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「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 青春アイドル映画として素直に感動する

これは、大量購入DVDの中にあった一枚ですが、気軽に見られそうなので、空いた時間に鑑賞です。この小説は結構流行っていたようで、良く店頭で見かけました。私は結局読まなかったのですが、似たような話で、確か実業家の女性が地方の高校野球チームを強くする話は読んだかな…。この手の高校野球もの、いろいろなバリエーションがありますね。2011年東宝の作品です。

あらすじ
みなみ(前田敦子)は病床の親友・夕紀(川口春奈)の代わりに、予選を1回戦で敗退した都立程久保高校野球部にマネージャーとして入部する。みなみは甲子園に連れて行くと宣言するが、エースの慶一郎(瀬戸康史)をはじめ部員の大半は練習に熱心ではなく、監督の加地(大泉洋)も見て見ぬふりという様子だった。みなみは書店に立ち寄り、マネージャーについて書かれた本を店員(石塚英彦)に尋ねると、世界中のマネージャーが読んでいると言う「マネジメント」を勧められる。それはドラッカーが書いた経営学の本であった…。



みなみは入院している親友の夕紀から、予選を1回戦で敗退した野球部のマネージャーの代行を頼まれます。夕紀は絶対甲子園に行ける力があると言っていましたが、練習を見に行ったみなみの目に映ったのは、惨憺たる光景でした。野球に覚えのあるみなみは、カツを入れようと打席に立ちますが、さすがに力の差があり三振を喫し、その場を逃げ出します。みなみは引っ込みがつかなくなり、本屋でマネージャーについての本を求めますが、勧められて買って帰ったのは、ドラッカーの「マネジメント」でした。南は、この本の内容を野球部に活かそうと思い立ち、夕紀や後輩の文乃(峯岸みなみ)の助けを借りて、野球部のマネージャーとして活動を開始しました。

野球部には一つ大きな問題がありました。練習をしないエースの慶一郎(瀬戸康史)は、かつて祐之助(西井幸人)のエラーで調子を崩し試合に負けたことがあり、その後慶一郎に対し祐之助も、また監督の加地でさえも気を使ってコミュ二ケーションのない状態が続いていました。その原因は3人の大きな誤解によるものでしたが、ある日、再び同じことが発生。慶一郎は部員全員から糾弾されます。今ではみなみたちの助言で事情を理解していた加地は、いままでのはれ物に触るような事なかれ主義を捨て、部員に熱く語り始めます。そして、部員を一つにまとめた加地は、実現したかった野球に対するイノベーションを実行し始めました。

部員たちはその後、真剣に練習に取り組むようになり、練習試合では負けることもなくなり、実力を上げていきます。そしてそれは他の部活動にも影響を与え、野球を中心にいろんな部とのコラボレーションも始まりました。そして迎えた夏の予選大会。順調に勝ち上がっていき、ついに決勝戦を迎えます。ところが、決勝前夜、闘病生活を送っていた夕紀が無くなってしまいます。いままで走り続けてきたみなみは、夕紀へ今まで発してきた言葉が夕紀を追い込んでしまったことで罪の意識に苛まれ、当日試合場から逃げ出してしまいますが、一方でビハインドのまま試合は進行していました…。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

普通にいい映画でした。というか、かなり感動しました。青春物、高校野球物、アイドル映画として、かなりいい線を行っているのではないかと思います。ドラッカーについては、平易な入門的な意味もあると思いますので、興味を持ってもらうというところでは成功しているのではないでしょうか。これは、原作と同様に役目を果たしていると思いました。思えば青春物の野球漫画を昔から慣れ親しんで来たものです。墨谷二中とか思い出しましたよ。いずれにしろ作られたゲームの話なので、現実的によせるかどうかは、コンセプト次第。いろいろ伏線も回収してくれるので、いいのではないでしょうか。

欲を言えば、ドラッカーの話と野球との関連が今一つかみ合って無いような気もしました。あっているようなあっていないような。理論と、野球の場面と交互に出してくれば面白かったと思うのですが、それはそれで話の流れを阻害するような気もしますし…。話でいえば、加地監督の変わり身が見事でした。あれだけのダメ男ぶりを演じていた大泉洋が、ついに自責の念に堪え切れず一気に変わってしまいました。これだけ人が急に変わることは難しいと思いつつ、熱弁に感動してしまいましたよ…。

前田敦子さんも、今や独特な雰囲気で数々の映画出演をこなして大女優への道を歩んでいますね。この翌年が、「苦役列車」、さらに翌年が「もらとりあむタマ子」と面白い作品が続いています。いろんな役ができるので、面白い女優さんになっていると思います。これはそのキャリアの初期の作品ということで、やはり見ておいて損のない作品だと思いました。この映画の中での印象としては、最初の方で文乃が逃げた時の様子が面白く印象に残っています。久しぶりに素直に見れる映画を観ることができました。

2018.10.14 HCMC自宅にて、DVDをパソコン鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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