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「Ghost in the Graveyard (2019)」 魔女と戦う抒情的ホラー

当地ベトナムで公開されたホラー。いかにもホラーらしいチラシでしたが、内容はかなり大人しく、むしろ抒情的とも言ってもいいくらいの、穏やかなホラーでした。2019年のチャーリー・コンパレット監督脚本による作品ですが、彼の初監督作品でもあります。

あらすじ
ある小さな町の墓地で、子供たちが「墓場の幽霊」というかくれんぼの様な遊びをしていました。サリーはうまくかくれて誰も見つけられず日が暮れてしまい、皆と合流したところで本物の幽霊に襲われてしまいます。そして、マーサという少女が犠牲になって死んでしまったのでした。

10年後、町を離れていたサリー(ケリー・ベルグルンド)が帰ってきます。学校で、当時一緒に遊んでいたゾーエ(オリビア・ラーセン)たちと会いますが、ゾーエたちはその夜の真相と、サリーがなぜ今まで消えていたかを問い詰めます。そして、彼らの前に小さなマーサの幽霊(シロー・ヴェリコ)が度々現れるようになり、町では不思議な事件が起こり始めました。父のチャーリー(ジェイク・ビジー)は帰って来たサリーを歓迎しますが、事件が起こるにつれ、周囲に少しづつ今まで隠していたことを語り始めます。それは、サリーの出生の秘密であり、墓場の魔女たちに関することでした。サリーの家には小さな赤ん坊のリリーがいましたが、彼女を守るべく父はサリーに秘密を明かし、一人魔女の跋扈する墓場に向かいますが…



Ghost in the Graveyard

開始早々寝落ちしてしまったので、2回見ました(笑)。開始早々なので、これは映画のせいではありません。そして、ストーリーの核心が、映像よりも強いアメリカ英語で、長々語られてしまうので、ポイントをかなり聞き落としているかもしれません。それでも、この映画は映像が大変美しいし、音楽も節度があり、ホラー的な脅しもありますが、かなり抑制されていて、少女とティーンたちを軸に話が進む展開で、すごくインパクトを与える映画ではないものの、好ましくまとまった感じのホラーだったと思います。この映画の雰囲気はかなり気に入りました。

そういう事情ですので、詳しいあらすじもかけないのですが、断片的にネタバレ的ポイントを書くと、冒頭少女時代の事件には背後に魔女のような物の跋扈が見られます。突然帰って来たサリー、そこからマーサの幽霊が出現し始めます。ゾーエの母親は、呪術的な本を持っており、怪しい言葉でサリーに接します。サリーは父の子ではなく、何か偉大なものから授かったように話されているようです…と思います。サリーは父から邪悪なものを退治するためのナイフを授かります。そして、魔女たちとの闘い、怪しいゾーエ母と操られているゾーエ、介入するマーサ…といった具合でした。

美しい映像は、緑の多い丘の墓地に、いろんな角度から俯瞰するような、凝った映像。サリーとゾーエの2人の女性を引き立てるような映像、そしてマーサの霊は一見恐ろしい感じですが、少女らしさも垣間見るような動きなどなど、B級ホラーとは思えないビジュアルだったと思いました。ベテラン俳優といえば、ジェイク・ビジーが目立つくらいだと思いますが、出演者はそれぞれいい演技だったと思います。という訳でB級ホラーとは一線を画している感じのホラーなのですが、日本公開は無理ですかね。せめてDVD化は期待したいところです。ネットかな…。

2019.10.19/20 HCMC LOTTE CINEMA NEWZONE にて
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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