FC2ブログ

「Seventh Code:セブンスコード」 前田敦子のPVがローマ国際映画祭受賞

予備知識なく見ていたのですが、元来前田敦子のPVだったのですね。ちょっと仕事が立て込んでいたり、ネットの接続の問題で、1時間の映画を3日がかりで見る羽目になってしまいました。黒沢清監督のPVという、これまた贅沢なお話です。

あらすじ
秋子(前田敦子)は六本木で会った松永(鈴木亮平)を追いかけ、ウラジオストクまでやって来る。そこで出会った二人は、カフェで話をした後松永は姿を消し、しつこく追いかけるとマフィアに捉えられ麻袋に入れられて捨てられる。秋子は日本人の斉藤(山本浩司)が営む食堂で働きながら、松永を探し続け、ある日廃工場に松永らしき人物が出入りしていると情報を得、秋子はそこに向かうが…。



ということですが、あまりストーリーを追ってもナンなので、場面の断片を。

松永を見つけ、駆け寄る秋子。大きなスーツケースを振り回すように持ち、最後は投げ捨てて駆け寄ります。オイオイと思いますが、スーツケースを捨てて駆け寄るシーンは2回ほど。2回目ですべてを無くしますが、面白い駆け寄り方で、ちょっと壊れた感じが出ています。

麻袋の割れ目から出てくる秋子。もともとコークスでも入っていたのかというような、墨だらけの顔で出てくるところがなかなか良かったですよ。そして、空き家に侵入して衣服を着替えるのですが、これは空き巣ですか?普通の人と思えば、ただものではないですね。着替えた後、入った日本料理屋で沢山の皿を並べてモリモリと食べる秋子。というより前田敦子。全部食べ終わった後、お金がない。困りますね。空き巣の次は無銭飲食ですか。

松永の車を追ってから、戻ってきた斉藤と秋子。斉藤のレストランで待っていたのは、準備をしているアイシーで、その影と背景の光のコントラストがなかなかいい感じを出しています。この映画では一番いいなと思ったシーン。そして、秘密を握った斉藤の決意。しかし、なんか少年漫画みたいな展開に。普通は無いでしょう。

松永と秋子の格闘。どう見ても秋子の格闘は、格闘家のそれではない。これはご愛嬌ですね。

路地で大金をザックに移し替える秋子。そんなところでやると、人だかりができるのでは?

という訳で、最後のシーンも含めて面白いシーンや綺麗なシーンはいろいろとありました。

セブンスコード

普通に映画と思って見ていくと、なんじゃこれ?というような展開です。こんな奴いるわけないと言うようなあり得ない行動を、秋子は連発します。従って、ストーリーに素直に入っていけるようなものではありません。漫画なら許すというような内容です。アイシーや斎藤は人生を語りますが、それほど感心するようなものでもないし。そして、2人とも消えてしまい、再開する松永と秋子。格闘シーンあたりから、話は急展開。ここで、おっ!と思います。前半のあまりの非現実さと、ちょっとストーリーらしくなったこのあたりの落差は面白いです。で、盛り上がったところで本来のPVの役目へ。最後はご想像にお任せしますという形です。

映画としてみれば、相当不完全ですが、それでも意外と面白く感じて、これもありかなとついつい思ってしまいました。しかし、今一度冷静に考えれば、いかがなものか?というようなもの。この間で揺れ動く自分を発見します。支離滅裂な話で、しかし、持っていき方にちょっと上手さを感じて、それで最後にPVにもなっていて。どう評価していいかわからないという感じでした。しかし、映画だと思ってみれば、やはりこれはダメなのではと思うのが正直なところです。

ウラジオストクが舞台になった映画って、見るのは初めてかもしれません。すぐそこにあって、なじみ深い名前なのですが、実際には映像でもあまり見たことがないような気がします。坂の多い街なのですね。東京からだと、ソウルより近いようです。思い立ったらすぐに行ける範囲ですよね。
スポンサーサイト



テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR