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「THE GUILTY ギルティ」 かなりの緊迫感に釘付け

飛行機に搭乗してみると、途中まで見ていた目的の映画が、月替わりで無くなってしまってました。これにはちょっとがっかりなのですが、気を取り直してプログラムを物色しながら選択です。で、選んだのはこの映画。サンダンス映画賞観客賞受賞。2018年のデンマークの作品です。

あらすじ
アスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)は、捜査時の犯人射殺事件の為、緊急通報指令室のオペレーターに回され、翌日にその裁判を控えていました。裁判では身内が偽証してくれる約束で、無罪であれば第一線に戻ることができるという状況です。この日も、酔っ払いの電話や交通事故処理など雑事の対応が続いていました。そんな時、イーベンと名乗る女性から一本の通報を受けます。それは、今まさに誘拐され、車で連れ去れているという電話でした。

電話のやり取りの中で、連れ去ったのは夫だわかると、車の特徴をパトカーに伝え、現場付近に向かわせますが、雨の中うまく発見できないようでした。イーベンの家に電話してみると、まだ幼い長女が電話をとり、父親が母親を強引に連れ去ったと話します。警官を彼女の保護の為自宅に向かわせると、そこには腹を裂かれた小さな弟の遺体がありました。イーベンの危険を感じたアスガ―は、交信を続けながらイーベンを指導し、夫の隙をついて脱出させます。しかし、その後の電話の先のイーベンとの会話から、暴力的な夫が子どもを殺し、妻を誘拐していたのではなく、心を病んでいたイーベンが子どもを殺し、夫は彼女を精神病院に連れいこうとしていたことが判明。アスガーは勝手な判断で間違いを犯したことを知り、明日の裁判の事件の時の状況と重ね合わせ、愕然とします。そして、パトカーの部隊へ、イーベンの確保を依頼し、なんとか自殺しようとしていた彼女の確保に間に合ったのでした。



THE GUILTY ギルティ

機内で何気なく見始めたデンマークの映画ですが、見始めるとなかなかの緊張感で、一気に惹きつけられて見てしまいました。こういった電話の会話だけのサスペンス。内容はかなり違いますが、フォーンブースとか思い出しましたよ。しかもこの映画は、電話の向こうから状況を推理するというサスペンスで、しかもそれが血なまぐさい重大事件であり、会話の相手が正常ではないといった二重の罠が待ち受けています。そして、映像は警察の緊急電話のオペレーターの部屋のみという徹底ぶり。映されるのも終始ほぼ一人だけで、あとは見ている方としても、電話の向こうの状況を推測するしかありません。

主人公はもともと外回りの刑事という設定で、過剰防衛に関連するの裁判中で、閑職に回されているという状況。しかし、自ら行動して事件を解決したいという志向があり、この電話に虫が騒ぎ、交替時間をオーバーして電話のみで事件の解決にあたります。その動きは、他部署への越権行為もあり、批判を受けながらの活動でした。事件の内容もかなり猟奇的で、事件の全貌をつかむのにかなりの紆余曲折を経るというストーリー。そして意表を突く真実へと向かう謎解きと展開がこの映画の醍醐味です。

主人公の行動といいますか、電話を通じての指示などは、熱意は深く感じられますが、やはりやり過ぎ感があり、それが裁判に繋がっているのがみて取れます。また、少々切れやすいようです。いろいろと物を壊していました(笑)。そういった情景環境も踏まえて、会話だけだと単調になるところを、うまく緊迫感のある雰囲気を作っていると思います。久しぶりに緊張感のありストーリーに引き込まれたひと時でした。

2019.8.4 JL759 NARITA-HCMCにて機内鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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