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「15時17分、パリ行き」 いつもの通り、拒絶反応発症です。

だいたい、東京からHCMCへの移動では、ちょうど3本の映画を見ることが多いのですが、2作見たところでちょっと期待外れ。3作目は勢いで、期待外れついでに、大嫌いなので封印してきたイーストウッド作品を見ることにしました。2018年アメリカ製作作品です。

あらすじ
幼馴染の、スペンサー・アレク・アンソニーの3人は、いつも意気投合しサバイバルゲームなどに興じていた。成長しても連絡を取り合う仲だった3人は、旧交を暖めにヨーロッパ旅行に向かうが、パリに向かう列車内でテロに遭遇してしまう…。



キリスト教の学校に通っていた少年時代のスペンサー(スペンサー・ストーン)とアレク(アレク・スカラトス)は、学校の規律が守れず問題児として扱われていました。2人の母親は教師と面談しますが、一方的な発言に母親たちは激怒。転校することになります。転校先でも問題を起こし、校長室に呼び出されますが、そこで出会ったアンソニー(アンソニー・サドラー)と意気投合。サバイバルごっこなどをして遊ぶようになりました。やがて、アンソニーとアレクは転校してしまいましたが、交流は途切れず続いていきます。

バイト先で海軍兵士と会話したスペンサーは、空軍のパラレスキュー隊に入隊する事を決意。一念発起して体を鍛えましたが、残寝ながら不合格。仕方なくSERE指導教官という職種を選びました。しかし、訓練には身が入らず、別の空軍基地で防衛手段と救急を習う事になりました。一方、州兵となったアレクはアフガニスタンに派遣されますが、想像するよりも平穏で退屈をしています。そこに、スペンサーから連絡が入り、旧友の3人でヨーロッパ旅行に行くことになりました。

ヨーロッパ各地で合流した3人は、イタリア、ドイツ、オランダと周遊し。そしてアムステルダムからパリに向かう高速列車タリス号に乗り込みます。快適な社内で、眠っていた3人ですが、乗客の悲鳴を聞き異常事態に気付きました。銃で武装した男が乗客の1人を撃ち、車内は恐怖に支配されてしまっています。スペンサーは、男に向かい走っていき、体当たりで抑え込みます。ナイフで反撃されますが、アレクとアンソニーも加わり、男を気絶させることに成功。3人はけが人の介護をしながら、乗客を落ち着かせました。テロを未然に止めた3人はその功績が称えられ、フランス政府から勲章を授与されました。

15時17分、パリ行き

私にとって、かなりのアレルギー反応の出る、イーストウッドさんですが、今回も変わりませんでした。見るまで内容は知らなかったし、出演者が、実際にこの事件に遭遇した人ということも知らなかったので、普通に映画として見ていました。まぁ。これはごく真っ当なことだと思います。イーストウッドの語り口はいつもあざとさの様なものが付いて回る気がして、見るといつも反論したくなってしまうので、長い間タブーにしていたのですが。でも、これは反論するにも及ばないのではという印象でした。一面的な価値観をただただドヤ顔で押し付けている感じです。

実話の映画化ですが、実話をそのまま映画化しても、いろんな工夫が無ければ腑抜けたものになってしまうでしょうから、今回はその登場人物の少年時代へ。そして教育の問題などを提起して、軍隊入隊から再会の旅行。この旅行の場面は何ですかね。ローマ、ドイツ、オランダと、観光ビデオですか?いい加減飽きたところで事件発生。事件の時間ってのは実際はとても短い時間でしょうから、前振りに大きな時間を費やしましたと…。どうせなら、周囲の人のインタビューや、周りの警察関係者の行動も交えて、ドキュメンタリーにすれば良かったのに…と思った次第。

面白かったのは軍隊の場面と、なぜか最後の後日談がすごくまともなものに思えたのです。実話って、ドキュメンタリータッチにするのが、一番気持ちに入ってくるというのは言い過ぎかな?同じ事件を映画化するのと、ドキュメンタリーで作るのはだいぶ迫力が、違うと思います。映画ならではの趣向を盛り込んだ結果が、私にとってあざとい監督の彼では私はグウの音も出ませんでした。やはり、一つ間違うと多くの命を奪うテロ事件を題材にして、それを未然に防いだ登場人物たちの、子供の頃からの友情を語るという発想は、どうかと思いますが、というのが感想です。

2019.2.10 JL759(成田→HCMC)にて機内鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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