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「ドノバン珊瑚礁」 映画は楽しくあるべきという楽しみ方

以前にテレビ放送されていたもので、録画しておいたものをやっと鑑賞。ジョン・フォード監督で、ジョン・ウェインが主演の作品です。その題名や、監督・主演を見ててっきり戦争物かと思っていたのですが、全然違いました…。1963年の映画です。

あらすじ

ボストンの富豪令嬢アミリア(エリザベス・アレン)は、伯父が死んだため汽船会社を相続することになりますが、父であるディダム医師が多額の株を持っていたため、自由に経営ができず、父のいる南海の孤島に出かけることになります。そのころ島では、父の親友ドノバン(ジョン・ウェイン)が「ドノバン珊瑚礁」という酒場を経営しているところに、旧知の悪友ギルフリー(リー・マーヴィン)が島に舞い戻って来て、ドノバンと派手なけんかに明け暮れていました。一方でディダムは実は島に流れ着いたあと、地元の女性と結婚し、3人の子供をもうけていましたが、すでに母親は亡くなって男で一人で育てているという状況なのでした。

ドノバンたちは、ディダムを窮地から救うために、3人の子供はドノバンの子供であることにして、アミリアを迎え入れ、彼女も子供たちとすぐに仲良くなりますが、狭い島の中、いろいろと行き違いがある中で、さすがにすぐにばれてしまい、彼女は事情を察知してしまいます。そして、彼女は島の医師として残った父親の事情や子供たちや母親のことを理解し父と和解、さらにドノバンのプロポーズも受入れ、すべては幸せに収まったのでした。



ドノバン珊瑚礁

戦場物と思っていたところで、実際見始めたら南海のコメディでしたので、まず自分的には落差が大きかったのでした。内容としては場所を南海の島としていますが、酒場が舞台になるところなど、別に西部劇でも通用しそうです。そして、ジョン・ウェインのコメディなので、この役柄にしろ彼自身の雰囲気にしろ、ちょっとガサツな男という感じは、西部ではしっくりきますが、南の島ではちょっと違和感を感じてしまいました。そしてこのコメディは、会話やストーリーからの要素もありますが、ある程度はジョン・ウェインを中心とした殴り合いやドタバタ喜劇の要素も強いもので、もはやちょっとセンスが古いかなというを感じもします。

最後にはこの南海の島に訪ねてきた貴婦人と仲良くなってしまうのですが、ストーリーの中での必然性はそれほど感じさせず、ちょっと取ってつけた感もありました。ということでこの映画はむしろ、ドタバタと会話を楽しめば良し、肩の凝らないコメディとして、気軽に楽しみましょうという映画だったと思います。そして、情景としては日本や中国の異国情緒もふんだんに織り込みながら、南海のリゾート的雰囲気の中で展開されるというサービスは満点でありました。

ヒロインのエリザベス・アレンさんは、映画では出演作はそれほど多くないようですが、テレビドラマや舞台など幅広く活躍された女優さんのようで、この映画からも堅実な雰囲気が伺えます。ジョン・ウェインとのバトルや海に落ちたりなど、体当たりの演技を見せてくれていて、この映画は彼女の代表作として認識されているようです。大作である「シャイアン」にも出演しているようですが、そのあたりだと脇役に回ってしまうので、彼女の楽しい演技を見るという意味では、この映画がベストかもしれません。

2019.7.28 自宅にてNHK BS Premiumの録画を鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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