していく感じでした。マカロニウェスタン的雰囲気もあります。

最も目立つのはブライアン・アンソニー・ウィルソンでしょう。このプロレスラーのような俳優は、バイプレイヤーで活躍中のようで、夥しい数の映画に出ています。初登場はケヴィン・コスナーのポストマンのようです。演技も大変良かったです。主役のリンジー・ゴランソンは、日本ではエンド・オブ・ニューヨーク(原題:Retina)(2017)という映画がDVD発売されていました。今回見た映画では下層のおばさんという感じでしたが、Retinaの予告編を見ると、ちょっとした美女のようです。ということで、逆に今回のエイミーの役作りは大したものだと思ったのでした。インディペンデント映画をたまに見ると、いろいろ楽しみがあって面白いのです。

2020.3.3 HCMC自宅にてAmazon Primeよりのパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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