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「地球の静止する日」 善良な宇宙人を配したSF映画の名作

この映画は、名高いSF映画で、古典としてもよく名前の出てくる作品です。Amazon Primeに合ったので、早速見てみました。1951年のロバート・ワイズ監督の作品で、ゴールデングローブ賞国際賞を受賞しました。原作となったのは、アスタウンディング誌の編集長でもあった、ハリー・ベイツの短編「主人への告別」ですが、内容は大幅に改変されているようです。

あらすじ
ワシントン上空に現れた奇妙な飛行物体が着陸し、中からクラトゥ(マイケル・レニー)という、英語を話す男が現れます。彼は他の星から飛来し、危害を加えるつもりはないと話しますが、警備兵たちは発砲。するとロボットのゴートが現われ、周囲の武器をすべて破壊しようとしますが、クラトゥはこれを静止します。病院に運ばれたクラトゥは地球が危機に瀕していると語り、世界の指導者と会いたいと話しますが、冷戦期であり無理ということが判明しました。

政府が地球の危機を救うのには役に立たないことを知ると、クラトゥは病院を抜け出して、市民と生活を始めます。そして、親密になった家族を介して、科学者のバーンハート教授(サム・ジャフェ)と知り合い、教授に対してクラトゥは、人類が開発した核兵器は、やがて他の星に危害を加える可能性があり、宇宙の平和維持機関によって地球が危険因子として認定され破壊されようとしていることを告げます。バーンハート教授は、クラトゥの依頼に応じて世界中の科学者や各分野のリーダーたちを招集することとしました。

クラトゥは力を証明する為、すべての電気を止めて見たりしますが、これで政府はクラトゥを危険な存在と認識し、彼を追い詰め銃殺してしまいます。その時ロボットのゴートが動きだし、クラトゥを抱きかかえて宇宙船に戻るとクラトゥを蘇生させました。そして、ちょうど宇宙船の前に集まった世界中のリーダーを前に、クラトゥは最後の演説を行います。地球人に対し、平和に生きるか、核の競争を続け滅亡するかという命題を与え、最後の選択を地球人に託して故郷へと帰っていくのでした。



地球の静止する日

高名なSF映画です。名前はかねがね伺っておりましたが、今回初めて見ることができました。人類の科学の発展と新兵器を用いた軍拡競争に危機を抱いた異星人が警告にくる話。ラストは人間に任せられますが、人類はこれで本当に理解したのかな?確かにキューバ危機など脱してはおりますが、やっていることは相変わらずです。つまりは、神の裁きはいつでも下りますよ!というお話でした。2008年に、「地球が静止する日」という邦題でリメイクされました。 同年には「地球が静止した日」という映画も作られていますが、これは劣化版のようです。

私は、そもそも題名から、てっきり自転が止まる話と思っていたので、見てみるまでは、何となく「妖星ゴラス」のような話を思い描いていました。全然違いました(笑)。クラトゥとゴートは、SF映画としてのいいキャラクターで、後々のSF映画に影響を与えていきます。クラトゥが人間に扮していろいろと体験していく様子は、なかなか面白く感じました。

クラトゥは、善良な宇宙人のはしりとのこと。以降、善良な宇宙人としては、ETへと繋がっていきます。人間側では、パトリシア・ニールとヒュー・マーロウ。婚約者の化けの皮が剥がれるところが愉快でした。

俳優陣は、やはりマイケル・レニーの宇宙人役が微妙な感じを良く出ていて圧巻。ロバート・ワイズ監督は、歴史上に燦然と輝くミュージカル映画で、2回オスカーを獲得していますが、その作品群にはB級映画もかなり多く、また、「アンドロメダ…」や、「スタートレック」など、SF映画にはかなりのこだわりをもっていたようです。

2019.8.17 HCMC自宅にて Amazon Prime よりのパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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