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「真夜中の処刑ゲーム」 楽しめるB級籠城アクション映画

Amazon Prime に古めのB級アクション映画がいくつかあった中の一つ。劇場未公開で、テレビ公開という形だったのでしょうか。IMDBには、日本はVideo Premiereとあります。1983年のカナダの映画。監督は、ポール・ドノヴァンと、マウラ・オコンネルの二人がクレジットされています。

あらすじ
警察のストライキで無法地帯となったカナダの街。グースと陶芸家の妻は、グース(ジェフ・パスティル)の外出の事で喧嘩になり、グースは妻の作品を壊して、迎えに来た男とともに家を出ました。その夜グースたちは自警団と称してゲイバーに侵入。嫌がらせをしながら、バーテンの男に暴行を加えていた時、誤って死なせてしまいます。処置に困ってボスのケイブ(ダグ・レノックス)を呼ぶと、彼は無言でサイレンサー付きの銃で店にいた目撃者全員をの頭を撃ちぬいていきました。そして、一人の青年がなんとか逃亡します。

青年はアパートの一室に逃げ込みました。そこにはホレイショ(トム・ナディーニ)とバーバラ(ブレンダ・バジネット)、2人の盲目の少年、そして隣家の青年チェスター(ダリル・ハネイ)がいました。ホレイショは青年をかくまい、グースたちを追い返します。グースたちは、一旦引き上げると、ケイブと共にアパートのメンバーを始末するために戻ってきました。暗視カメラで監視しながら包囲し、一人の盲目の少年が外に出たところで撃ち殺されます。ホレイショたちは徹底抗戦を準備、武器を自作し、まずは屋上から部屋を狙っている男を倒しますが、殺すまでは至りませんでした。他の自警団のメンバーたちは再びアパートへの侵入を試み、あの手この手で防戦するホレイショたちがすべて倒していきます。そして、最後に残ったケイブがアパートに侵入し、ホレイショたちは協力して応戦。チェスターが殺されますが、匿っていた男も初めて活躍し、なんとかケイブを倒しました。

ストライキも終わり、公園で一人の警官が見回りをしていました。そして、その警官の顔は、屋根の上で狙っていて倒された自警団のメンバーのものだったのでした…。



真夜中の処刑ゲーム

序盤でいきなり、無慈悲な処刑シーンが登場し、あとは、逃げ込んだ家の住人を巻き込んでの、籠城映画。双方犠牲を出しながら、近代兵器に対し、ゲリラ戦的な知恵で対抗するというアクション映画でした。冒頭の人物背景の描写で、少なくともリーダー格のやつは、とんでもないDV男ということが描かれ、視聴者の敵になります。そして、あとは事件の発端となったゲイバーと、男が逃げ込んだ建物の住人宅が舞台。隣の家の住人との、普段からの交流方法がポイントでした。

女性一人で目立っているバーバラが、出ていこうとしたり、わめいたりと、いろいろとハラハラさせてくれる役です。そして、ボスキャラのゲイブは、戦闘員が全滅した後、やおら単独で殲滅行動を開始します。チェスターがいろいろと知恵をひねって考え出す、対抗方法の仕掛けと、いろいろと怖がって戦えそうもないキャラクターが、いざとなると活躍するのがミソで、最後は近代兵器に対して、接近戦のナイフで対抗しました。

ということで、なかなか緊張したサスペンスを楽しめたのですが、2つほど疑問が。このゲイバーに押し掛けたグループは、全員スト中の警官だったのでしょうか?全員そうだったとすれば、ひどいもんですが、武器の所持や扱いから、本当にそうかも…。あと、最初にクレーンで釣り上げたバイクはどうなった?どこかでこのフラグは回収されるかと、気になってしかたがありませんでした。ともあれ、ほとんど暗い画像の、なかなか緊張した映画で、当時のB級アクションの雰囲気も思い出しながら楽しみました。

2019.11.3 HCMC自宅にて Amazon Prime よりのパソコン鑑賞

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

「スキャナーズ」 後続に影響を与えた80年代の名作SF

公開時に気になっていた映画という記憶があって、チェックしておいたものを、やっと見てみることにしました。当時、この映画が気になっていたのは、題名がP.K.ディックの暗闇のスキャナーと似ているという点です。残念ながら、関係はありませんが…。暗闇のスキャナーは、後年、別にアニメ映画化されました。それも見ていないのですが…。スキャナーズは、1981年のデイヴィッド・クローネンバーグ監督の作品です。

