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「七年目の浮気」 男の妄想とマリリン・モンローらしさとは

この映画は、新年の初鑑賞でした。おめでたい日なので、明るい映画ということで、ビリー・ワイルダー監督のコメディです。というか、マリリン・モンローがお目当てです。1955年の映画で、トム・イーウェルが、ゴールデングローヴ賞で、コメディ・ミュージカル部門の男優賞を獲得しました。

あらすじ
マンハッタン島に住む男たちは、毎年夏になると女子供を秘書に送り出し、男は島で独身を謳歌します。 ニューヨークの出版社に勤めるリチャード(トム・イーウェル)は、妻子を送り出しアパートに戻ると、ゆったりと寛いでいました。上階に住むカウフマン氏はバカンスで不在。そこに、留守期間中、若いブロンド美女(マリリン・モンロー)が部屋を借りて住んでいることを知ったのは、上階から植木鉢が落ちてきた時の事でした。さっそく家に招待すると、ラフマニノフのピアノ協奏曲をかけてムード造り。自ら想像力逞しくして盛り上がりますが、やがて我に返ると彼女を部屋に返します。

翌朝、出版社に出社したリチャードは、出版予定のブルベイカー博士の原稿に、結婚7年目の男の浮気心を「7年目の痒み」と説明しているのを読み、結婚7年目の自分は良心を責められます。妄想が加速するリチャードは、ブルベイカー博士(オスカー・ホモルカ)との打ち合わせの時、症状が加速していることを指の痙攣から知り、いてもたってもいられず妻に電話をかけると、作家のマッケンジーとドライブに出かけたとのこと。アパートに戻ったリチャードは、階上のブロンド美女さそって映画館に行くと、明日は撮影だから早く休むという彼女を引き留めて部屋に招き、冷房が無く暑くて眠れないという彼女を部屋で寝かせます。

翌朝、再び妄想に囚われているリチャードのところに、マッケンジー(ソニー・タフツ)が突然訪ねてくると、彼が妻と浮気しているという妄想で殴ってしまい、気絶しているのを見て我に返ると、自分は本当に妻子を愛していることに気づき、ブロンド美女に送られて避暑地へと急ぐのでした。



七年目の浮気

新年最初の鑑賞の、ビリー・ワイルダーの楽しい喜劇です。ストーリーは極めて単純で、妄想癖のある男が、妻と子を避暑地に送り出したサマーシーズンに、上の階に越してきた美しい女性に惹かれたり、妻の不倫を疑ったりと、すべて男の妄想の中で話が進行し、右往左往するお話でした。最後に、マリリン・モンローが、なんだかんだで揺れている男役のトム・イーウェルの本心、妻への愛を認め、好意を持ち始めたものの笑顔で送り出すという、ほのぼのした単純なお話でした。

勿論お目当てはマリリン・モンローで、どう見てもマリリン・モンローの為の映画のような雰囲気です。そして、地下鉄のダクトから出てくる風でスカートがめくれる有名なシーンがある映画でもありました。この映画でのマリリン・モンローは、いままで持っていたイメージよりは、ちょっとふくよかな感じがします。音楽も面白く、最初はマリリン・モンローの気を惹くために使っていたラフマニノフが、話が進むと、悪い場面の効果音になってくるところが面白いところ。

一般的なイメージのスカートがめくれるシーンは、スチール写真のもので、映画には出てこないのですね。あの写真のシーンを期待しましたが、風の吹く瞬間は、ほぼ足元だけのシーンでした。またこの時期、彼女の精神状態は不安定になっていたようで、いろいろと大変だったようです。いずれにしても、彼女の絶頂期の作品には間違いなく、マリリン・モンローは普通にしているだけなのに、男が勝手な想像で盛り上がる映画。いろんな意味で、マリリン・モンローのイメージ通りで、それを映画としても確認出来て良かったです。

2020.1.1 HCMC自宅にてAmazon Primeよりのパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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