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「本能寺ホテル」 休日のひと時を気軽なコメディで楽しむ

休日の午後のひと時に、久しぶりにゆったりと映画鑑賞です。そういう時は何を見てもいいのですが、今日はさらにゆったりと「本能寺ホテル」。そんな感じの時に、さらに何も考えず楽しめる映画と思うので、それはもう、大変まったりしてます。

あらすじ
倉本繭子(綾瀬はるか)は、勤めていた会社が倒産してしまい、目的のない生活を送っていたところで、付き合っている恭一(平山浩行)のプロポーズをうけ、吉岡の両親の金婚式パーティに出席するため京都を訪れる。しかし、予約していたはずのホテルは手違いで泊まることが出来ず、路地裏にひっそりと佇む、不思議な本能寺ホテルに宿泊。宿泊階にいくはずのエレべーターが開くと、そこは本能寺の変の前日の本能寺だった…。



繭子は、婚約者の恭一の誘いで、恭一の父の金婚式パーティーに出席するために京都を訪れます。予約したはずのホテルのフロントで、予約日が間違っていたことが判明。満室だと言われ、途方に暮れる繭子が見つけたのは「本能寺ホテル」。古風なそのホテルはタイムスリップの入り口なのでした。

繭子がエレベーターを降りると、そこは「本能寺の変」の前日の本能寺の境内。そこで森蘭丸(濱田岳)と出会った繭子は行きがかり上茶会に出ることに。その席上、信長(堤真一)の横暴さを目の当たりにした繭子はずけずけとこれを諫め、怒った信長は、繭子を手打ちにしようと追いますが、いつのまにか繭子はホテルに戻っていました。どうやら、ホテル側のオルゴールの起動と、呼び鈴が行き帰りのトリガーになっているようですが、そんなことは知らず、命からがら逃げることができた繭子は茫然としています。

現在に戻った繭子は、恭一やその友達と、金婚式パーティーや、結婚式の準備を忙しくこなします。恭一は繭子の意見を聞かず、自分の判断でいろんなことを決めて進めますが、恭一は繭子にはそういう面での意見はないと思っており、繭子も言い出しても仕方がないと思っている様子。このことは恭一の友人からも指摘されますが、さりとて、繭子は自分にはやりたいことなんか無いんだという意識に支配されているので、自分の意見を言おうとはしません。

さて、またトリガーが作動してしまい、再び本能寺に戻った繭子は、信長の前に引っ立てられますが、信長は繭子に興味を持ち、お忍びで京都の町を案内。繭子も城の中の張りつめた状況とは違って、街の人たちが生き生きと生活している様に驚き、信長の太平の世を作りたいという言葉に共感します。一方で、信長は繭子から指摘された部下の疲弊を反省し、部下とともにゲームに興じることとなり、本能寺の雰囲気も改善しました。

そういう中で、その日も夕暮れ、本能寺の変の発生時刻は近づき、信長の人柄を見直した繭子は行動に出ますが…。

本能寺ホテル

ネタバレのストーリー解説はこのあたりにしておきますが、ここからの感想には思いっきりネタバレが登場すると思いますのでご注意ください。

この映画は、なかなか楽しめました。コメディそのものの作りですので、肩も凝りませんし、綾瀬はるかのちょっと天然な魅力で迫る映画でもありました。その上、話の内容には感動もしました。信長や、周囲の人々や恭一のお父さん(近藤正臣)のいろいろな思いが交錯し語られます。そして、京都の町を美しく移した映像もなかなか素晴らしいと思いました。そんなこんなで、気楽に見られて面白かったです。

一方で、話が回収しきれていない感がちょっと残ってしまう映画でもあります。よくよく考えてみると何だったのだろうという。いや、タイムパラドックスの解説とかではなくて、ストーリーや主題そのものに。何となくです。あとは想像にお任せしますということかもしれません。信長は、本能寺の変が発生することが解っていても、死を受け入れたのは、きっと、繭子の来た将来がとても幸せそうな太平の世に見えたので、自分の理想が実現されていると思ったのですよね。あるいは、繭子の住む世界や、繭子の存在にも影響を与えたくなかった?

このあたりは、大体示されるのですが、はっきりそうと言われるわけでもないですし、いろいろと考えないといけない部分があるようで、それとなくいろいろとメッセージを織り込んだという感じなんでしょうか?

綾瀬はるかだけでなく、他の俳優陣も良かったです。濱田岳とか出てくると、締まるというか、全体に安定感が生まれるような気がします。堤真一も良かったです。そういう訳で、いろいろとありますが、何よりもまったりした時間を過ごせて、面白くて、感動もあって、京都の映像も美しい。これはこれで、なかなかいいではありませんか。という気分になりました。
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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