あらすじ
ベイル(スティーヴン・ラック)は、ショッピングセンターでハンバーガーを食べているところを婦人客に見つめられ、悪意をもって彼女を睨みかえすと、その女性はもがき苦しみ始めてしまいました。ベイルはその場に現れた男達に麻酔銃を撃たれて捕まってしまい、ある施設のベッドで目を覚まします。そこは国際的警備保障会社コンセック社が設立した超能力者(スキャナー)の研究所で、研究者のルース博士(パトリック・マクグーハン)から、ベイルはスキャナーであると告げられ、スキャナー達を集結させて世界征服を企てるレボック(マイケル・アイアンサイド)の殺害を要請されます。

レボックは、自傷で眉間に穴を開けてしまい、傷跡が残っているのが特徴です。そして彼は、コンセック社の公開実験で、レボックにスキャンを試みたスキャナーに対し、相手の頭部を破裂させたうえ、逃走するという、強大な力を持つスキャナーなのでした。ルース博士によってスキャナーとしての能力を覚醒させられたベイルは、レボックの情報を求めて、各地のスキャナー達に会いに行きますが、レボックのグループによって、従わないスキャナー達は次々と殺害されていました。ベイルは女性スキャナーのキム(ジェニファー・オニール)と行動し、エフェメロルという薬物から、レボック追求の手がかりが生化学研究所にあると突き止めました。

工場では、大量のエフェメロルが生産されており、それはコンセック社とも繋がりがあることを突き止めます。そして、そのエフェメロルを妊娠中に投与された妊婦の胎児は、生まれながらにスキャナーの能力を得るのでした。キムと共にコンセック社に戻ると、ルース博士に、コンセック社内部に裏切り者がいると告げますが、ルース博士は銃殺され、二人はコンセック社からも追われることになると、公衆電話の回線を通じてコンセック社のコンピュータにアクセスし、システムを破壊してしまいます。しかし、そこに現れたレボックに二人は拉致されてしまいました。

レボックは、自分はベイルの兄であり、ルース博士は2人の父親だとベイルに告げると、能力を用いて世界征服を持ち掛けます。しかし、べイルはこれを拒否し、強力なスキャナー同士の戦いが始まりました。壮絶な対決が行われた現場で、ベイルを捜すキムが見たものは、灰と化したベイルの焼死体。そして、部屋の隅でたたずんでいた男は、眉間の傷が消えたレボックで、その男は「僕達は勝ったんだ」とキムに語りかけるのでした。



スキャナーズ

クローネンバーグ初期作品で、いろいろなアイデアをつぎ込まれていると思いました。古典的な巨匠のSFというストーリーではなく、70年代以降の新しいSFのイメージがあります。そして、いろいろな試みを試しているという雰囲気もありました。映像的には、今となっては少々古さを感じてしまいますが、あの頃のSFの雰囲気がよく出ています。スキャナーの対決は、攻撃と守備を顔で表すという趣向になっていますので、変顔としかめ面のオンパレードになっているところが面白いです。その中で、マイケル・アイアンサイドがさすがカナダのジャック・ニコルソンと呼ばれるだけあって、似てます。

ストーリーは、かなり凝った筋立てだと思いました。ただし、SFとしての筋の面白さが映像の特異な表現の中で、何となく目立たないというか、ちょっと生きていない感じがしました。ちょっと、ショッキングな映像とか表現を連ねることに重きをおいたのかなという風に感じました?それはそれで面白いもので、スキャナーの攻撃で頭が破裂するシーンがやはり圧倒的です。この場面も含め、いろいろなアイデアが、後世に影響を残した映画になっているようです。

これより前の作品は見ておりませんが、クローネンバーグ監督の快進撃は、この映画から始まったと言えると思います。映像が過激だったり、グロかったり、あるいは精神的に病んでいたりする彼の世界は、かなり好きなんです。ニューウェーヴのSF作家の作品を原作として使ってくれるところも好みです。まだ見たい作品もたくさんあって、私も、時々チェックする監督の一人なのでした。

2019.12.28 HCMC自宅にてAmazon Primeよりのパソコン鑑賞

テーマ : 映画レビュー
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「Breakthrough (2019)」 神への祈りによる奇跡を描く

飛行機の中で、プログラムをいろいろと探索した結果、手ごろで知らない映画があるなと思って予備知識なしに見始めました。2019年のアメリカ映画で、監督はロクサン・ドースン。女優からスタートし、テレビシリーズのスタートレック出演から、一部エピソードでは監督も行っている方です。

あらすじ
ジョン・スミス(マルセル・ルイス)は、養父母であるブライアン(ジョシュ・ルーカス)とジョイス(クリッシー・メッツ)夫妻に大切に育てられてきた14歳の少年です。彼は、グアテマラ捨てられていたところを、今の両親に引き取られたのですが、その背景に苦しみ反抗期を迎えていました。学校での、家族の歴史をプレゼンするという課題にも抵抗を示し、提出しようとしません。また、母のジョイスもコミュニケーションがとりづらくなったジョンを心配していました。

ある日友達3人で氷結した湖に遊びに行ったジョンたちは、氷が割れて落ちてしまい、二人は何とか這い上がりましたが、ジョンだけは力尽きて湖の底に沈んでしまい、レスキュー隊に心肺停止状態で引き上げられます。救命措置を受けますが回復せず、主治医のギャレット(デニス・ヘイスバート)は、ジョイスをお別れを言うためにべッドに招き入れます。ジョイスはジョンを抱いて死なないよう精霊にお願いすると、なんと心拍が戻ってきました。その後、ジョンは治療の為に昏睡状態に置かれ、主治医は希望はあるが後遺症が残ること示唆します。そして、ジョンは少し反応を示し、ジョンの様子はメディアでも放送され、市民の応援も高まってきした。

しかし、ジョイスは遅々として進まないジョンの回復へのストレスから周囲にあたるようになります。そして、夫たちとの口論の後、自分が事態をコントロールできる訳ではないことに気づくと、ジョイスは病院の屋上で神に許しを請います。主治医は昏睡状態での治療を打ち切り、少年の回復力にかけることを提案し、昏睡状態を解除すると、ジョンは蘇生し、数日後には学校に行けるまでに回復しました。そしてジョンは、命を救ってくれたレスキュー隊に感謝を述べ、生き延びることができた自分の人生の目的を理解し、周囲の人々との関係を再びより良いものに作り直していくのでした。



Breakthrough

この映画は、宗教映画という範疇に入るもののようです。そのあたりは自分自身もあまり身近でないので、定義は難しいのですが、宗教をモチーフとした映画で、これはその中でも直接的に信仰の大切さを説くものと思います。内容は確かに感動する話になっています。ただし、宗教的生活をしていない者にとって、すべてが納得いく話かというと、そうはなりませんでした。どうしても、科学的には、冷水で溺死した少年が生還し、後遺症もなくある日回復するということが起こるのは、どういう条件の時だろうと考えてしまいます。

この映画では、それは神の力であり、祈りの力で解決されるものです。そして、それに正しく向き合うことの大切さが語られます。宗教家や信仰のある人々にとっては、これ以上にない手放しで讃える話になるということかと思います。という訳で、そういう立ち位置にない私としては、普通に生還の場面や、家族のドラマに感動するということになります。現実感には乏しいという感じは残りましたが、確かに感動はします。

神の力という部分を除けば、拾われて養子として育てられてきた男の子が、自分と周囲との違いに悩み、そのはけ口を親への反抗に向け、大切に育ててきた両親は、子供の突然の変化に思い悩む。そして、ある事件をきっかけに、周囲の人々に見守られながら生きていることを強烈に体感し、これから社会の為に生きていこうと決意するという、極めて人間的なドラマになっています。その骨格自体は、十分感動的なのでした。宗教色が強いので、そちらの方は隠れがちではありますし、宗教的なテーマの部分は、特に信仰の無い私は、見てどうのこう言う立場にはないと思いました。ずっと出ているクリッシー・メッツは立派な演技をしていると思います。

2019.12.17 VN301 NARITA→HCMCにて機内鑑賞

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「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」 アクションを楽しもうってことで

以前に大量に箱買いしたDVDも、ボチボチ消化していっています。興味深いものもあるのですが、自分からは好んで見ないといった作品も多く、実はそういった作品に出合うことも楽しみではあるのです。そして、これもその一本。ロバート・ロドリゲス監督の2003年の作品で、マリアッチ三部作の三作目となる作品です。

あらすじ
様々な勢力のせめぎ合いに揺れるメキシコの町。CIA捜査官のサンズ(ジョニー・デップ)は、この任務を利用して私腹を肥やそうと企み、腕利きの殺し屋を捜し、伝説の男エル・マリアッチ(アントニオ・バンデラス)に会います。サンズは、クーデターを裏で操っている麻薬王バリーリョ(ウィレム・デフォー)と、クーデターの首謀者であるマルケス将軍の間に動いている巨額の金を手に入れる目的で、マリアッチにマルケス将軍の暗殺を依頼。マリアッチは、かつて恋人だったカロリーナ(サルマ・ハエック)を将軍に殺されていたため、復讐のためにその仕事を引き受けました。

さらにサンズは、バリーリョの動きを探るため、元FBI捜査官のラミレス(ルーベン・ブラデス)に調査を依頼し、ラミレスはバリーリョの側近ビリー(ミッキー・ローク)に近づきます。バリーリョに嫌気が差していたビリーは、ラミレスへの協力を約束します。そしてクーデター決行の日。大統領は演説会場に現れた頃、サンズはバリーリョたちに捕えられ、目をえぐり取られてしまいました。一方、マリアッチは祖国と復讐のため、マルケス将軍に狙われていた大統領を保護してクーデターの軍隊と戦い、またラミレスもビリーの協力を得てバリーリョに立ち向かい、2つの勢力は倒されたのでした。



レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード

このシリーズは今まで見たことが無かったので、3部作の3作目から見るという無粋なことになります。内容は、マカロニウエスタンを現代版にして肥大化させたというところでしょうか。ストーリーは、そこそこありますが、いろんな登場人物が絡むめまぐるしい展開と、マカロニを誇張したような演出にストーリーの本流が隠れてしまった感もあり、追いかけるのが大変でした。まぁ最終的にこうなるんだから、途中のストーリーはどうでもいいか…という感想です。

大統領、クーデター首謀の将軍、麻薬王、それに悪徳CIA、元FBI、マリアッチと絡むので、ちょっと複雑な展開です、かといって深い事情のある関係でもなく、適当にやり合う感じです。でも、この映画の見せ場はそんなところではなく、マカロニのスピリットを最大限誇張して見せて、殺戮と破壊の限りをつくすところなんでしょうけどね。

音楽含めて、個々の場面は大変楽しめました。仕掛けもたくさんで、ここには思いっきりギャグも散りばめられています。アクションシーンもたくさん。いささかオーバーアクションではありますが、なかなか楽しめました。銃器に関してもいろんなものが、星の数ほどでてきますので、これも見どころでもあるのでしょう。という訳で、なんでも詰め込み過ぎと言えばそうなんですが、サービス満載のアクション映画でした。

2019.10.7 HCMC自宅にてDVDをパソコン鑑賞

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「パラサイト 禁断の島」美少女出演の緩いサバイバルホラー

ベトナムで上映していたホラー映画。こういうB級ホラーが当地ではなぜか断続的にかかっています。英語で見てもそこそこ楽しめるので、時間がある時に見に行っていました。監督は:フランク・カルフン2019年の映画で、日本ではDVDスルーでした。

あらすじ
トビー(ローガン・ミラー)は、自宅でゲームをしている間に父を殺され心に傷を負い、更生の為のプログラムを受講することになりました。その最後のイベントとして、無人島で3日間、一人で過ごすというプログラムがあり、これに参加したトビーは、孤島で一人、自分を見つめなおすことになります。しかし、無人島のはずのその島でトビーは、マデリン(クリスティン・フロセス)という一人の美少女と出会いました。

外との連絡手段もない、この孤島になぜこの少女がいるのか不思議に思うトビーですが、二人でサバイバルの時間を過ごし、親密になるうちに、少女が無人島に閉じ込められていると感じ始めます。そして、この少女が、ジャングルの中の小屋に母(ジョリーン・アンダーソン)と二人で住んでいることを知りますが、トビーを見た母は決して友好的ではなく、経緯についても要領を得るまでには至りませんでした。そして、トビーを連れ戻しに来た船が漂着しているのを発見。トレーナーも森の中で殺されてしまいます。

母も何者かに惨殺されてしまい、トビーは森のはずれのある灯台跡に向かうと、そこにはこの島の過去がありました。幼少期に島にやってきたマデリンと両親ですが、この島で生活をしているうちに、マデリンが土着の悪霊の生贄になってしまい、その日から、マデリンは夜になると悪霊として村人を襲うようになり、最終的に母子のみが残され、母はマデリンを守っていたのでした。トビーはその灯台跡でマデリンが変身した悪霊に襲われ、激闘の末、灯台もろとも焼き払うことに成功すると、警備艇に拾われ、遠くに焼け落ちる灯台を見ながら、島を離れたのでした。



パラサイト 禁断の島

基本Vシネマで、アメリカの一部劇場と、一部の国で劇場公開というもの。その一部の国でたまたま見ることができました。父親を強盗に殺されたトビーが、カウンセリングのプログラムに参加。その最終課程の、「無人島に1人で3日放置」というサバイバルプログラムで起こった出来事という設定です。

だいたい、話のネタが、タイトルバックで次々と過去の写真という形で示されてしまうので、なんとなく雰囲気が判ります。自らネタバレしている感じです。あとは、それを頭に入れて、サバイバルを見ていくスタイル。ホラー度は少なめで、前半はただの脅かしというか、悪夢で目が覚めました的なパターンで、ストーリーを絡めて怖がらせるものではなく、インパクトも軽めです。あまりグロには走っていません。

