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「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」 いいひと時を過ごす

この日搭乗した、JL759便は、台風の接近で目的地であるホーチミン市上空で少し待機した後、バンコクに一旦着陸し戻ってくることになりました。これにかかる所要時間は4時間ほど。これまで3本映画を見終わっていたのですが、さらにもう一本見ることにしました。ちなみに5本目も流しはしましたが、流石に疲れて真剣に見ることはありませんでした。2018年、KADOKAWA配給によるものです。

あらすじ
バツイチを経て結婚3年目になるサラリーマンのじゅん(安田顕)が、ある日帰宅すると、妻のちえ(榮倉奈々)が血を流して倒れていた。じゅんはあわてて介抱するが、ちえは死んだふりをしていただけだった。そして、ちえは理由は言わずただ笑うだけであった。それ以来、毎日いろいろなシチュエーションで死んだふりをする妻に、じゅんは妻の意図が解らず、徐々に不安になり、同僚のの佐野(大谷亮平)に相談するが…。



じゅんとちえはもうすぐ結婚3年目になる夫婦で、今日までいたって普通に暮らしていました。実は2人はじゅんの離婚の経験から、3年目に今後夫婦を続けるかどうか見直すことにしていたのですが、今その時期が近付きつつあったのです。そんなある日、じゅんが家に帰ると、ちえが口から血を流してリビングに倒れていたのです。驚いてじゅんは駆け寄りますが、実はそれは死んだふりだったのでした。そして、次の日も、その次の日も、ちえはいろいろと趣向を変えて死んだふりを続けるのです。最初は面白がっていたじゅんも、意味不明の行動に悩まされ、妻の言いたいことが解らず、何か不満があるのか訝しむようになりました。

じゅんは、会社の同僚の佐野に相談すると、今夜、佐野夫妻と4人で食事を誘われます。ちえはそこで佐野の妻の由美子(野々すみ花)と友達になり、時々遊ぶようになりましたが、ある日由美子は、子供ができないと悩みをうちあけました。ちえの方の死んだふりは相変わらず続き、「月がきれいですね」とか、意味不明の言葉を言ったりするようになります。じゅんはちえの気を紛らわせようと、クリーニング屋のパートの仕事を紹介し、ちえはパートを始めます。そして、そんな時、静岡で一人で寿司屋を営む、ちえの父親(蛍雪次郎)が倒れたという連絡が入りました。

二人は病院へ駆けつけ、じゅんは父親と二人の時に、父親からちえの子供の頃の話を聞きます。それは、母親が亡くなって、寂しさに沈んでいるある夜、父が家に帰るとちえがいず、家中を捜し回るとタンスの上に隠れていたちえが飛び出してきました。ちえは「お父さん、私は探せば必ず見つかるよ!」といいました。それから毎晩、ちえはかくれんぼをするようになり、父は、それにつき合ううちに寂しさを忘れるようになったとことです。私はずっとここにいると言いたかったのでしょうか。

ある日、じゅんたちは佐野夫妻を招いてホームパーティーをします。和気あいあいに楽しんでいましたが、突然由美子が取り乱して佐野は食って掛かかってしまい、その場は収まりましたが、結局は、子供が出来ないことが理由の一つで、佐野夫妻は離婚することになります。ちえの死んだふりは芝居の形で続いていました。キーワードは、「月がきれいですね」です。そしてじゅんは、ちえの本から偶然見つけた「月がきれいですね」という言葉が「愛しています」の意味だと知り、ちえの謎の行動の意味をやっと理解したのです。じゅんは、ちえを誘って二人の思い出の場所に行き、お互いの愛を確認しあうのでした。 

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。

いいですねぇ。こういう夫婦愛のほのぼのするようなお話は好きです。単純に乗せられてしまいます。榮倉奈々も可愛いし、安田顕もいい夫を演じています。すごく傑作と思う訳ではないのですが、見て良かったひと時という感じでした。内容はかなり女性目線が入っているような気がします。もともとYAHOO知恵袋から出た話との事、そういう意味ではある程度世相を反映していると言えなくもないのでしょうか。

正直、この「月がきれいですね」と「死んでもいいわ」については、この映画を見るまで知りませんでした。夏目漱石訳というのは俗説ということで、事実かどうかは不明らしいのですが、なるほどと思わせるものでした。うまく使っていると思います。通じなければ何にもならないのですが、言い続けて、聞き続けてやっと対応できたということでしょう。一笑に付してしまうと、関係が壊れそうな言葉ですが、このあたりがじゅんの性格だったということですね。

まぁ、そこだけで、あとは極めて単純。ちょっと、いろいろなことをオブラートに包んだ感じで、いろいろなエピソードを見せていく。非常に常識的な内容で、それぞれのエピソードに安心感があります。そういう意味で、ただただほんわかとした、けれども飽きない時間を過ごさせていきました。飛行機がバンコクに行ってしまって、大変疲れましたが、おかげでこの映画が見られたと思うと、まぁ良かったのではないかと思いました。

2018.11.25 JAL750 成田→HCMC 機内にて
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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