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「白衣に秘められた幻想」 ゆる~いイタリア艶笑劇

久しぶりに、GYAO!の動画鑑賞です。最近は、見る本数がめっきり減ってしまって、なんだか興味を保つための、メンテナンス程度のような感じで映画を見ているといった風情ですが、見続けていれば、いつかまた燃え上がる時もあるでしょう。ということで、GYAO!鑑賞は、70年代のイタリア映画、そしてヨーロピアンエロス。好みの分野でもあります(笑)。「白衣に秘められた幻想」と、いかにもという邦題です。原語を直訳すると、「看護婦」になります。まぁ…、この感じでは、どっちでもいいか…。

あらすじ
亡き妻の墓参りに定期的に通うレオニーダ・ボタシン(マリオ・ピスー)には、そのついでに墓守の女房と情事を楽しむという、もう一つの目的があった。しかし彼は突然の心臓発作で彼女の家で倒れてしまい、知らせをききつけ親族が集まるが、彼らの狙いはボタシンの財産と彼の経営するワイン会社であった。ボタシンは、奇跡的に一命をとりとめてしまったので、再度危篤状態に追いやるために、親族のひとりであるベニート(デュリオ・デル・プレト)は昔の愛人であるセクシーなアンナ(ウルスラ・アンドレス)を、専属看護師として採用する。そして、彼女による、伯爵の心臓を止めるための大作戦が始まったはずなのだが…。



冒頭は、ボタシン氏によるナレーションでした。ボタシン氏のセリフによれば、本人は亡くなった妻の墓参りに週に2日通い詰めている、妻思いの献身的な寡夫という設定なのですが、映像の方はというと、ボタシン氏危篤の報せを受け、胡散臭げな親類が墓守の家に集結。現場には、ボタシン氏が横たわっているベッドに、墓守の奥さんとの情事の跡が…。という展開で、一気に艶笑劇となりました。登場人物も、皆猫を被りつつ、性行為には余念がない人たちでした、という状況になっていきます。

主な筋立ては、至って単純で、親族一同は、ボタシン氏の死を機会に、資産と工場を相続し、アメリカ人実業家のキッチ氏(ジャック・パランス)と業務提携をして事業を拡大する計画。彼との交渉はでき、あとは相続なのですが、肝心のボタシン氏が息を引き取らない為、親族の一人であるベニートは、ボタシン氏を再度興奮させ、心臓発作を起こさせようと、元情婦であり、看護婦のアンを雇い入れます。そして、アンによるボタシン氏の心臓発作の演出が始まるはずでしたが…。

という訳で、アンが来てからも、話は2転3転することになり、最後まで楽しめました。そして、節目節目に濡れ場もあり、たっぷりイタリア風のあっけらかんとしたエロスも楽しめるというおまけつきでした。

白衣に秘められた幻想

そういった訳で、全体的にはゆる~い艶笑劇ですので肩は全く凝らないのですが、あまりに緩すぎて締まりも無いという映画です。ストーリーは、思ったほど単純では無く、意外性の面白みがありますが、残念ながら緩いのでインパクトが感じられない、あるいはそのあたりにはインパクトを感じさせないような演出です。見ものはやはり艶っぽい部分で、かなり開放的に脱いでみたり、じわじわと挑発してみたり、裸で歩き回ったり、泳いだり等々、何でもありの人たちであり、親族でした。

ヒロインのウルスラ・アンドレスと言えば、初代ボンドガール。それは20代半ばの頃で、この映画は30代後半。正直、あまりこの顔つきは好きになれなかったのですが、さすが素晴らしい肉体美でした。その他露出度が高かったのは、女中のトスカ役のカーラ-ロマネリさんですかね。なかなか楽しませていただきました。アメリカ人役のジャック・パランスは、この時期この手の映画にも結構出ているようです。共演者も含めて、このあたりはマカロニウエスタン流れ?ということでしょうか。蟹江敬三的雰囲気が、なかなか独特の雰囲気を出しています。

語られつくされた名画は、やはり一通り見ておきたいのではありますが、こういった映画も何かしら楽しみがあって、大好きです。内容は緩すぎて感心すると言ったものではないのですが、1975年に思いを馳せるのもいいですし…。この映画の製作は、あのカルロ・ポンティなんですが、いろいろな映画を作ってくれています。この映画のラストは、同じくカルロ・ポンティ製作の「ポランスキーの欲望の館」と趣向が被るんですが、なにかこういうのが好きなのかな??

2018.5.17 パソコンにて鑑賞
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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