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「母の残像」 偉大な母と、残された男たちの鬱屈した姿

以前に、映画館で予告編を見たことがありました。そして、Amazon Prime特典にも出ていたので気になっていましたが、休日の空いた時間に、ついに見てみることにしました。2015年のヨアキム・トリアー監督の作品です。

あらすじ
若き大学教授のジョナ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、出産を終えた妻エイミーを見舞い、病院内で元恋人のエリン(レイチェル・ブロズナハン)と再会しました。ジョナの母・イザベル(イザベル・ユペール)は著名な戦場写真家で、自宅近くの事故3年前に亡くなり、残された夫のジーン(ガブリエル・バーン)は、リチャード(デヴィッド・ストラザーン)亡き妻の記事を書きたいと言われます。記事には公にされていない、彼女の鬱状態や事故が自殺であったことも書かれるようです。ジョナの弟で高校生のコンラッド(デヴィン・ドルイド)は、部屋に閉じこもりがちで、同居する父が話しかけても会話を拒絶する状態でした。ジーンとジョナは記事が出る前にコンラッドに秘密を打ち明けないと、コンラッドの心に傷を残すと心配し始めます。

ジーンは教師の集まりで、コンラッドの担任のブレナン(エイミー・ライアン)と知り合い体の関係になります。一方ジョナは、母の真実をコンラッドに話すことも、記事を書かせることも父に反対します。そして、一旦妻の待つ家に戻ろうとしますが、途中でエリンに会いに行き、ベッドを共にしました。 エイミーが気になるジョナですが、いつ離れていくかもしれないと思いながら、理由をつけて帰宅を伸ばし、父や弟と共に過ごします。コンラッドは学校で、父とブレナンが抱き合っているところを見てしまい、ブレナンの授業のテストで、白紙テストを提出。教師に唾を吐きかけました。コンラッドは校長に呼びだされても何も話さず、ジーンはもうブレナンと会わないからと、コンラッドに約束するのでした。

ジーンはリチャードに妻との不倫をただし、彼からは否定されませんでした。そして、イザベルの記事が予定より早く新聞に出てしまい、コンラッドは、新聞の記事を見つけショックを受けます。パーティーに行ったコンラッドは、片思いのメラニー(ルビー・ジェアリンズ)と出会い、打ち解けて朝まで過ごします。そして家に帰ると、ジーンと母のことについて話し、自分は大丈夫だが、兄が妻のことで悩んでいると伝えます。そして、ジーンとコンラッドは車でジョナを家まで送っていくことにしますが、コンラッドの隣りには母の姿が浮かび上がり、母の肩に頭を寄せると、消えてしまうのでした…。



母の残像

日本でよく映画を見ていた頃、劇場で予告編を見て何となく気になっていた、イザベル・ユペールの映画です。そして、今回この映画を見始めたところ、これは、普段はあまり無いことなのですが、見ている途中で「何でこれ見ているんだろう?」と思い始め、時間の無駄ではないかとの想いと戦いながら、何とか最後まで見通しました。一通りの結末はあったからいいようなものの、だから何でしょうかという感じが拭えずという映画なのでした。

画面が妙に暗くて、もやもやがつのるというのが、まず素直に見れないところ。あとは、ありがちな父子関係と、偉大だった母親の存在という中で、こういう家庭であれば、母親の仕事を中心に家族で頑張っていくという決意はあったのだろうと思いますが、この父親は妙にグズグズ反省し、息子の先生と関係を持ち、家族との係わりにしろケアにしろ中途半端。尾行もばれてるし。息子に会話は大切と説いても、生前の母との会話は凡そいい会話になっていない。だから自殺したんでしょうと突っ込みたくなるのです。夫婦を続けるにしても、別れるにしても覚悟をしたら文句を言わない。決めた枠組みの中で、いろいろ目指せばよいと思うのですが、世の中の不幸を一身に背負ったような父親の態度は、息子にまで影響してますね…。

とまぁ、こういう風に見せられるとイライラしてくるわけですが、こう思わせるのも、さすがはあのトリアー監督の甥ということかもしれません。でも、やはり楽しくないなぁと思った次第。ちょっと私には合わないかも…。イザベル・ユペールの出演シーンが救いでした。

2019.10.20 HCMC自宅にて Amazon Prime よりのパソコン鑑賞
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