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「ホラー・シネマ・パラダイス」 コアなファンに受けてしまう映画?

ここのところ映画を見る時間がとれず、少し遠ざかっていましたが、土曜の朝久しぶりの鑑賞です。GAYO!無料動画からの「ホラー・シネマ・パラダイス」。ホラー映画通にとっては面白い映画だと思われるのですが、果たして…。

あらすじ
ある町の小さな映画館。父親が愛した廃館寸前のこの場所を、なんとか存続させようとするデボラだったが、犬猿の母親タミーが売却を決定。勝手に契約を結んでしまう。これに激怒したデボラは、かっとなり思わず母親を惨殺!そして、この一部始終を誤って劇場の大スクリーンで上映してしまう。事態に愕然とするデボラ。彼女が恐る恐る、劇場を覗き見るとそこには、殺人映像に熱狂する観客たちの姿があった…。



という、内容でスタートし、その後はデボラはホラー映画の神が乗り移ったように、監督業に邁進することになります。ところが、最初のきっかけが実際の殺人事件でもあり、次々と製作される短編はどれも実際の殺人を映したもの。観客にはそのリアルさが大うけでした。ホラー映画の大ファンだったスティーブンは、デボラの熱狂的なファンとなりますが、自分の友人が行方不明となるに至り、その実態を悟ります。そして、デボラの観客全員を出演者に仕立てる新作(撮影)がスタートし…。

「ホラー・シネマ・パラダイス」は邦題で、もちろん「ニュー・シネマ・パラダイス」のパロディですが、原題は、「All About Evil」で、これは「All About Eve」ですね。この邦題を見ると、ホラー版「ニュー・シネマ・パラダイス」を連想し、頭の中で二つの要素が融合しますし、実際古い映画館と映写技師が出てくるあたり、この邦題よくできていると思います。2015年に、「未体験ゾーンの映画たち」の一つとして、日本でも上映されました。

主演は、ナターシャ・リオン。かつては、ラブコメなど、若者向けの映画が多かったのですが、一時期の低迷(スキャンダル?)のあと復活し、現在は出演本数も相当多くなっているようです。個性的な女優さんですね。

ホラー・シネマ・パラダイス

さて、感想ですが、ストーリーや全体の構成は、正直いかがなものか?というところ。最初からホラーコメディ全開でスタートしてしまうので、次々とあからさまな犠牲者候補が登場しますが、ああ、こいつもやられるのだな…と見えてしまうので、ストーリーを追ってしまう限りでは、さっさと進めてくれーと言ったような、まどろっこしさが付きまとってしまいます。ラストも、これで終わり、せっかくここまでやったから、もっといろいろ見せてくれよ!という感じでした。主たる人物がみんな死んじゃったので仕方がないのですが…。

とはいえ、一つ一つのエピソードはとても面白いのです。ホラー通ではないので、指摘できないのですが、いろいろなシーンのパロディが入っているのでしょうね。したがって、筋を追うより、そちらを楽しむ映画の様です。

ナターシャの怪演はなかなかのもの。相当に見ごたえあります。気弱な女性が、一気にセレブに変貌する変わりようです。双子の姉妹、ヴェダ・ヴェラの雰囲気がとてもいい。彼女たちは本当の双子の女優さんですね。2人並べば「シャイニング」という感じ。クレアと取り巻きは、「ミーンガールズ」ですか?

製作されたホラー短編が、映画鑑賞前のマナービデオになっているのが、なかなか洒落ています。携帯電話を鳴らすとこうなるよ、とか、おしゃべりするとこうなるよとか…。その短編の題名が「二都物語」や、「じゃじゃ馬ならし」のパロディだったりする。女性の胸のことを「titties」というのですね。two cities が two tittiesになっています。(笑)

そんなこんなで、実は見どころ盛りだくさんでもありますので、これらのパロディについていけるファンだと、たまらなく面白いのではないかと思います。私は、何が何のパロディなのか、ほとんど指摘できませんが…。
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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