FC2ブログ

「愛の解体新書」美男美女による倒錯愛

GAYOのテーマ別の映画分類に、「ちょっぴり過激な映画セレクション」があり、大人向け映画ということで、裸体や背徳感のある映画を集めたコーナーがありますが、その中の1本。原題は、「Le Sentiment de la chair」で、「肉体の感傷」ということになりますか。
フランスのエロスの映画。一部の映画祭にも出品されたもののようです。あらすじを見ると面白そうでした。

あらすじ
恋人の身体の中まで、愛したいという性的倒錯の世界にのめりこんでいった二人が選んだ衝撃の愛の形。医者であるブノワと人体の解剖図を学ぶ学生ヘレナ。恋人の身体の細部まで観察し、その曲線、筋肉の付き方、ほくろの位置、腕に浮かぶ血管のあとを記憶しデッサンするヘレン。一方で、ヘレナをCTスキャンにかけ恋人の身体の構造や内臓に見とれるブノワ。二人の遊戯は次第にエスカレートしていき…。



冒頭から肉体の曲線を象徴するような画面からスタートしでいきます。解剖図を学ぶヘレナは腰痛を訴え、解剖学の教授のブノワのもとに。ヘレナは肉体の内部の細かいところに大変興味があるようで、自分の7体をまさぐる手つきにも独特のものが感じられます。ブノワもヘレナのレントゲンの機械で、全身を嘗め回すように撮影します。そのような2人はやがて相手の嗜好を気づくことになり、関係を持ちます。

最初は正常な関係で、普通のじゃれあう若いカップルのようです。このあたりは、露出度満開で、楽しそうな濃密なセックス描写が続きます。男はベッカムタイプ、女はこれがまた、私にとってはストライクゾーンに入っていて、見ていてなかなか楽しい...。アナベル・エトマンという女優さんですが、それほど出演作は多くないようですが、ちょっとチェックです。

さて、もともとそういう肉体(内臓や骨格)フェチの嗜好を持った二人ですから、徐々に次のステップへと進んでいきます。ヘレナのマンションの住人で、愛する奥さんの遺灰を食べた男が瞬間登場しますが、これが一つのテーマを暗示します。ブノワは体の内部を見るための医療機器を個人的に取得しようという意欲を見せ、ヘレナは体の内部への興味を募らせていき、結局2人は夜のMRI室に忍び込み、彼女の体内を長い時間かけて見ることに。男は明らかに興奮しているようで、造影剤の投与が過剰で彼女は昏睡状態に。

愛の解体新書

次のステップは、内視鏡への興味と移るわけですが、ブノワはこのままいくと破滅的な結末を迎えることを予期し、これ以上の付き合いを拒み始めます。一方で、へレナはポータブルな内視鏡を大学から持ち出し、窃盗でとがめられることに。彼女はさらに、横たわる人体模型で、蓋をあけると内臓の位置がわかるものに興味を示し、2人はその前で求め合ってしまうという状況になっています。あなたが内視鏡で私の中を見て、それから私はあなたの中に入り込み、あなたの一部となる。まさに前に出てきた妻の遺灰を食べた男と同じ状況を求めているようです。

内視鏡は結局使われませんが、彼女が親の葬儀のために一時的に国に帰ると、男は彼女を拒絶したにも関わらず、こんどは喪失感で何をしても手につかない状態。ミスで大学の上司に咎められ、黒人女性からは考え方の異常性から気味悪がられることに。彼女が帰ってきても、意識的に遠ざけようとし、すれ違いも発生しますが、最後に彼女の執拗な要求に抗しきれず、ついに一線を越え、内臓を愛するプレイへと達してしまったのでした。

とまぁ、そういうお話でした。話の筋としては単純で、一線を越えてしまう男女をいろいろな背景や葛藤から描いていく感じです。向かう方向が異常なフェチズムなので、衝撃的ですが、SMを嗜好するカップルとも似ていますし、医療フェチのプレイというジャンルもありますので...。また、肉体解剖という異常さとエロさの背後で、いろいろな感情が散りばめられ、AV的なものとは違い、しっかりした構成で描かれています。ただ、この嗜好は決して一般的に理解されるものではないと思うので、共感をえられるかというと、それはなかなか難しいでしょう。

そうそう、見ていて古い人が良くカラオケで歌っていた、「骨まで愛して」というヒット曲を思い出しましたよ...

ほぼ全編にでているアナベル・エトマンさん。ちょっとジュリエット・ビノシュ的な面影があって好きなタイプなので、またどこかで見ることはないかなと期待します。多くの場面で美しい肉体を披露してくれるので、うれしい限り。彼女は腋の下にホクロがあります。

【リスト】 ① 裸のエロスを見る作品
スポンサーサイト



テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR