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「大地震」 70年代の大地震がテーマの群像パニック作品

70年代のハリウッドは、パニック物の映画が沢山作られました。「タワーリング・インフェルノ」、「ポセイドン・アドベンチャー」など、その代表的な作品だと思います。その中で、同じ系統に属するこの映画は、まだ見たことが無いはずなので、当時の雰囲気に浸りつつ鑑賞することにしました。1974年の作品です。

あらすじ
建築会社の副社長であるスチュワートの妻レニーは、夫の出世は父であり社長のサム・ロイスのおかげと考えていた。しかし、スチュワートは、若い未亡人のデニスと相思相愛の関係となっており、レニーの嫉妬は頂点に達している。そんな時、ロサンゼルスを未曽有の大地震が襲う…。



ロサンゼルスの高級住宅地、建築会社の副社長スチュワート・グラフ(チャールトン・ヘストン)は、悩みを抱えていました。妻のレミー(エヴァ・ガードナー)とは離婚寸前の状態なのですが、彼女は、スチュワートが出世したのは、レミーの父のサム・ロイス(ローン・グリーン)が会社の社長だからと考え、スチュワートを軽視していたのです。そして、スチュワートは、殉職した社員の妻子である、デニス・マーシャル(ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド)たちの面倒を見ていることから、レミーは嫉妬していました。その朝、震度3の地震が発生、地震研究所では、48時間以内に大地震が起こると予知し、市長に連絡します。

その頃、会社ではスチュワートはロイスから社長の座を譲ると聞かされ、そこにレミーが来合わせたことから、それがレミーの差し金だと知ったスチュワートは出ていくレミーを追いかけ外に出ます。大地震が発生したのはそんな時でした。スチュワートはレミーを助け、ひとまずビルに戻りますが、周囲のビルや住宅は崩壊し火災が発生、大混乱となっています。警官のルー・スレード(ジョージ・ケネディ)は混乱を鎮めようと努力を続けていました。ウィルソン・プラザの地下に診療所が開設され、医師が対応していましたが、ここでサム・ロイスは死亡、負傷したデニスの息子は回復に向かいます。しかし、さらに余震が発生、ビルも崩壊し、診療所は地下に閉じ込められてしまいます。

ビル構造を知っているスチュワートは、ルーと共に削岩機を使い、地下室に通じる穴を開け、皆を救い出しにかかります。その中にデニスと息子もいて、スチュワートがデニスと抱擁する姿をレミーが見ていました。デニスたちは先頭で脱出、皆が先を競ってそれに続く中で、決潰したダムの水が地下通路に迫ってきていました。レミー、スチュワートとルーが最後の脱出者。レミーが梯子を登っている時、手を踏まれて転落してしまいます。スチュワートは一瞬外にいるデニスを見上げた後、レミーの後を追って濁流に飛び込んで救出しようと試みましたが、2人とも濁流にのまれてしまいました。そして、ラストのルーは既に為すすべはなく、地上に出てくるのでした。

大地震

この時期製作された一連のパニック映画。大地震という、映画の題名としては地味ではありますが、災害の内容はかなり身近な感じで、中身も濃いような気がします。群像劇で始まり、いろいろなそれぞれの人間関係が提示され、災害が発生するというのも定型的なパターンでした。脱出劇も、穴を開けて脱出するのは、どこかで見たパターンでもありました。この物語では、さらに不倫のもつれまでが描かれ、最後に効いてきます。いろいろと複雑です。

語られた登場人物も含め、たくさんの人が助からないのですが、かなり露骨に絶望的な情景が描かれていると思います。初めて見ると思っていたら、エレベーターの場面は見覚えがありました。おそらく〇曜ロードショーで見たのでしょう。たぶん、この部分だけはトラウマになっていると思います。時々、乗っているエレベーターが異常な行動をする悪夢を見ることがありますし、今一つエレベーターを信頼していない自分に気づきます(でも乗ってはいますが)。そうか、この映画が原因だったのかと改めて思った次第。

チャールトン・ヘストンの主人公は、普通にはまっているとしても、やはりこういった映画では、ジョージ・ケネディはいいですね。といっても、これはエアポートシリーズのイメージから来ていますが。彼が出てくると、妙に安心します。この時期のパニック映画はよくテレビでやっていたと思いますので、意外と見ているような気がします。そして、忘れているのも多いのですが。最近のパニック映画は、妙にがっかりすることも多いのですが、この時期のパニック映画はきっちりと作られているなと思いました。

2019.3.21 HCMC自宅にて、Amazon Prime よりのパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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