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「悲しき玩具 伸子先生の気まぐれ」古川いおりの演技に注目

昨年、ポレポレ東中野で上映された、城定監督のオリジナルビデオ作品をいくつか見ていこうと思い立ちました。ちょっと質が高い、エロスの映画を期待しながら、出演する女優さんたちの映画での演技をいろいろ見てみたいという所です。2015年の作品で、古川いおりの主演になります。

あらすじ
高校の国語教師・伸子(古川いおり)は、母子家庭で育ち、厳格な母(佐々木真由子)に躾けられていました。母の言われたことに常に従い、母の選んだお見合い相手と付き合っていましたが、それは厳しく躾けられた中での処世術のようなものでした。伸子は毎晩母が寝付いてしまうと、テレフォンセックスに興じ、自分の自由な意志と、その意思を抑圧する毎日の葛藤を解放していたのです。

ある日、伸子はクラスの生徒で、いじめの対象となっている内山が、授業中に伸子を見ながらオナニーしているのに気づきます。伸子は内山が鼻血で保健室に一人休んでいる時、内山がベッドの上で伸子の写真を見ながらオナニーしているのを発見。内山に自分の体を触らせ、最後まで行かせてくれたら何でも言うことを聞くという内山を射精させます。それから、伸子は内山をオモチャ扱いし始め、お見合い相手とのセックスを見せたり、保健室でお互いに手で行かせ合ったりしますが、決してセックスはさせず、内山が伸子に愛していると言えば、愛のあるセックスは彼女としなさいと取り合いません。

ある日、内山の母が教室に怒鳴り込んできます。しかしそれは、内山との行為が発覚したのではなく、いじめの対象になっていることへのクレームでした。そして、内山は親から学校を退学させらてしまいました。数日後、内山は放課後の学校に現れ、伸子にアメリカ留学することを告げます。少し彼が大人になったことを感じた伸子は、一度だけのセックスを許し、翌朝内山はお礼のメモを残して旅立っていったのでした。何か吹っ切れた伸子は、母と対等に口を利くようになり、これからは自分の意思で行動すると誓うのでした。



悲しき玩具 伸子先生のきまぐれ

城定秀夫監督、古川いおり主演のオリジナルビデオ。まずは、古川いおりの演技に注目しましたが、AVの時のちょっと可愛い子的な演技とは違って、真面目な女の演技をしていました。そりゃ、当たり前ですが…。もともと真面目そうな顔立ちだけに、メガネをかけて教師役をやれば、かなりイメージがあいます。勿論、AVでよく見る女教師像ではなく、普通の映画に出てくる教師の雰囲気です。生徒指導の雰囲気とかも、かなり板についている感じで、ちょっと驚きました。AV以外のオリジナルビデオへの出演は、かなり多いので、演技力は高いと思いました。

ストーリーは、母の呪縛を脱する娘の物語という所が基本骨格だと思います。すっきりと語られるという事では無いのですが、お見合いの相手とのセックスに反応しない自分をはっきりと自覚したのち、内山君が自分の意思でアメリカ行きを決めたという所が、彼女にとっての転機となったようです。勿論その後のセックスも含めていろいろと複合的要因もあると思います。実際の世の中でも、心境の変化の要因が、はっきり一つに決まる訳ではないことは多く、何やかやいろいろあってという事も含まれます。その後の母とのやり取りもなかなか面白かったです。

この映画には、題名となった石川啄木の歌集である、悲しき玩具からいくつかの歌が、画面に文字で示されますが、これがその時々の映像エピソードとマッチすると、パロディのような味があって、思わずニヤリとしてしまいます。ここはうまいと思いました。それから、伸子の内山君への接し方にも、そこかしこに失笑してしまうような部分があり、お色気コメディ的な要素もかなりありました。全体的に、いろいろな細かな仕掛けもあり、演技もストーリーも良くまとまった作品になっていると思いました。

2020.1.1 HCMC自宅にてAmazonPrimeよりのパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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