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「南から来た用心棒」 素直なストーリーで安心です

買い置きDVD鑑賞は、引き続き西部劇です。といっても、マカロニウエスタンですが…。これは朝日新聞出版からでた、「マカロニ・ウエスタン傑作映画DVDコレクション」の中の一枚。何冊か買っておいたのですが、遂にこれが最後となりました。このシリーズは51冊(101作品?)も出ている訳ですから、全部見ればマカロニウエスタンをほぼ制覇するといった形になるのでしょうが、私が買ったのは5~6冊です。コレクションにしておけばよかったかもしれませんが、全部で約10万円ですね。1966年イタリア作品です。

あらすじ
残虐な強盗団の首領ゴルドン(フェルナンド・サンチョ)は、目減りしていく部下を補充しようと、牢獄を襲撃し囚人たちを連れ出す。その囚人の中に、腕利きの賞金稼ぎアリゾナ・コルト(ジュリアーノ・ジェンマ)がいた。彼はゴルドンの部下になることを拒否するとブラックストン・ヒルの町にやって来た。町ではゴルドンの右腕クレイ(ジョヴァンニ・パッツァフィーニ )が銀行襲撃の偵察中であったが、酒場の娘ドロレス(ロザルバ・ネリ)に素性を見破られてしまい、彼女を惨殺して姿をくらましてしまう。そして、ゴルドン一味による銀行襲撃の後、コルトは、酒場の主人とドロレスの妹ジェーン(コリンヌ・マルシャン)から、ジェーンを一夜モノにするという条件で、ドロレスの仇討ちを引き受けるが…。



砂漠の中の刑務所襲撃からスタート。ゴルドン一味は、悪事によって消耗する部下の補充のため、解放した囚人を無理やり部下に仕立て上げますが、その中で、ガン捌きの別格なアリゾナ・コルトだけは同意せず去っていきます。アリゾナ・コルトを味方につけようと、クレイを差し向けますが、身ぐるみはがされて帰ってくる始末でした。そして次なる目的のブラックストン・ヒルの銀行偵察に、クレイを差し向けますが、コルトも同様にブラックストン・ヒルに向かいました。

ブラックストン・ヒルの酒場で、クレイとコルトは合流、牽制しつつ会話を交わす二人ですが、二人とも酒場の姉妹に目を付けます。奔放な姉のドロレスと、ガードの固い妹のジェーン。クレイはドロレスに目を付け親しくなったところで、ゴルドン一味であることを知られてしまい、彼女を惨殺して逃亡してしまいました。クレイの持ち帰った情報により、ゴルドン一味は銀行を強襲。そして、ドロレス殺しもクレイの仕業だと判明し、コルトに酒場の主人とジェーンはドロレスの仇討ちを依頼。コルトはジェーンをものにするという条件で受け入れます。

ゴルドン一味は、銀行を襲ったあと、返す刀でブラックストン・ヒルの人々が牛を売って帰ってくるところを強襲し、皆殺しにしてしまいますが、そこにコルトが現れ、クレイと決着をつけます。しかし、決闘を容認していたゴルドンは、コルトが勝つのを見届けると、コルトの四肢に拳銃を撃ち込み、瀕死の重傷を負わせて立ち去りました。ゴルドンが立ち去った後、ゴルドンの人の良い部下であるウィスキーが現れ、クレイの死体と、瀕死のコルトを馬に乗せると、街に向かいます。なんと、ウィスキーはゴルドン一味が奪った金品もすべて横取りしていました。

町に戻ったコルトは賞賛され、治療を受けますが、酒場の主人や町の人の横やりも入り、一夜だけジェーンをものにするという約束は果たされませんでした。それどころか、街から追い出される始末です。ウィスキーとコルトが追い出されたところに、今度はゴルドンが、ウィスキーの盗んだ金品を取り返しにやってきます。ゴルドンは2人の居場所がわからないので、見せしめに町の人を一人一人殺していきます。ジェーンは町はずれに潜んでいるコルトたちの元に、助けを求めて駆け付けますが…。

南から来た用心棒

ストーリー的には、極めて素直な、正統マカロニウエスタンでした。従って、そう突っ込むようなところもありません。立派なストーリーです。マカロニウエスタンなので、勿論、人は次々と軽く死んでいきます。サンチョは、やることは残虐だが、言動にあまり締まりがない感じです。そのギャップがまたいいところかもしれませんが、これは、主演のジュリアーノ・ジェンマも、相変わらず緩い、脇の甘い演技なので、2人揃うと、やっている内容の割に、雰囲気がだらだらと緩い感じになってしまいます。それもマカロニウエスタンなのですが。

一番役者として良かったと思ったのは、ウィスキー役の、ロベルト・カマルディエルですね。コミカルで素晴らしい演技だと思いました。正統派ストーリーの中にも、いろんなエピソードやオルゴールなどの小道具類もアクセントとして入っていて、このあたりはサービス満点だと思います。女優陣は、この映画の中ではという意味で、自分的には美しいと思った方は現れませんでしたが、ヒロインのコリンヌ・マルシャンとか、基本美人タイプですよね。代表作は、5時から7時までのクレオなのでしょうか?

という訳で、こういう表現もなんですが、正統派、サービスシーン満点、定石通りの安心のマカロニウエスタンでした。手持ちのマカロニウエスタンのディスクも無くなったので、しばらく見る機会がなさそうですが、もし、どこかで見つけたらまた積極的に見てみたいと思います。

2018.5.31 HCMC自宅にてDVD鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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