無人島2日目で出会う美少女を演じるのは、1996年生まれのクリスティン・フロセス。彼女が結構可愛くて雰囲気もワイルドなので、なかなか良かったです。ということで、彼女を見ることに価値を見出しました。モデル出身のようですね。ストーリーは、この手のお話にしては、まぁまぁ堅実にまとまっていますという感じでした。ラストはちょっと切ない感じで終わり余韻を残します。実際、悪霊はこの程度では倒せないと思うのですが…。

2019.9.28 LOTTECINEMA NOWZONEにて鑑賞

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「ロスト・ガール 魂を失った少女」 美しいファンタジー系ホラー

Amazon会員特典に登場していたロストガール。なんか面白そうなにおいがするので見てみました。ちょっと軽めのB級ホラーかなという感じです。2014年のアメリカ映画で、ジェニファー・B・ホワイト監督の作品です。ボストン国際映画祭ほかで、いくつかの賞を受賞しています。日本では、ネット配信のみではないかと思います。
原題:Mary Loss of Soul

あらすじ
15歳のメアリー(ケイリー・ブライアント)は、魂の一部を失っていました。快活な少女だったメアリーは、ある日湖畔の別荘地で行方不明となり、夜遅く魂を失って帰って来たのです。それから、得意のダンスも身が入らず、ぼーっとした毎日を送っていました。両親は心配して医者を転々としますが埒があかず、母は呪術的な解決を模索しますが、父親は意味がないと反対します。そして、メアリーの亡霊が家に現れるようになります。

ある日、メアリーの元に警察が訪れます。湖で2人の少女が殺害され、それがちょうどメアリーが一時的に行方不明になっていた日なのです。警察はその間に何があったのか、メアリーの行動を探ろうとします。母親は探し当てた霊媒師に頼り、メアリーの失われた魂の一部とコンタクトしようとします。そして、メアリーが失踪した湖畔で不思議な世界に入り、メアリーの遺品を持ち帰ると、メアリーの魂は戻ってきました。しかし、メアリー自身何かが足りないという感覚を持ち続けていました。

メアリーと霊媒師そしてその家族は湖畔に向かい、メアリーは記憶を取り戻していきます。そして、記憶に甦ったのは2人の少女と、彼女たちを溺死させる殺人者の女です。女はメアリーの方に向かってきた時、そこにいた近所の男性の霊がメアリーの魂を非難させていたのです。その男性はメアリーに会うと魂を戻し、二人の少女と共に旅立って行ったのでした。



Mary Loss of Soul

ホラーと思って見ていましたが、雰囲気はホラーではありますが、おとぎ話風でした。童話に近いともいえるかもしれません。そして、最終的にはファンタジーで終わるようでもあります。この雰囲気は、けっこう気に入りました。メアリーの家族は理想的すぎるような、愛に包まれた家族。その中で事件が起きていきます。家族は、美男美女の善人ぞろい。そして、悪はいかにも魔女の様な悪人としてメイクされています。

メアリーのゴースト(スピリッツ?)もなかなか美しいのですが、所かまわず堂々と出てきて、やはり怖いのです。それが前半で、これに慣れてくると少女2人の殺人が絡むスリラー風味が入り、ファンタジーに至るという道順です。最後に、記憶が戻って問題は解決するのですが、そこのところは至極アッサリした感じで終わりました。そういった意味で、あまり伏線や仕掛けはないので、ちょっと弱く感じるところかもしれません。でも、それを凌駕するような童話の世界だと思います。世界の名作童話の世界も、描きようによっては、得てしてそんなものだと思いました。

そういった訳で、ちょっと薄味ではありますが、美しいこの映画は、人によって評価はかなり別れる作品だと思いますが、自分的には結構気に入っています。お母さんが美人だし、妹のソフィアも可愛いのです。ソフィアは霊能力も強そうなので、きっといい魔女になると思いました。

2019.12.18 HCMC自宅にてAmazon Primeよりのパソコン鑑賞

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「ディセント ザ・ダークサイド」 結局何がしたかった?

