FC2ブログ

「女囚701号 さそり」 外連味の無い痛快さを楽しむ

Gyao!に。「女囚さそりシリーズ」が6作アップされていたので、是非この機会に見てみたいと思いました。リメイクやら翻案やら、いろいろと後世にも影響を残したこのシリーズですが、私は公開当時はまだ小学生故、とても見る環境ではありませんでした。そして今見てみると、ああ、この懐かしい感じ…。ということです。1972年(日本)の作品です。

あらすじ
女子刑務所を脱走したナミ(梶芽衣子)とユキ(渡辺やよい)は、郷田所長(渡辺文雄)らの追跡で失敗に終る。再び捕らわれた二人は、所内で虐待の限りを尽くされるが、ナミには自分をもてあそんだ杉見刑事(夏八木勲)に、いつか復讐をするという大きな目的を果たすまでと、じっと耐え忍ぶ。刑務所内の虐待は、連続して起こるトラブルから日に日に増していき、ついに女囚たちは待遇改善を求めて立ち上がる…。



タイトルバックに流れる「怨み節」。いいですねぇ、昭和の歌謡曲を思わせる場末のスナックが似合う曲です。そしてそのまま刑務所のシーンへ。所内に異常を知らせるサイレンが鳴り響きます。逃げたのは、松島ナミとその友人のユキ。助け合って逃げる二人はすぐに捕まりますが、ナミが入所したのには訳がありました。

ナミは3年前、恋人の杉見刑事の出世に利用され、杉見刑事と手を組んでいた暴力団組員たちにレイプされてしまいます。そしてナミは自分を利用して裏切った杉見を警察署の前で襲撃し、そのまま警官に取り押さえられたのでした。

さて、看守につかまってしまったナミは、刑務所で酷い虐待にあいます。杉見への復讐を胸に抱いたナミは、班長グループからのイジメや、看守からのリンチに耐え抜き、ようやく雑居房に戻りました。そこでも、復讐に燃えるナミでしたが、欲望と暴力の渦巻く監獄の中で、仲間のユキと味方の梨恵(扇ひろ子)にも支えられ、敵対勢力からの攻撃をやり過ごしていました。

その頃ナミの脱走未遂の話を聞いた杉見は、復讐のつもりではと、身の危険を感じ、囚人の片桐(横山リエ)を利用してナミを消すことを画策します。トラブルの懲罰の強制労働が続く中、杉見は密かに現れ、片桐にナミの暗殺を指示、その様子を見ていた梨恵は、ナミに忠告します。そして、強制労働による女囚たちの不満が爆発して暴動に発展。その混乱の中、ユキは暗殺をたくらむ片桐の凶弾からナミを守って斃されてしまいました。

その後、女囚たちは倉庫に立てこもり抵抗を続ける中、またしても片桐の行動に危機にさらされるナミでしたが、梨恵の機転に助けられ、ナミは困難の中で脱走に成功、恨みを持つ男たちに一人一人に復讐していくのでした…。

女囚701号 さそり

いやま~、何もかも激しい映画ですね。そもそも女子刑務所の看守がスケベ面のおやじばかりというのもどうかしてますし、全裸で運動をさせていたりと、観客サービス満点なのですが、ちょっとこの辺りはリアルでありません。題材を元に、思い切りナンセンスなエログロに傾斜したような映画でありますが、ある意味、外連味の無い爽快感があって、ラストまでみてかなりすっきりするのでした。女囚もある程度は銃弾にさらされ斃されるので、この辺りはマカロニウエスタン的な非情さも兼ね備えております。なかなかやってくれました。

最後の復讐の場面、梶芽衣子がなかなかかっこよく撮られています。仇敵梅津(伊達三郎)の電話をかけている背後から、シルエットで登場したりとか、いろいろ素晴らしい。この映画全体的に、アングルや色遣いなどなかなか凝っていて、観ていてもかなり面白いものになっていると思います。梶芽衣子自身は、すらっとした美人でありますが、角度によってはいろんなタイプの女に見えるところもあり、ちょっとおもしろい女優さんだなと思いました。この役をやる条件として、自ら提案したと事ですが、彼女のセリフはほとんどなく、目力で勝負という感じです。

その他面白かったのは、怒り狂った政木(三原葉子)のメイクとか…これは、笑えます。片桐の横山リエは、話すとあまり迫力を感じなかったので、こちらもしゃべらない方が良かったのではという感じでした。鬼頭(片山由美子)のエピソードも、普通にエロくて面白い。今ではセクハラですが、そういうことを超越した映画なのでした。

【リスト】 ① 裸のエロスを見る作品

2018.7.6 HCMC自宅にて パソコン鑑賞
スポンサーサイト



テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR