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「ブルースの誕生」 Ruby Elzyの "St. Louis Blues" を!

雰囲気のいい音楽と映像で始まるこの映画。見てみるまで全く知らない映画でしたが、音楽を中心とした楽しい映画でした。1941年ヴィクター・シェルツィンゲル監督による映画で、ビング・クロズビーとメアリー・マーティンが、演技や歌を披露しています。オスカーでは、ミュージカル音楽賞にノミネートが1件ありました。

あらすじ
ニュー・オリンズのベイジン街で、黒人たちが新しいジャズ音楽を熱狂的に演奏していました。少年ジェフ・ランバート(ビング・クロスビー)は、厳格な父の眼を盗んでは出かけて、彼らに混じってはクラリネット演奏を楽しんでいました。そして少年は成長し、白人のブルース楽団を編成しようとします。最後に、牢に入っているコルネット奏者のメンフィス(ブライアン・ドンレヴィ)を探し当て、かつて馬車の車輪が外れて立ち往生していたところに出会った、ベティー(メアリー・マーティン)から保釈金を工面し、彼を仲間にいれました。

数日後、ベティーは7歳になるフィービー(キャロリン・リー)を連れて、ジェフを訪ねて来ます。行きがかり上、ジェフは2人を世話することとなり、ベティーはジェフに教わりブルース歌手となりました。ジェフのバンドは保守的な市民になかなか受け入れられませんでしたが、ギャングのブラッキー(J・キャロル・ナイシュ)が経営しているナイトクラブに出演すると大成功。シカゴからも出演依頼がくるようになります。しかし、ブラッキーは憤慨し、ジェフのバンドが他の店に出演するのを妨害、ついに外出できないように子分に見張りをさせました。困ったジェフとメンフィスは、練習しているふりをして蓄音器をかけ、抜け出します。気づいた子分たちは、現れたブラッキーを鉢合わせして撃ってしまい。ジェフたちはシカゴに向けて出航しようとする蒸気船に飛び乗って、ミシシッピー河をさかのぼって行ったのでした。

その後、ブルースは米国民に浸透し、次々と偉大なアーティストが活躍するようになったのでした。



ブルースの誕生

音楽の好きな仲間が、バンドをつくって活躍していく話。ざっと見ているだけでも楽しいもので、ご機嫌なジャズの音楽の中に、漂ってしまいます。そんな感じなので、あまりストーリーには集中せずに見てしまいました。といっても、それほどストーリーが凝っているものでもありません。気楽な娯楽映画だと思います。ビング・クロスビーの映画を見るのも初めてでした。あまり古いミュージカル映画を見ていないもので…。でも、この映画、たぶんミュージカル映画なんだと思いますが、絶対ミュージカルという感じもせず。ダンスがあまり無いからですかね…。

ブルースと題名にありますが、だいたい普通にポップスに聞こえます。ブルースは、ルーイ(エディ・ロチェスター・アンダーソン)が怪我で倒れた時、皆で歌っていたセント・ルイス・ブルースくらいでしょうか。このシーンはこの映画の中でも出色の場面で感動的です。そういう意味では、この場面を捕らえ、さらにシカゴへと発展していくということで、ブルースの誕生ということかもしれません。この歌を歌っているのは、ルビー・エルジー。ルーイに寄り添いながらの場面です。黒人オペラ歌手、そしてアメリカのソプラノ歌手のパイオニア的存在で、この映画の2年後絶頂期の35歳の時に亡くなりました。この部分だけでも感動的で見る価値があります。

なんとなく見始めたこの映画ですが、映画のストーリーはともかくとしても、いいものを見せて貰ったなぁという感じが残りました。いろいろな映画を見ていくと、そういった事が時々ありますが、それはとても幸せな瞬間ですので大切にしたいと思います。

2019.9.11 HCMC自宅にてパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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