FC2ブログ

「ザ・サンド」 砂浜が人を襲うB級モンスターパニック

「ゾンビ・ウォー101」を見た勢いで、もう一作の鑑賞に突入。こちらは、モンスター・パニックもののB級映画です。砂が人を襲うという触れ込みですが、実は砂の下にいる生物が人を襲うというもの。普通に面白そうなので、ちょっと期待して見ました。

あらすじ
前夜のビーチパーティの翌日、二日酔いの若者グループは太陽の鋭い日差しで起きた。しかし、予期せぬ恐怖が彼らを襲う。砂浜に降り立った鳥が地中に引きずり込まれてしまう。その後、グループの1人が砂浜に降りた瞬間、地中から現れる無数の触手に体を吸いつかれ、無残に切り刻まれ、血の塊となって地面に沈んでしまう。ビーチそのものが肉食性の怪物と化していたのだった。ありえない事態にとまどいながらも生き残った6名の男女は、彼らは身の回りに残された物を駆使して、砂浜からの脱出を図るが…。



まずは、前夜の乱痴気騒ぎから。ビーチパーティーということで、大人数の若者が飲めや歌えやの大騒ぎ。スマホはすべて一か所に集められ、男女関係も多少入り乱れてしまったようです。その中で、浜で拾ったと、奇妙な粘々した物体が持ち込まれます。しかし、それはすぐに忘れ去られるのでした。

翌日、ジリジリと焼ける砂浜に残ったのは8人。監視塔に男女2人。オープンカーに男女4人。ドラム缶にはまっている1人。トップレスの女性がベンチに1人。こんな状態で、他のたくさんいた仲間たちは消えてしまっています。二日酔いの頭で状況を認識する彼ら。男女関係が入り乱れて、取った取られたの論争が勃発しますが、やがて起こる異常事態に恐怖で震え上がることになります。

まず、目の前で鳥が砂の中に沈み、次にトップレスの女性が砂に足を置いたところ、動けなくなり砂に食われてしまいます。そして、車の中の男が、砂浜に飛び出しますが、1歩で足を取られ消滅。これで6人となりました。手や足を地面に置くと、砂の中から糸状の触手のような物がたくさん出てきて、それが体に食いつき、肉体を食べて行くようです。

6人は、手元にあったもので、いろいろと脱出を試みようとします。ソーセージを投げて、怪物のいる範囲を確かめる。サーフボードを2枚使って移動する。等々…。途中で、パトロールの男がSUVに乗って現れますが、彼は頭から不良青年たちがヤクをやっていると決めつけ、悲痛な助けを求める声に取り合おうとしません。彼も、最初はブーツをはいていたため砂浜を自由に歩いていたのですが、手をついてしまい、あえなく砂に飲み込まれてしまいました。

残った6人のうち、ドラム缶の1人を除く5人は、パトロールが残したSUVを目指すことになります。監視塔→オープンカー→ベンチ→SUVと渡っていくのですが、途中にそれぞれほんの数メーターですが、砂浜が立ちふさがります。男は先に腹を触手にかすられてベンチの上で動けない状態。残り4人は、いろいろと手を尽くしますが、2人が転落等で砂に飲み込まれてしまいます。ドラム缶の男は、ただ救助を待つことしかできませんが、長時間嵌っていたため腹から出た血がそれを刺激し、強く大きくなった触手にドラム缶の底をを破られ吸い込まれてしまいました。

残る3人は、やっとSUVに到達、最後に成長して巨大化した触手と一戦を交えますが、なんとが撃退し、車中で再び夜を明かすのでした。翌朝、人の呼ぶ声で目を覚ました彼らは、人が普通に歩いているのを見て、それが去ったことを知ります。彼らが移動した距離がほんのわずかだったことを知らせる画面と、水中を泳ぐそれが賑やかな砂浜に近づいていく事を暗示してジ・エンドです。

ザ・サンド

普通にモンスターパニックものとして悪くないと思います。いかにもB級映画です。この映画は、ただただ砂浜の一角だけで最後まで撮られるので、独特の緊張感が生まれています。ある意味サバイバルゲーム的に、いかに安全地帯へと渡るかというテーマになる訳ですが、時間をたっぷり使って語っていく形になります。なかなか先に進まないのに、見ている方はずっとじらされ通しで、いざ実行の瞬間は見ているものも緊張してしまうということの連続です。

その緊張感の間に、「昨夜私の彼を寝取った」だの。「愛しているのは君だけだ」といった会話が挟まれますが、思わずそんなこと言っている場合じゃないでしょうと言いたくなります。しかし、登場人物同士で「それって、今言う事?」という会話が為されるので、まぁ、わかってわざと言わしているんだな、ということになります。要は、見ているものをじらしているだけなのです。

先にそれをやれよとか、そんなことしている場合か?とか、いろいろと突っ込みたくもなりますが、あっさり解けてしまっては身もふたもないので、あくまでもじわじわと話を進めていきます。一番痛々しいのは、太った黒人の、ドラム缶に嵌っている彼であり、これは地獄だろうということが想像できます。そして最後まで報われない。パトロールのおやじにも無情にいたぶられるし…。

最後の戦いは夜になりますが、触手が青白い燐光を発するので、そこは効果的に作られています。

登場人物も少なく、場所もほぼ一か所で撮られているという、低予算映画ですが、サービスカットもあり(ビーチですからビギニだけでも満足ですが)、思わず見てしまうような、緊張感もありで、普通にB級映画を見る感覚で楽しめました。

ところで、数あるモンスターパニック映画で、「ブラッド・ビーチ 血に飢えた白い砂浜」(1981年アメリカ)という映画があるようです。残念ながらまだ見ていませんが、全く同じタイプのモンスターが登場するようです。ただし、ストーリーは行方不明者の事件捜査という形で進行するようで、ちょっとイメージは違うかと思います。劣悪画像のDVDが発売されているようで、機会があれば見てみたいと思っています。
スポンサーサイト



テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR