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「サハラ戦車隊」 砂漠戦ならではの一幕の戦争ドラマ

第二次大戦の北アフリカ戦線を舞台にした戦場ドラマ。大戦中の製作で、きっと戦意高揚の意味もあったのではないかと思います。1943年のゾルタン・コルダ監督による作品で、イタリア兵役のJ・キャロル・ナイシュが、オスカーの助演男優賞候補にノミネートされました。

あらすじ
1942年の北アフリカ戦線。戦闘の終わった砂漠に、1台の米軍戦車が取り残されていました。ガン軍曹(ハンフリー・ボガート)以下三名は、無線の命令に従い仲間と合流すべく、砂漠を南下し始めます。途中で砂漠を徒歩で様よく英軍兵士六名や、捕虜として合流を望むイタリア兵(J・キャロル・ナイシュ)、そして彼らを戦闘機で急襲したものの捕虜となったドイツ兵が加わり、僅かに水の出る廃虚に辿り着きます。一行はなけなしの水を分かち合うと、付近に水の欠乏したドイツ軍部隊が存在することを知り、部下の一人(ブルース・ベネット)を近くの本部に急行させる一方で、ドイツ軍と対峙しました。

水の欠乏するドイツ軍は攻めてはきますが、一方で水を求めて交渉にもやってきます。ほとんど枯れかけている水を大量に湧き出していると見せかけ交渉しますが、条件があわず、ドイツ人捕虜の内通と反逆もあり、ガン軍曹の部隊は戦闘で次々と倒れ、やがて水も枯れてしまい、全滅かと思われたころ、総攻撃に転じたドイツ軍部隊が、一転全員降伏して水を求めて殺到してきました。ところが、枯れてしまったはずの井戸が、ドイツ軍の砲撃が命中した影響でいつの間にか水をたたえており、そこに殺到するドイツ兵を複雑な面持ちで見つめるガン軍曹。一方で、命からがら本部にたどり着いた伝令の部下が、部隊を率いて戻ろうと進軍していると、向こうからわずかの兵士で大量の捕虜を抱えたガン軍曹がやって来るのでした



サハラ戦車隊

第2次大戦のアフリカの砂漠戦を舞台とした戦争映画で、1943年製作。エル・アラメインの戦いの翌年になります。内容は、大戦前、1937年のソ連映画「The Thirteen」のエピソードを基にしているとのことです。そういった戦場エピソード的なストーリーで、子供の頃よく見ていたコンバットに似た雰囲気を感じました。あれは子供ながらになぜか大好きでした(笑)。戦車隊という題名ですが、隊は出現しません。特徴的なM3中戦車です。これを襲う戦闘機は、メッサーシュミットでも、フォッケウルフでもなく、P-51ムスタングということでした。さすがに大戦中なので、枢軸軍側の兵器は入手できないですね。

ストーリーは、手に汗握るというよりは、いろんな出自の兵士たちの駆け引きが楽しめるもの。アメリカ・イギリス・ドイツ・イタリアと、それぞれの軍の特徴なんか、ステレオタイプ的なものではありますが、良く表現されおり、また一人一人の兵士のキャラクターもうまく演じ分けられていて、大変面白く感じます。俳優陣では唯一、イタリア兵役のJ・キャロル・ナイシュがアカデミー助演男優賞ノミネートということですが、なるほどいい味出しています。それにしても、戦時中に、戦後に作られたと言ってもおかしくないような、戦場のエンターテインメントアクション映画を作れるところとか、さすがハリウッドというところですね。

2019.6.30 HCMC自宅にて Amazon Prime よりのパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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