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「コンチネンタル」 素晴らしいデュエットと群舞に釘付け

フレッド・アステアジンジャー・ロジャースコンビの、記念すべき初主演作品です。1934年の映画で、RKOで製作されました。監督はマーク・サンドリッチで、The Continentalが、オスカーの歌曲賞を受賞しています。なかなか楽しそうな映画です。

あらすじ
アメリカの名ダンサーのガイ・ホールデン(フレッド・アステア)は、親友のエグバート(エドワード・エヴァレット・ホートン)と一緒にロンドンへ帰る途中で、税関で美女(ジンジャー・ロジャース)に一目ぼれしてしまいます。彼女を手助けしようとして、誤って服を破ってしまったガイは、彼女にすっかり嫌われてしまい、未練の残るガイは、ロンドン中を探し回ることに。ある日、偶然彼女と出会いますが、名前がミミとわかっただけでさっさと逃げられてしまい、ますますガイの想いはつのっていきました。

実は、彼女は親友のエグバートの法律事務所に離婚の相談に来ていたのでした。エグバートはミミの伯母ホーテンス(アリス・ブラディ)から、夫に取り合ってもらえない姪を救って欲しいと頼まれ、精一杯知恵を絞って、トネッティ(エリック・ローズ)という女性を楽しませるのが仕事の男を雇い、ミミと偽装で一晩過ごさせ、夫に知らせて、離婚を成立させようと企てます。そして、舞台のリゾートに落ち込んでいるガイを連れて出かけたのでした。

ホテルで出会ったガイとミミは、ガイの熱心なモーションもあって、関係は進展しますが、ふとしたことから、ミミはガイを偽装の相手と勘違いし、蔑むようになります。そこに本物のトネッティが現れ、ガイが真剣に口説いていたのを知るとすっかり仲良くなり、ミミが無事離婚出来たら結婚しようと約束、陽気に夜を明かしました。そして、翌朝ミミの夫が現れますが、エグバートの演出の目論見は外れ、夫は離婚を認めません。ところがたまたま給仕の口からミミの夫に別の女性がいることが露見してしまい、ミミの方から離婚する理由ができて、めでたく解決したのでした。



コンチネンタル

アステア、ロジャーズコンビの1934年の初主演作品です。アステアは、姉であるアデールが、1931年に結婚を機に引退したことから、舞台から映画へと転身を決意。1933年に、スクリーンデビューし、RKOと契約後、ジンジャー・ロジャースとコンビを結成したのでした。コンチネンタルの原題は、The Gay Divorcee。アステアが1932年に主演したブロードウェイミュージカル「The Gay Divorce(陽気な離婚)」の物語を基に、アステアとロジャーズの初主演作品として制作されることとなりました。曲は、「夜も昼も」以外は、すべてオリジナルに入れ替えられたとのことでした。

さて、お目当てのアステアのダンス。最初はレストランで、自分が有名なダンサーであることを証明するためのソロ。そして、ロジャーズに猛アタックをかけている時のデュエット。最後にコンチネンタル。心に残る3つの場面です。ソロのキレのいいダンスも見ものですが、やはりデュエットが素晴らしいです。そして、大詰めのコンチネンタルは、ヂュエットで幕を開け、その後群舞となり17分間続きます。この豪華な映像展開は圧巻で、ため息がでるほど美しいものでした。

このコンチネンタルの踊りの17分間を見るだけでも、この映画を見る価値があると思います。そして、そこまでは楽しく陽気なコメディが展開していきます。コンチネンタルは、芸術的な群舞で、ヨーロッパからアメリカに渡って発展していった、文化の伝統を感じます。この、アステア、ロジャーズのコンビは1939年まで続きました。そして、これが1930年代のアステア・ロジャーズの黄金時代の幕開けとなりました。

2019.11.17 HCMC自宅にて Amazon Prime よりのパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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