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「サンブンノイチ」 爽快な?映画論が印象的

このての映画って、そんなに好きなジャンルでは無いので、積極的には見ていなかったのですが、たまたま手元に会ったのと、他に特にすることが無かったという大変消極的な理由で見てしまいました。ただ、見始めればそれなりに面白いので最後まで見てしまいます。とはいっても、映画と言うよりはコントやバラエティーを見る趣で…

あらすじ
川崎にあるキャバクラ「ハニーバニー」の店長シュウ(藤原竜也)は、競馬場で店の売上金が入ったセカンドバッグを盗まれてしまい、オーナーの破魔翔(窪塚洋介)への露見を恐れたシュウは、金貸しの渋柿多見子(池畑慎之介)から借金をする。しかし、1週間の借用期限が迫り、絶望的な状況に陥ったシュウは、ボーイのコジ(田中聖)と、常連客の健さん(小杉竜一)を巻き込み、銀行強盗を決行。この金を三人で、三分の一ずつ分けようとするが…。



物語は簡単な背景説明の後、シュウ、コジ、健さんの3人が収穫を等分する場面から始まります。この場面は、お約束通り3人の騙し合いとなり、拳銃も取り出し、ナイフ殺人も発生し、収拾がつかなくなりますが、コメディ的に進んでいくので、激しいアクションがあるとかではありません。言葉だけで進められる密室劇のような感じです。これと並行して、銀行強盗をするに至った経緯が1週間前から、一日づつ発生するエピソードを順番に辿っていきます。

銀行強盗までの経緯は、シュウが店の金を盗まれる。まりあ(中島美嘉)に会い、渋柿からの借金を提案されれ、借金をする。返済できない。まりあから銀行強盗を提案される。一方で、破魔翔とまりあがつるみ、銀行強盗を仕組ませる。シュウがコジと健さんを招集する。三人が、若槻(木村了)から武器を調達する。シュウは渋柿から裏切りを強要される…。等々、話はいろいろな登場人物が出現して、お互いに騙し合う複雑な展開へと発展していきます。

そして、現在時間に統合、盗んだ金を分けようとしてもめる三人と、それをねらうまりあ、破魔翔、渋柿一味が入り乱れての争奪戦となり、結果はいかに…。

サンブンノイチ

謎解きというよりは、騙し合いのネタバレを連発していくようなストーリー展開です。前半に、いろいろとネタが仕込まれて、順番にネタや種明かしが出されていく感じです。説明を聞いているようで、ああそうなりますか、という気にもなりますが、キャラも筋書きも現実的なものではないので、ドラマやコメディというより、コントを映画にしたというのが当たっていると思います。銀行強盗で、追われているシチュエーションですが、警察全然出てこないんですね。

後半も同じく、話やネタをどんどん上書きしていく感じなので、それはそれで面白く見られます。だからどうしたという感じになりますが、映画ではなく、コントを見ていると思えばいいんでしょうね。ある意味、延々とホラ話を聞くという感じかな?

ついつい、映画ネタに振っていくところは面白く、このあたりは映画ファンの気を惹いているところでしょう。そして、破魔翔のセリフの、「自称映画好きの奴は、自分以外の奴は皆映画を見る目がないと思ってやがる。…カット割りがどうの、音楽がどうの、役者がどうの語るんだよ。そのくせほかの奴の映画論は右から左。聞いちゃいない。」というのは、いい得て妙だと思いますよ。ただま、これは映画に限ったことでは無くて、何にしてもそういうもんだよね。

でている役者さんは、それぞれ熱演して立派だと思います。おかまを掘られたり、洗濯ばさみで遊ばれたりと、体当たりの演技が盛りだくさん。(おかまを掘られるのは、体当たりでは無いでしょうが…。)やはり自分的には健さんがキャラとしては一番面白かったかな…。という感想でした。でも、結局このての映画は、好きなジャンルではありませんというのは変わらないのでした。
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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