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「ザ・チャイルド(2012)」 後味の悪いホラーのリメイク版

有名なスペインの同名のホラー映画のリメイクとの事。元の映画は見ていませんが、かなり後味の悪い映画らしく、こころして見始めました。2012年のメキシコ映画で、監督はマキノフです。

あらすじ
妻が臨月のカップルのフランシス(エボン・モス=バクラック)とベス(ヴィネッサ・ショウ)は、孤島への旅を計画していました。ボートをチャーターした2人は、島に到着。ボートが帰っていくとさっそく村の中へと入っていきます。レストランで一休みしますが、店員は誰もおらず、フランシスが人を探しに行ったときに、女の子がベスのそばに寄ってきて、ベスの臨月のお腹に語り掛けるように寄り添っていきました。二人はレストランを後にしてホテルに向かいますが、その間も子供しか見かけませんでした。そして、ホテルのレセプションで人を呼んでも誰も出てきません。不審に思って、部屋を覗いて回っているうちに突然一人の男と出会いました。

男は、昨晩急に子供たちが凶暴になり大人を次々と殺し始めたと告げます。それには誰も抵抗できないのだと。3人は島を脱出すべくホテルをでますが、そこに男の娘がやってきます。そして、娘が男に来て欲しいと告げると、その純真な顔を見据え、二人の制止を聞かずに娘についていき、間もなく叫び声が上がりました。二人は脱出しようと港に向かいますが、そこにはたくさんの子供たちが待ち構えていました。港で車を見つけ、子供たちを振り切って他の村に向かいます。そこには大人がいて、子供たちも普通でしたが、やがて凶暴な子供たちがやって来てその村の子供に静かにテレパシーで何か伝えています。二人は慌ててその村を脱出し、港に戻ると警官の死体から奪ったピストルを持って籠城しました。

子供たちに包囲され、銃を持った一人の少年がベスを撃とうとした時、フランシスは少年を射殺します。子供を撃ったことでベスはヒステリーを起こしますが、やがて収まると、今度はお腹の中の胎児が暴れだし、ベスを殺してしまいます。最初のレストランで、ベスの胎児は凶暴化のテレパシーを送られていたのです。翌朝、すべてを失ったフランシスは、襲ってくる子供を容赦なく殺しながらボートで逃げようとしますが、昨夜発したSOSによって現れた警備艇が、子供を殺戮しているフランシスを異常者と見て射殺します。しかし、上陸した警官はすぐに子供に殺され、子供たちは警備艇を奪い、本土へと意気揚々と進軍していくのでした。



ザ・チャイルド(2012)

1976年スペイン映画のリメイク版で、元の作品は未見ですが、ほぼ忠実にリメイクされているとのことです。旧版は戦争の犠牲になった子供の映像が冒頭に流れるようで、その子供たちの復讐ということが暗示されるとのこと。このリメイク版では、その映像はありません。普通にホラーとして成立する話になっていて、そこは却ってこのテーマが広がりを持つことになって良かったと思いました。

事実、その後も各地の戦乱での子供の犠牲は続いていますし、自爆テロに使われるに至って、旧版の意図を超えた様な悲惨な事態や、恐怖の対象ともなるような事態になっています。この映画の表現から、子供の前では大人がなすすべもなく殺されてしまうという現象は、大変説得力がありました。自分の子供であれば、とうてい無理でしょう。フランシスにはしがらみがない分戦えましたが、自分の愛妻が殺されて初めて戦えたということでした。

テレパシーのような形で子供の変化は胎児へさえも伝染していきます。これから船で乗り出していくが、どういう展開となるか?未知数な怖さがありました。

実際子供が悪役になるドラマやホラーやSFも数多くあり、その純真無垢さが恐怖の題材になっていきます。このチャイルドはあまりにもストレートなアプローチなので、純粋な迫力のあるストーリー展開が成立していると思いました。

2019.11.4 HCMC自宅にて Amazon Prime よりのパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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