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「キング・コング (1933)」 特撮怪獣映画の画期的作品

世に名高いキング・コングは、1933年に作られました。いろんな場面で引き合いに出される、世界初のトーキー怪獣映画なのですが、後世の映画に与えた影響も計り知れないものがあるという事です。じっくり鑑賞するのは、お恥ずかしながら初めてです。

あらすじ
映画監督のカール・デナムは、一発当てようと南海の孤島、髑髏島を目指す。大衆受けするために、女優のアンをスカウト、原住民の儀式の最中に髑髏島に乗り込むが、アンを奪われてしまう。救出に向かったクルーはその閉ざされた島内で巨大生物に遭遇する…。



映画監督のカール・デナム(ロバート・アームストロング)は、新作撮影のためニューヨークで職を求めていたアン・ダロウ(フェイ・レイ)を女優としてスカウト。準備を整えた彼は早速出港し、地図にも載っていない南海の孤島である髑髏島に向かいます。そして、アンはその長い航海中に、船員のジャック・ドリスコル(ブルース・キャボット)とお互い愛し合う関係になりました。 髑髏島についた一行は早速上陸しますが、原住民がキング・コングに生贄を捧げる儀式の最中に出くわし、族長からアンを渡すよう要求されたため、ひとまず船に戻ります。そして、その夜アンは船上から原住民に拉致され、キング・コングの生贄にされてしまいました。

アンの不在を知った一行は、島に救出に向かいます。一方アンはキング・コングに島の奥へと連れ去られてしまいます。ジャックたちは、足跡を追い森の中へと入っていきますが、そこには巨大な恐竜が跋扈する世界でした。さらに、キング・コングに見つかった一行は、襲われてジャックを除き全滅してしまいます。アンを気に入ってしまったキング・コングは川に臨む断崖にアンを連れていき、触ったり眺めたりしていましたが、そこに翼竜が襲来、キング・コングが戦っている間に隙を見てジャックはアンを連れ去りました。2人は隊に戻ってきますが、キング・コングもアンを追って原住民の村を破壊しながら彼らに迫ります。しかし、船に積んできた爆弾でキング・コングは倒され、ニューヨークに連れて来られることになりました。

カール・デナムは、キング・コングを見世物として興行を開催、劇場は満席の観衆で埋められます。そして幕が開き、記者たちのフラッシュが焚かれた瞬間、キング・コングは暴れはじめ、鎖を切断し、ニューヨークの町中に逃走。アンをみつけると、彼女を連れたまま、エンパイア・ステート・ビルに登り始めます。ジャックとデナムは警察に頼んで戦闘機を準備、エンパイア・ステートビルの尖塔に立つキング・コングに銃撃を浴びせ、キング・コングはたまらず地上に落下息絶えました。コングの死体を見たデナムは「美女が野獣を殺したのだ」と呟くのでした。

キング・コング

往年の名作をまた一つ鑑賞です。コンパクトにまとまったストーリー展開は、後年の怪獣映画の規範となるもの。その中に、いろいろなアクションやラブストーリーを織り込み、大変楽しい映画でした。恐竜との対決シーンは迫力満点で、アンに惹かれるキング・コングのシーンとか、大変微笑ましいものでした。島では敵なしの強さだったところ、そして勝った時のポーズとか愛嬌があって楽しいのです。キング・コングだけでなく、髑髏島の風景や恐竜、原住民など、一つ一つ手が込んでいてとてもいいと思います。

この映画を見ているとどうしてもゴジラが頭に浮かんできます。ゴジラの方が20年後なのですから、やはりこの映画の後世に与えた影響は計り知れないものがあるのでしょう。そして、エンパイアステートビルや、戦闘機など、当時の技術としては最新のものも、いろいろと登場します。まさにサービスは盛りだくさん。電車が破壊されたりするのも、後年では時々出てくる場面ですね。ラストはまぁ、美女と野獣がテーマという事で…。

冒険ものは、かつてバロウズ、ヴェルヌ、コナン・ドイルなどの小説があって、それを映像化したものが多かったと思うのですが、キング・コングはオリジナルというのも画期的ではないかと思います。怪獣映画の世界に、評価の定まった原作ではなく、オリジナルでの大成功は、この分野に新たな道を開いていったのではないでしょうか。系譜として、数々の文豪の名作と共に並び称されるものではないかと思いました。

2019.5.5 HCMC自宅にて、Amazon Primeよりパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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