いろいろと、手あたり次第B級映画を探してみた時の1本。当たりもありますが、外れもあります。これは、お世辞にも当たりとは言えなかった1本なんですが…。2013年のアメリカ映画。デヴィッド・ハント監督の作品で、モリンズ・フィルムフェスティバルというホラー系の映画祭で、主演のクリス・クリーブランドが主演男優賞を受賞しています。

あらすじ
地元を離れていた弟ブラッド(マシュー・アラン)が帰郷して父の墓所を兄弟で訪ねた時、突然地面が陥没、そこには深い穴が開いていました。穴の中に降りてみると洞窟があり、人が立ち入った形跡があります。そして突き当りの岩には小さな穴が開いていたのです。岩は頑丈なもので、二人はドリルを持ち込み、少しずつ穴を広げていき、ついに兄のテッド(クリス・クリーブランド)が穴の向こうに入ることに成功します。

テッドは、閉所恐怖症で入れないブラッドの代わりに、洞窟探検の経験のあるジョー(サーカス=スザルースキー)を誘いって洞窟に向かいますが、テッドが怪我をしてしまい、ジョーが一人で探検することに。しかし戻ってきたジョーは、何かに怯えて、見たものを語らずに帰ってしまい、その後ジョーは家に閉じこもりやがて死を迎えたのでした。テッドも悪夢にうなされるようになり、再びテッドは中を見極めるために、一人で洞窟に向かいます。しかし、中で見たものに怯え、それに追われたテッドは一目散に出口に向かい穴から這い出します。

その後、部屋に閉じこもった2人ですが、彼らがいない間に、叔父のチャーリー(マイク・ハイター)が二人が洞窟に行ったと思って入ってしまい、気づいた二人は後を追いますが、洞窟の奥で異様な姿の怪物に取り囲まれ、テッドはブラッドだけを逃がし、自らダイナマイトに火をつけ、すべてを破壊するのでした。



ディセント ザ・ダークサイド

何と申しましょうか、いいところはあることはあるのですが、見て良かったという感想が残らない映画でした。ホラーものであり、怖がらせる場面は、確かに怖いと思います。しかし、どこにも必然性が感じられません。家の中に出てきたりとか、単なる幻覚では無いかと思いました。布団に潜ると消えるというのも、ちょっとね…。それに、チャーリーが洞窟に入ってからは、画面が暗くて何が起こっているかさっぱり解らないし、そもそも皆苦労してるのに、老人体型でひ弱なチャーリーが、何で中に入ることができたの?というのは、突っ込みどころ以前の問題のような気もします。

実際に向こう側に入る前までは、思い切り溜めてますね。なかなか進まないし、ここは兄弟の確執テーマを醸成する部分のようです。でも、兄弟の確執の原因がなぜなのか?彼女の問題?家の問題?でも、そこまでこじれる程の明確な理由が見当たらないのですがね。ただ、この部分は、兄の通り抜けようとする試行錯誤が良かったです。私も閉所恐怖症気味のところがあるので、このシーンは確かにゾクゾクしました。これが、唯一この映画の良かったところかもしれません。

という訳で、普通のホラーと違って、兄弟愛と和解を謳い上げたドラマを狙ったのかもしれませんが、結果としては、退屈でよく解らないものになったようです。残念ながら、B級的楽しみもありませんでした。ゆっくり進む話は、全く面白くないわけでは無かったのですが、発煙筒のピンクに支配されたラストのゴチャゴチャと、取ってつけた様な締めで、努力が報われませんでした。必然性とか、目的意識とかいうものからは超越していたと思います。

2019.9.27 HCMC自宅にてパソコン鑑賞

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「プロジェクト・ゼロ」 B級ジャンキー・ホラー・ムービー

それほど期待せず、漫然と見始めたホラー映画ですが、最初の自殺シーンが強烈、どうなることかと思ってしまいましたよ。実際は、そのあとは、それ程でもなく、ちょっとグロい麻薬ネタのホラー・ムービーでした。ジョナサン・A・ライト監督による、2010年製作のB級カナダ映画です。
原題:Nostrum 欧米向新タイトル:Psychotica 邦題:プロジェクト・ゼロ

あらすじ
麻薬中毒者の数が増加するなかで、麻薬撲滅運動として進められている、ある実験。それは、自殺衝動を持つ麻薬を拡散し、患者を減らしていくというものでした。その実験の責任者シュリ―博士(クリスティアン・バコ)は、実験によりその麻薬を使用した者の一部が凶暴化することが解ると、実験を中止し、実験に係わった売人や所持者を一掃していくことになります。

一方で、この麻薬ベイビー・ブルーを買ったベネット(ベン・ロス)が自殺するのを目の当たりにして、仲間のジェス(ミーガン・ハッチングス)たちは、これを機会に麻薬を断とうと、田舎の屋敷を密閉し、立てこもることにしました。そこには最後の一服ということで、少量の麻薬が持ち込まれていたが、その中にはベイビー・ブルーも混ざっており、使用した一人が凶暴化してしまいます。閉ざされた屋敷で、ある者は逃げ惑い、ある者は自殺していきという中で、麻薬を服用しなかったジェスはなんとか外への出口を見つけ、出ることに成功しますが、そこにはベイビー・ブルーの所持者を根絶やしにするために追ってきた、シュリ―博士が待ち受けていました…。



