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「赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター」 美しい海で淡々と進むサメ映画

夏も近づき、シャークムービー。ということで、GYAO!動画から、「赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター」を鑑賞です。オープン・ウォーターというシリーズがあるようですが、残念ながら見ておりません。今年の夏のカリ・コレで第3弾が上映されるとのことですので、これはそのシリーズとは関係ないということなのででしょう。ただ、実話を基にした海洋パニック映画ということは共通しているようですが…。

あらすじ
船を届ける仕事をしているルークのもとに、友人のとマットとそのガールフレンドのスージー、そして、マットの妹でルークの元カノのケイトが訪ねてくる。彼らは、ルークとのヨットクルーズを楽しみに来たのだ。ルークの仲間のウォーレンとともに、ヨットで秘密のスポットの無人島に行き、その帰路、船は水中の障害物に衝突し転覆。大海原に取り残された彼らは、ウォーレンを残して、水平線の彼方の島を目指して泳ぎだすが、そこはサメの出没する海原だった…。



導入部、親しげに挨拶するメンバーですが、ルークとケイトの間には、過去に何かあったようなぎこちなさがありました。5人はさっそく大海原にヨットで出発、無人島に上陸して楽しいひと時を過ごします。そこでも、ルークとケイトはお互いに何かを言いだそうとしています。ちょうどそこへ、潮の流れが変わるので出航するとの合図。再び彼らはヨット上の人となりました。ここまでは、大変美しい海の様子が描かれます。まるで、観光用のイメージビデオのようでもありました。しかし、途中で起こる小さな出来事が、少しずつ不穏な空気を漂わせています。

翌朝、マークとケイトが昨日のちぐはぐな会話を修復しようとしているところで、ヨットが転覆。5人はなんとか裏返った船底に這い上がります。どうしようもない状況で、マークは、このまま留まれば助からないのは目に見えている、座して死を待つよりも島の方向を目指して泳ぐべきだと主張。しかし、このあたり一帯はサメの海。その恐怖にウォーレンは船底の上で待つことに決め、ケイトも残ると主張します。最初は3人でスタートしましたが、思い直したケイトが合流、4人で泳ぎ始めました。

美しい穏やかな海原が続きますが、やはりサメが出現し、4人を恐怖に陥れます。そして、サメの犠牲になる者が出始めました。翌朝、遠くに岩礁が見え、残った者は最後の力を振り絞って泳いでいきます。沖合の小さな岩で休みながら、いくつかある岩を伝うように海を渡っていく形となりました。最後に残ったルークとケイトは小さな岩の上で二人の愛を確かめ合い、岩礁への最後の泳ぎを決行しますが…。

赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター

まず、特筆すべきは、前にも書きましたが、海の美しさでしょうか。前半のヨットクルーズの場面は、そこここに美しい映像があり、目を奪われます。ストーりー自体は単純なものなので、どれほど緊張感や恐怖感が煽られるか、あるいは人間性の弱いところが出てくるかといったところですが、それほど強調はされません。ただ、終始海の中に放り出された格好なので、一定の恐怖感が常に付きまとっていて、それがひしひしと伝わってくるという感じでしょうか。そして、最も緊張するのはラストに向けての部分でした。脅し的な効果があまりありませんので、恐怖感というよりも、どうなるどうなる!といった緊迫感です。

最初に、これは事実に基づく物語ですと断られます。とすれば、後で途中までの行程を解明する、何らかの手段があったということで、最も可能性があるのは、生存者がいるということ。でなければ、作りようがないということでしょう。では誰が残るのか?一人なのか、複数なのか?普通は主役級が残るもので、そこは見当がつくのですが、犠牲者に対しては、それほど明確にフラグを立てていない様な気がします。

船が転覆して以降は、洋上を泳ぐシーンがほとんどになり、サメの描写も、恐怖を煽るような凶暴さや、直接的に体を食いちぎる場面を見せるようなグロいシーンも無いので、犠牲者は、淡々とやられて消えていく感じです。従って、コケ脅しの恐怖でなく、大海原にいることの断続的な恐怖と緊張感がベースです。そして、それが延々と続きながらも、緊張感を持たせる原動力になっているということは前記の通りです。ラストについては余計な蛇足がなく良かったと思います。この映画は、獰猛なサメの恐怖やアクションをお目当てにすると期待外れになると思いますが、全体的には、海が美しく撮られていて、あまり細工せず、より現実味を出しながらうまくまとまめているという感じがしました。
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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