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「人類SOS!」 トリフィドの日は破滅テーマSFの古典

ジョン・ウィンダムのトリフィドの日は、SF小説の名作の一つ。古典の部類に属する作品と思います。そんなトリフィドの日の映画化作品を見つけたので見てみました。1963年のイギリス映画で、スティーヴ・セクリー監督の作品になります。原題は、The Day of the Triffidsで、小説と同じです。邦題もそれで良かったのではないかという思いが強く残りますが、当時はSF文学などマイナーだったでしょうから、仕方がないところかな…。

あらすじ
ある日、地球に激しい流星の雨が降り注ぎ、その閃光を見た者は目が見えなくなってしまいました。またトリフィドという植物が突然成長を始め、しかも、移動し始めただけでなく、人間をも襲い始めます。メイソン(ハワード・キール)は目に繃帯をして入院中だったので失明を逃れ、盲人で大混乱する街の中で、目の見える少女スーザン(ジャニナ・フェイ)を助けると、車でロンドンを離れます。

一方で、ある海岸の灯台で生物学者トム(キーロン・ムーア)と妻のカレン(ジャネット・スコット)もラジオを通じて、世界のほとんどの人が盲人になったことや、人間を襲う植物の出現の話を聞いていました。そして、この奇妙な植物の進出はその灯台にまで及び、トムは激闘の末、撃退することに成功します。そしてトリフィドを絶滅させる研究を進めました。

メイソンたちは、ある広壮な邸宅を訪ね、3名の健全な目を持つ生存者に出会います。メイソンは彼らに、身の危険と退避を説得しますが、盲人たちを置き去りにできないと同行を断られました。しかし、トリフィドの進出はここにもおよび、遂に3人は退避し、避難用のアメリカの潜水艦に乗り込むことができました。灯台の2人に更に危険が迫り、トリフィドが室内に侵入してきますが、トムが咄嗟に消火用の海水をかけた時、意外なことに怪物は溶け始めます。海水でこの恐るべき怪物を撃退することができたのです。人類はトリフィドの脅威から逃れることができたのでした。



人類SOS!

ウィンダムのSFの古典的名作「トリフィドの日」の映画化作品。植物による侵略者ということでは、ボディスナッチャーに似たSFでもあります。原作はそこそこの長編で、社会的風刺的なところとか入っていたと思うのですが、ここは単純化されて怪物対人間に特化した雰囲気になっていました。イギリスのSFだけあってちょっと硬めの構築観を感じます。

破滅テーマのSFだけあって非情な展開ということではありますが、映画にしてみると邸宅から脱出するところとかあっさりし過ぎていて、もっと葛藤があった方がいいと思いました。原作の良さがあまり出ていないのではないでしょうか。当時受け入れやすいSF観はこういったものであったのかもしれませんが…。

呪われた村は何度か映画化されていますが、こちらの方はそれほど恵まれていないようです。ひところ破滅テーマSFとしては必ず名前の出る小説だっただけに、モンスター対人間というだけでなく、いろんな要素を盛り込んだ形にできないかな?とも思ったりします。2009年にテレビシリーズが製作されたみたいですが、やはりいまさら映画化するには、すでに過去の作品なのかな?

2019.9.22 HCMC自宅にてパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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