プロジェクト・ゼロ

これは、ジャンキーホラームービーといった感じでしょうか。ジャンキー仲間の凄惨な自殺をきっかけに、クスリを断つため立てこもった農場の館で、惨劇が展開するという物語。自ら密室を作り絶叫の惨劇の館で右往左往するという、いかにもありがちなお話であります。ただし、ストーリーは意外としっかりしてるし、登場人物の描き訳もある程度できているので、危惧したほど無茶苦茶な映画では無かったと思いました。

ミーガン・ハッチングスが主演で、仲間の中で途中から頭角を現してきます。絶叫も怖がり方もまずまずで好演でした。彼女の長編映画はIMDBを見るとこれだけみたいです。ホラー度はそれほどでもなく、グロ度が高めです。そしてグロについては、最初の方の自傷シーンがいきなりかなり強烈。それ以外は普通のグロさでした。

この映画の違和感は、やられて死んだと思った登場人物が復活してくるところ。確かに死んだとまで確認はされていないのですが、それがある程度の決め手になっているところに、ちょっと反則だよねと思いました。ラストは、主人公にまた悲劇が降りかかるのではと、思わせぶりな場面を経て、エンドロール後にもう一展開。ああ、そっちなんですねと、少しだけ意表を突かれた感じもあり。でも、B級ホラーとしては楽しめました。

2019.9.23 HCMC自宅にてパソコン鑑賞

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「デッド・フライト」 エアポートシリーズをゾンビ映画に…

いかにも胡散臭げなゾンビ映画。飛行中の航空機内が舞台らしいゾンビ映画です。そんなのすぐに蔓延してしまうだろうと思いつつ、いろいろ突っ込んで笑ってやろうと見始めました。ところがどうして、なかなかのものだったのです。2007年製作の映画で、スコット・トーマス監督の作品です。

あらすじ
旅客機の貨物室には、国家レベルの重要貨物が積まれていました。ところが、旅客機が暴風域の影響で大きく揺れ始め、貨物室の貨物が崩壊。重要貨物の蓋が開いてしまいます。中から出てきたのは1人の女性。警備員がその女性を銃撃すると、たちまち女性はゾンビ化し、警備員に襲い掛かりました。この女性は、死者を生き返らせる実験中に薬品を浴びてしまい、冷凍催眠されて運ばれていたのです。

機内から、研究関係者が貨物の様子を見に、副機長を伴って貨物室に入りますが、ゾンビ化した女性と警備員に襲われ、副機長はかろうじて逃げ帰ります。機長に貨物室に怪物がいると伝えても相手にされず、保安員を探して、再度現場に向かわせました。乗客の一人で詐欺罪で護送中の男(ケヴィン・J・オコナー)も、揺れで刑事(デヴィッド・チザム)が頭を打った隙に逃走し、機内に潜伏していました。貨物室で暴れているのはその男ではと、保安員と刑事が貨物室に向かいますが、ダクトの中でゾンビを発見して発砲。銃弾は天井を貫き、CAに当たってしまいます。一方、トイレでもゾンビが出現、女性客や友人たちに次々と襲い掛かり、機内はたちまちパニックに陥りました。

次々とゾンビ化していく乗客たちの中で、生き残ったCAと、隠れていた詐欺師、プロゴルファー夫妻は、刑事と保安員と共に、バリケードを作ってゾンビに応戦。すると、窓の外に戦闘機が見えてきました。重要貨物に問題が発生した場合、旅客機を撃墜することになっていたのです。操縦の心得のある詐欺師と刑事は操縦席で飛行の安定を取り戻し、ゴルファー夫妻は、ゾンビに追い詰められて覚悟を決め、旅客機の扉を開けると、吸い出されたゾンビと機内設備が戦闘機を直撃。旅客機は、詐欺師の操縦でなんとか原野に不時着し、生き残った数名は町を目指して歩き始めました。そしてしばらくたったころ、機内でしぶとく生き残っていたゾンビたちが、一人また一人と外に出て来始めるのでした。



デッド・フライト

最初に出てくるCAたちの化粧の濃さから、ゾンビ映画的なただならぬものを感じました(笑)。それはさておき、ストーリーはエアポートシリーズのような群像劇スタイルで始まっていきます。なるほど、この映画はエアポートシリーズの額縁に入ったゾンビ映画なんですね。機長・CAは勿論、無鉄砲な若者、犯罪者と護送する刑事、プロゴルフプレイヤー、科学者たちなどなど、癖のある人たちが偶然に乗り合わせている機内です。それも程よい混雑具合で…。

