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私の好きな100本の映画⑱ 最近見た古典的な邦画の数々

私の好きな100本の映画第18回

久しぶりの投稿になります。前回までで85本、あと15本という段階で、そろそろネタ切れしてきたので、若干補充を図っていたところです。昔見た映画も混じりますが、これからは基本的に最近見た映画が多くなってくると思います。今回選んだ5本は、日本映画の中でも古い作品を集めました。最近この分野を結構見ていたということもありましたが、さらに増村保造監督に大きく偏ってしまいました(笑)。



86.大人の見る絵本 生れてはみたけれど
  1932年 日本 監督:小津安二郎 出演:斎藤達雄 吉川満子

小学校には、いろんな家庭の子供たちがいて、それぞれの生活や家族環境も違うというのは、古今変わらないことですが、そのような家庭と子供たちの交流を描いたお話です。子供にとって親は尊敬すべき存在。しかし、その行動から疑問を持ち反発する子供たち。そして、温かく子供を見守る親心。そういったものが、ストレートによく描かれている映画でした。そして現在に至る松竹映画の源流でもあり、いつの世でも普遍的に鑑賞できる映画だと思います。

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「大人の見る繪本 生れてはみたけれど」 小市民映画に見る至上の幸福感



87.赤い天使
  1966年 日本 監督:増村保造 出演:若尾文子 芦田伸介

野戦病院を主題とした映画です。当時の状況が大変生々しく描かれています。白黒ですが、カラーにするとスプラッタ顔負けの映像ができたかもしれません。それが、日常だったということでしょう。従軍慰安婦も描かれており、今この映画を作ったらきっと物議をかもすのだろうと思いますが、これが作られた時代と今では、諸外国との関係性においても隔世の感がありますし、日本人による戦争を表現できる人ももはやいないでしょう。そして、映画的にも大変素晴らしいものでした。

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「赤い天使」 日本軍の戦争の日常、野戦病院、従軍慰安婦



88.砂の女
  1964年 日本 監督:勅使河原宏 出演:岡田英次 岸田今日子

一度読んで私にトラウマが発生したのが、阿部公房のこの小説なのですが、女性観が変わったとは言えないまでも、この女性観に妙に納得してしまい、その後この女を頭の片隅に置いて女性を見るようになってしまったという害悪小説(笑)です。映像化されたものを今見ても、そこまでとは思わないのですが、小説で読んだときは妙な影響を残しました。今では、女性と話をするときはいろいろ言葉を尽くすのですが、少し仲良くなると止まってしまいます。蟻地獄から逃れられなくなるような気がして…。

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「砂の女」 私のトラウマ小説のひとつである砂の女を見てみる

砂の女2



89.青空娘
  1957年 日本 監督:増村保造 出演:若尾文子 川崎敬三

映像といい、ストーリーといい、若尾文子といい、素晴らしくすがすがしい映画でした。少し前、東京の劇場で若尾文子特集をやっていた時も、この映画の画像がポスターに使われていました。増村保造・若尾文子のコンビは最高ですね。赤い天使もそうですけど、若尾文子がとても美しく出来上がります。ストーリーは普通のラブストーリーなのですが、ちょっとひねりも聞いていて楽しめるものでした。当時の東京の風景がカラーで見られるのも良かったです。

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「青空娘」 なんという美しく清々しい映画なのでしょう



90.くちづけ
  1957年 日本 監督:増村保造 出演:川口浩 野添ひとみ

増村保造のデビュー作になります。外連味の無い作品として面白く鑑賞しました。オートバイのシーンでは、何やらイタリア映画を見ているような錯覚に陥りましたが、これはイタリア帰りの増村保造が作ったものですから、多分に影響があったのでしょう。川口浩はつっけんどんな話し方ですが熱演で、その後本当に結婚してしまった野添ひとみも、可愛くて良かったです。ラストのラブシーンに至るところは、気合が入っていて良かったと思いました。

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「くちづけ」 増村保造監督のイタリア帰りのデビュー作



さて、私の好きな100本の映画。久しぶりに書いてみたのですが、ずいぶん偏ってしまいました。そもそも見た本数がそう多くない中で選んでいるのですから、年を経て100を維持するにはいずれ取捨選択していかないといけないのかな?なんて考えたりしています。さて、あと10本。とにかく、一旦100までは完成させたいと思っています。
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テーマ : お気に入り映画
ジャンル : 映画

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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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