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「吉沢明歩 誘惑 あたしを食べて」 吉沢明歩のアイドル映画ですね

時折、さしはさむピンク映画なのですが、今回は吉沢明歩主演の「吉沢明歩 誘惑 あたしを食べて」。この題名は、「誘惑」だけが、大文字で、あとは小さな字なので、「誘惑」という題名のつもりで鑑賞してもいいのかな?こうして文章にすると、みな同じ大きさになってしまいますが…。2007年新東宝映画製作。当時彼女は23歳でした。監督・脚本は佐藤吏です。

あらすじ
アキ(吉沢明歩)は湘南のイタリアンレストランでアルバイトしていた。店長の川野(西岡秀記)と恋人の恭子(古市海見子)でやっていたが、恭子はサーフィンの事故で亡くなったのだ。恭子のデザートは当時人気で、アキもファンだった。アキはマサル(千葉尚之)と付き合っていて、時々店が終わると迎えに来たマサルと帰り、アパートで愛しあっていた。ある日にアキの短大時代の友人リカ(大沢佑香)が訪れ、川野に好意を抱く。数日後リカは再び店を訪れ、強引に川野をデートに誘い、デート当日マサルにも振られたアキは、海で一人でたたずんでいると、なんとマサルが別の女とデートしていた…。



アキの目覚めと通勤風景から始まります。今日も店は繁盛していましたが、昔のお客さんから、デザートはもう出さないのとの声が。この店では、もともと店長の川野と恋人の恭子でやっていましたが、恭子がサーフィンの事故で亡くなった後、恭子の作っていたデザートを出すのをやめてしまったのでした。そして、黙々と料理する川野ですが、川野はいまだに恭子の思い出を引きずっていました。アキには、マサルというお調子者の彼氏がいましたが、ただ、自分を求めてくれるので、関係を続けているという感じです。時々、マサルはアキを迎えに来て、アパートに帰り関係を結ぶ。そんな縁が続いていました。

そんなある日、店にアキの短大時代の友人リカ(大沢佑香)がやって来ます。リカは川野に目をつけ、アキに自分の連絡先を書いて、川野に渡してくれるよう頼みました。その後リカは、川野から連絡をもらえないので、強引に店を再訪。川野と翌日デートの約束を取り付けます。川野はそのことをアキに話しますが、彼女は怪訝な表情。実はアキも川野に思いを寄せていて、今では恭子の代わりになろうと、誰もいない夜の店で内緒でデザート作りに挑戦していたのでした。

そのデートの当日、釈然としないアキはやむなくマサルを誘いますが、断られてしまいます。しかたなく、川野や恭子との思い出の海に出かけますが、そこに新しい彼女をつれたマサルが現れました。アキは、マサルに食って掛かりますが、マサルもアキが川野に想いを寄せていることを指摘して立ち去り、アキはやり場のない淋しさに襲われます。一方、川野はリカとのデートの途中、雨に降られてリカのリードでホテルに入り、関係を結びます。ところが、その帰り道、リカは父親の転勤でイタリアに行くと告げ、一度遊んでみただけだと言われた川野は拍子抜けし、何となく自分の店に足を向けると、誰もいないはずの店内で、アキがデザート作りに悪戦苦闘しているのを見て、その場を静かに去りました。

そして、ある日の閉店後の店内、川野は、ビールを飲みながら愚痴るアキを見て、一冊のノートをアキに渡しました。それは、恭子が書いたデザートのレシピ。アキはしばらく見つめた後、川野や恭子に対する思いを語りだしました。翌朝、アキは川野の店で目を覚まし、戻ってきた川野に、「恭子さんのノート見たあたりから何も覚えてない」と告げます。川野の頭に昨夜の、店内で愛し合った情景がよみがえり、「デザートをまた始めよう。最初は、サービスで」とアキに告げます。アキは嬉しそうに頷いたのでした。

吉沢明歩 誘惑 あたしを食べて

という、ピンク映画とは思えない、青春映画となっていました。吉沢明歩は当時23歳。まだ表情に若さと硬さがあります。そのような、AV界のアイドルスターを主役に据えてとった青春映画なのでした。濡れ場は4回でした。アキとマサル、沙織とマサル、リカと川野、そしてアキと川野。過激さも少なめで、回数も時間も少なめ。このストーリーに過激な濡れ場はマッチしないのですね。それでもちょっと浮いています。濡れ場をみていると、もうそれはいいから…という気分になるので。絡みとして良かった(成人映画的にエロチックさを感じた)のは、リカと川野のものでしょうか。あとは、普通の青春映画の一コマになっていて、背徳感も出てこないので、ちょっとカットすればR15にもならないかも…。

で、青春映画としてどうかと言えば、短い中でかなり消化不良があります。まず、拳銃のエピソードは使い方は面白いのですが中途半端。ヤクザが拳銃と思ってバイブレーターを取り出すシーンはいらないでは。あるいは実際の使用時に取り出したらバイブレーターだったのでやられた~とか。(それでは余計映画にならないか…。)マサルとの話も、もう少し丁寧に描いてもらうといいと思います。何も示されないので、行動が唐突過ぎ、取ってつけたようになっています。川野もしゃべらなさすぎ。というか、しゃべらせなさすぎ。思いが深く出てこないので、しっかりした青春映画になりません。丁寧にアイドル路線でつくればいいストーリーなんですが。

ということで、帯に短しタスキに流し的な感じがしてしまうので、少なくともピンク映画を見たという気分ではないことは事実。しかし吉沢明歩が可愛いので許します。というか、彼女が普通の映画をやっているのを見るということが逆に扇情的なのかもしれません。今やこの映画から10年。演技が上達していれば、大人の女の演技ができる年ごろのはずですが、どうなんでしょう。今では、中国でも売れているらしいですが、ガチでオトナの映画を作ってくれることを期待します。

さて、2017年8月6日から、ラピュタ阿佐ヶ谷で、「新東宝ピンク映画 ラスト・フィルム・ショー inラピュタ阿佐ヶ谷 ~21世紀ピンク映画デビューの監督たちを中心に~」というタイトルで、15本ほど上映される予定になっていますが、この映画はその中の1本に選ばれています。見に行きたいのはヤマヤマなんですがね…

【リスト】 ① 裸のエロスを見る作品
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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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