貨物室の振動による装置の破壊と、いきなりの発砲が惨劇のスタート。狭い機内なのでどうしようもなくゾンビは蔓延していきました。主要登場人物が次々とゾンビ化していく中で、ヒーローになって戦い続けるのは??だいたいそういうのは予測がつくものですが、この映画は微妙にそのあたりの定石を裏切り続け、いろいろ意表をついていて、意外性があって楽しめます。そして、東洋人風のシートベルトを外せずに、座ったままで唸っていたゾンビの活躍がいい感じです。

撃墜作戦は、ウィルスレベルのものであれば、どこに落とそうと根絶できないリスクはあるとは思いましたが、これではまぁ仕方ないですね。あとはまぁ、せいぜい頑張ってほしいものです。俳優たちはあまり知りませんが、ケヴィン・J・オコナーだけは流石にいろんな映画で見ていました。印象深い性格俳優で、ここでは実は最終的に主役級なのでした。大変楽しめるゾンビ映画だと思いますので、ファンは必見ですね。

2019.9.28 HCMC自宅にてパソコン鑑賞

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「ダンスウィズミー」 三吉彩花主演のミュージカルコメディ

三吉彩花さん主演のミュージカルコメディ。これであれば、楽しくないはずはないという雰囲気です。機内で見つけたので、期待して鑑賞しました。2019年の映画で、矢口史靖監督の作品です。矢口監督は、これが長編第10作目にあたるそうです。

あらすじ
鈴木静香(三吉彩花)は、大手企業で勤め、タワーマンションに住み、ブランド品で身を包む、徹底したキラキラOL生活を送っていました。面倒な仕事も、人気エリート社員の村上(三浦貴大)が絡めば、自宅に持ち帰ってでもこなしています。そんなある日、姪の面倒を見ることを押し付けられた静香は遊園地に出かけました。静香は何気なく行った催眠術コーナーで、落ちぶれた催眠術師マーチン上田(宝田明)に出会い、「音楽を聞いたら踊らずにいられなくなる」という催眠術をかけられます。そして、翌日の会議のプレゼンの時、プレゼン材料の音楽が鳴ると、静香はオフィス内で踊り出してしまいました。

怪しげな催眠術が効いてしまったことを知った静香は、マーチンを探し始めますが、マーチンは既に借金取りの追われ身を隠していました。マーチンのサクラの千絵(やしろ優)を発見し、興信所の所長・渡辺(ムロツヨシ)も加え、マーチンを追うことになります。マーチンが東北で怪しげな巡業をしていることを知った静香は、千絵の車で追いかけ、トラブルを片付けながら、道中で出会ったストリートミュージシャンの山本洋子(chay)も加わり、青森へ。そして、洋子に頼まれてとある結婚パーティーでも歌声を披露しました。それは、洋子とデュオを組んでいた元カレ男性の結婚パーティ。そこで洋子は豹変し大暴れになります。

静香と千絵はマーチンを追って北海道に渡り、催眠術を披露するマーチン上田に追いつきました。千絵から静香への催眠術が強烈に効いていたことを知らされたマーチンは、往年のパフォーマンスを披露し、会場を大きなミュージカル会場にしてみせました。週明けの出社時間までに、無事に催眠が解けた静香は、オフィスに向かいますが、今までの見栄を張り、自分を飾っていた生活に違和感を感じ、静香は会社から飛び出して千絵たちの元へと走っていくのでした。



ダンスウィズミー

三吉彩花さん久々に見ました。たぶんグッモーエビアン以来。でもまだ20代前半なんですね。ずいぶん若いころから活躍されていましたが、最近映画出演も順調なようで頼もしい限りです。特技がダンスということで、得意のダンスを披露していただいておりますが、まぁ、往年のハリウッドミュージカルと比較してしまうと、さすがにパワー不足感もありますが、なかなか今風で楽しい雰囲気を感じさせます。すべて吹き替え無しというのもさすがです。

ストーリーは単純で楽しめるものでした。期待以上のものでした。北海道までの間は、ロードムービーの様にいろいろなエピソードがちりばめられています。結婚式の場面など最高です。そういえば、ウェディングベルってこういう歌だったのですね。改めて思い出しました。宝田明さんもいい味を出しています。大先輩として見守りの雰囲気ですが、85歳なんですね。素晴らしい活躍です。

この映画は、オリジナル脚本なんですね。最近は漫画原作とか多いので、ミュージカルの為のミュージカルみたいな映画を作ってくれたのもありがたいと思いました。この先いろいろ楽しみが増えるような映画だったと思います。追随する作品が現れてくると楽しいと思います。主演の三吉彩花さんの取り組みもしっかりしたものですので、ますます好きになりました。応援してます!

2019.11.25 JL759 NARITA-HCMC にて機内鑑賞

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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