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「ソフィー・マルソーのパシフィック通り」 いろいろと悩み多い映画でした

Amazon Primeで見つけた変な邦題の解明に興味をそそられ、「ソフィー・マルソーのパシフィック通り」という映画だったので、ソフィー・マルソーに惹かれて見始めました。正直、IMDbの点数が、3.5という、なかなか見ない点数であったので、ちょっと怖かったのですが…。1990年のベルナール・シュミット監督による作品。アメリカが舞台のフランス映画です。

あらすじ
パリの母のレストランでウェイトレスをしていったベルナデット(ソフィー・マルソー)は、退屈な毎日に耐えかね、客のアメリカ人の誘いでアメリカに旅立つことにしました。しかし、一緒に行くはずの友人は直前にドタキャン。ロサンゼルスに着いても、カナダから迎えに来るはずだった、友人の恋人であるベン(アダム・コールマン・ハワード)は、車の故障で現れませんでした。ベルナデットは母の友人シャーリー(Virginia Capers)の豪邸に行き、歓迎してもらいますが、シャーリーはすぐにダイエットのために入院するとのことで、ひとり残されてしまいます。グリーンカードの無いベルナデットは働くこともできず、ロサンゼルスの堅苦しい生活にもなじめず、退屈な日々を送るうちに、偶然ベンと出会って関係を持ちますが、翌日にはすれ違いの中でベンと別れてしまいました。

再び一人になって所在ないベルナデットは、家に戻ってみると、パスポートや財布、鍵まで失くしたことに気づきます。ドアを壊して家に入ろうとすると、警報が鳴り警察に連行されそうになりますが、途中でベンの行きつけのリサ(アン・カーリー)のレストランで身分を証明してもらおうと、立ち寄ると、ちょうどパスポートを持ってベルナデットを探していたベンとも出会い、無事解放されました。そして、リサはベルナデットの心中を察し、レストランで雇ってくれます。翌日からようやくアメリカでの生活に馴染み始めたベルナデットに、益々想いを寄せるベンは再びアプローチを開始します。ベンに怒りを覚えていたベルナデットも打ち解けてはきますが、肝心なところですれ違いが続き、ベルナデットは結局パリに帰るか、ベンを認めて付き合うか悩みます。そして、彼女はいつのまにかベンのトレーラーハウスの前に立ったのでした…。




ソフィー・マルソーのパシフィック通り

Amazon Prime では、「太平洋の柵」と題名が翻訳されています。字幕だけでなく、題名までも自動翻訳か?という感じです。変な邦題がついていることはよくありますが、そのあたり、もう少し何とかならないのかなと…。という訳で、原題は「パシフィック・パリセーズ (Pacific Palisades)」で、ロスの海岸通りの名称。この邦題と、IMDb 3.5点という低評価と、微妙にアスペクト比がおかしいかも…という画像で、前途多難と思いながら、ソフィー・マルソー目当てで見始めました。いきなり、雑で感情移入しづらい導入部で、見続ける意欲が50%そがれる程、やる気無さそうなスタートでした…。

さて、ロスに来たフランス人の女性の孤独。パリのアメリカ人の逆。アメリカになじめず、全てが退屈でつまらないようです。いやま、見ている方も、何だかなあ…という感じで、退屈でつまらなくなります。パリとは違う環境で、ホームシックになり、大変親切だがよそよそしい人たちに馴染めません。パリでは何でもアリで、アメリカは何をするにしてもルールがうるさい。羽目も外せないという感じのようです。とりあえず見ていて、何のためにこの映画を作ったんだろう?ただ、ソフィー・マルソーの為?などと頭の中で疑念が渦巻いていました。

どうやらテーマは、ヨーロッパ人にとってのアメリカ体験の違和感ということのようです。でも、表現がこれでいいのかな?ちょっとロードムービー的に雰囲気を出しながら「パリ・テキサス」みたいな静かな感じを狙ったのかな?とも思いましたが、それにしても雑で、絵も良くなくて、と思います。アメリカの街にフィットしない女性をずっとみているうちにストレスが溜まります。そしてベンに出会い、警官に手錠をかけられてやっと話が動き始めました。リサの店でウエイトレスを始めると、リサの店に集まる訳ありの人々が、居酒屋に集まる常連さんみたいで面白いです。ソフィー・マルソーは浮いていますが、逆に客にも気を使われてますかね…。

そして、いろいろすれ違いの末、パリに帰ろうとしましたが、結局彼を認めて彼の車へ。いかにもフランス映画らしい終わり方で、ひさしぶりにやられた感じです。最後の方になって、絵もちょっと洒落てるねと思い始めました。それにしてもだ…。何を見てきたんだろうという思いは消えず、ロサンゼルスが舞台の、フランス語ばかりのフランス映画でした。エンディングの曲はなかなか良かったです。ソフィー・マルソーが出ているというだけで売れた時代ではないかと思いますが、日本公開もあったんですね。レストランを仕切っているアン・カーリーは、とてもいいと思いました。主人公も、見ている観客も彼女に救われました。

2019.11.16 HCMC自宅にて Amazon Prime よりのパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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