FC2ブログ

「疾風ロンド」 懐かしさを醸し出すB級コメディ

往復の飛行機の中で何を見るかというのは、移動するときの課題なのですが、やはり睡魔も襲うので計画通り見られるわけではありませんし、乗る回数が多いと見るものが無くなってきます。1月度の新作の目玉は、「SCOOP!」と「何者」ですが、両方ともすでに劇場で見てしまっているので、3番手はこの「疾風ロンド」軽そうな映画なので、機内エンターテインメントとしてはフィットしている映画化と思い、見始めました。

あらすじ
研究所施設から生物兵器K-55を持ち出し、期日までに3億円を支払わなければ自動的に蔓延させるとのメールが研究所所長宛に届く。残された時間は4日間。極秘兵器であるため警察に通報することもできない。秘密裏に生物兵器を捜す重大任務を課せられたのは、冴えない研究員の栗林和幸(阿部寛)だった。その直後、交通事故で犯人死亡の一報が入り、犯人の遺品から浮かび上がった日本最大級のスキー場に向かった栗林は、パトロール隊員の根津(大倉忠義)やスノーボード選手の千晶(大島優子)の協力を得ながら生物兵器を捜すが…



あらすじ以降の概略ストーりーをもう少し進めると、生物兵器を探す栗林たちを負うもう一人の人影があり、彼は研究所のさえない女性研究員の指示で生物兵器を手に入れよ言うとしており、また生物兵器捜索の手掛かりは、埋めた場所を示すぬいぐるみだが、それは、地元中学生によって持ち去られており、さらにそのぬいぐるみは...。
という風に、進んでいきます。

登場人物の人間模様もちょっと描かれます。
栗林(阿部寛)は妻を失い、中学生秀人(濱田龍臣)と二人暮らし、秀人は、はっきり物を言ってくれない父に不満を持っています。この二人の関係はどうなるか?
秀人はスキー場で地元中学生山崎育美(久保田紗友)と友達になります。2人の仲の進展は?
スキー場のゲレンデレストランを経営する高野一家、母親の高野由美子(麻生祐未)は、幼い娘をインフルエンザで失ったばかり。それを気に病み、インフルエンザの発生した息子の通う中学に、意図しないながらも恨みをもっている様子です。
パトロール隊員の根津(大倉忠義)とスノーボード選手の千晶(大島優子)は友達同士。千晶はスランプで限界を感じており、次のオリンピックをあきらめて引退しようとしていますが、根津はそんな千晶を勇気づけています。

その様な事情を抱えた登場人物と、生物兵器の争奪戦を絡めて、スキーのできない栗林を中心としたコメディです。ここだけの話ですが、ブツのすり替えなんかも出てきます。

という話で、さすが東野圭吾の原作だけあって、ストーリーに安定感があります。中身もいろいろなものが詰まっていて、二転三転しながら進んでいき、なかなか面白くできています。

疾風ロンド

このようなコメディタッチの追跡の映画って、過去にもいろいろな名作がありましたね。私が、真っ先に思い出したのは、ボグダノヴィッチ監督の「おかしなおかしな大追跡」なんですが、他にもいっぱいあると思います。

またこの映画は、結構豪華キャストながら、なんかB級っぽい。そこがまたいいところかもしれません。そういう意味で、原作をとことん消化して、がっちり作りこんだというようでもなく、なんか緩い。そんな感じでした。

そして、現代風のアレンジ(親子の絆の問題等)はちらっと入りますが、非常に古典的かつ伝統的な、ある意味昔のままのコメディ映画を再現したような、ノスタルジックな作品だと思いました。

ラストもなかなか面白く決まっています。
(もしかして、ドイツに行こうとしていたのか???)
スポンサーサイト



テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR