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「シャーロック・ホームズ 死の真珠」 ホームズの失地回復

シャーロック・ホームズ俳優として有名になったベイジル・ラスボーンは、ナイジェル・ブルースとのコンビで14本のホームズ映画に出演しました。これはそのうちの第9作。原作は短編の「六つのナポレオン」という作品です。1944年のロイ・ウィリアム・ニールの監督による作品です。

あらすじ
ドーバーに向かう客船内で、「ボルジア家の真珠」を奪ったナオミ・ドレイク(イヴリン・アンカース)は、うまく持ち帰ったつもりが、シャーロック・ホームズに奪い返されてしまいます。シャーロック・ホームズ(ベイジル・ラスボーン)はベーカー街の事務所で、ワトソン(ナイジェル・ブルース)に真珠を見せ、訪れたレストレード警部(デニス・ホネィ)と同行して、王立博物館へ向かいました。博物館の責任者たちが、セキュリティは万全だと示すと、ホームズはシステムを破って見せますが、その隙に変装していたコノヴァー(マイルズ・マンダー)が、真珠を奪って逃走してしまいます。システムを破ったことを責められたホームズは、真珠を取り返すために動き始めました。

その頃、ハーカー少佐が背骨を折られて殺され、現場は割れた陶器が散乱していました。そしてホームズはコノヴァーから狙われ始め、さらにキャリーという老婦人が背骨を折られ、現場は同様に陶器が割られていました。さらに3人目も殺され、残された陶器の破片を収集したホームズは、カモフラージュの陶器の破片の中で共通して存在するのは、ナポレオンの胸像の一部だと気づきます。博物館で聞き込み、陶器工房にコノヴァーが入ったことを確認、その時にナポレオンを6個作っていたことを知り、真珠がそのうちの1つに隠されていることを確信。胸像の行方を追い、2つはすでに壊され、残りの1つは医師に売ったと聞くと、ホームズはその医師の診察所に向かいます…。



シャーロック・ホームズ 死の真珠

ベイジル・ラスボーンの一連のシャーロック・ホームズものの第9作。シャーロック・ホームズについては、ご多分に漏れず、子供の頃から原作をかなり読んだので、それなりにイメージが自分の中にできているのですが、シャーロック・ホームズ俳優として有名なベイジル・ラズボーンが、自分のホームズのイメージにピッタリかというと、何となく違う気がするのです…。実際には、最高のシャーロック・ホームズ俳優と言われているらしいので、アメリカではこれが一般的なシャーロック・ホームズ像として定着しているのでしょう。

この物語は、シャーロック・ホームズがもったいぶってやり過ぎたため、財宝を盗まれてしまい、失地を回復すべく奔走するお話。失敗に対して何も悪びれず行動するので、可愛くありません。そのあたりマイナスであり、もう少しアタフタと慌てろ!と思うのですが、それをやっちゃうとシャーロック・ホームズでは無くなるのかな?とも思うわけです。ついでに言えば、ワトソン医師も、ナイジェル・ブルースというよりは、もっと書生っぽい感じなんですけどね。自分的には。

といっても、やはりこれが定番ですので、あくまで個人的に醸成されたイメージの話。このシリーズは見るのも、まだまだ2本目なので、本数を重ねていけば、このイメージが自分の中に定着してくるかも知れません。ストーリー自体も、今となっては正直古臭い感はありますが、往年の推理小説の雰囲気を楽しめることは間違いなので、また機会あれば見続けていきたいと思います。

2019.7.6 HCMC自宅にてAmazon Primeよりのパソコン鑑賞

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「修道女ジュリアの告白/中世尼僧刑罰史」 アン・ヘイウッドと中世の芸術的な美しさを

ひさしぶりに、アン・ヘイウッドが見たくなったので、探し出してきました。この映画は、日本では劇場未公開でVHS発売のみというパターン。欧米ではDVD化されています。修道女映画のレスビアン的な印象を狙った邦題をつけられていますが、ヌードシーンは最小限で、かなり美しい美術、衣装を持つ映画でした。邦題につられると当てが外れるでしょう。ドメニコ・パオレラ監督による1973年のイタリア映画です。
原題:Le monache di Sant'Arcangelo (The Nun and the Devil)

あらすじ
1577年。イタリアのサン・アルカンジェロ修道院では、マザー・スーペリアが死に瀕しており、後継のマザー・スーペリアへのシスターの争いが発生していました。年長のラヴィニア(マリア・クマ二・カシモド)、内外にコネクションを持つジュリア(アン・ヘイウッド)、修道院のパトロンであり貴族のドン・カルロス(ピエル・パオロ・カポーニ)と関係をもつカルメラ(クラウディア・グラヴィ)の3人。ジュリアはシスター・キアラ(マーチン・ブロチャード)とレスビアンの関係にありましたが、恋人との仲を遠ざけるため、修道院に入ってきた姪のイザベラ(オルネラ・ムーティ)も可愛がりはじめ、また、貴族のドン・カルロスとの関係もあったようです。

ジュリアは、マザー・スーペリアを手中にすべく、ラヴィニアに毒を盛って緩やかに衰弱させる一方、カルメラは色仕掛けのスキャンダルに陥れ、地位を確実なものにしていきます。そして、教会に多額の寄付を行い影響力のあるドン・カルロスからは、処女のイザベラを差し出すように言われ、渋々承諾。イザベラを一人屋敷に使いにやります。一方で、ジュリアの寵愛を失ったと思い、失意のキアラは、ジュリアの一連の策略の告発を記します。修道院の動きに不穏なものを感じた枢機卿とカラフォ牧師(リュック・メランダ)は、修道院を一斉捜査。毒薬や男関係の証拠、そしてキアラの告発書も押収。多額の寄付者であるドン・カルロスとの関係を考え、このままジュリアをマザー・スーペリアにすべきか、ドン・カルロスの影響力を排除するかで、2人は激論を交わしました。

そして、異端審問の裁判が開かれ、拷問の中で口を割る修道女たち。腐敗と不正に対する厳罰が下されたジュリアは、教会の腐敗を批判しつつ、その場で渡された毒をあおり、息絶えるのでした。



修道女ジュリアの告白/中世尼僧刑罰史

英語版を字幕なしで鑑賞。教会用語とか解らないので、理解にかなり苦労しました。アン・ヘイウッドは端正な顔立ちの美人で好きなのですが、やはりこの映画でも美しさが際立っています。加えて、修道女の服装や、修道院内部の造形なども丁寧に作られていてなかなか綺麗で、また音楽も美しくて、大変楽しめました。修道女物につきもののエロスはあまりありません。ヌードシーンは、アン・ヘイウッドはほんの一瞬だけ。その他はキアラとカルメラがラストの拷問シーンも含めて頑張っていました。

修道女物というジャンルがあって、それは、いわゆる教会や宗教を扱った物から、女性だけの閉鎖空間のエロス映画へと変化してきました。そして、日本では後者のみが一時期作られていました。この映画は、ちょっとエロスの入った前者で、修道院の中での権力と策略の世界。最後には、ジュリアが毒を飲まされることになりますが、その直前に枢機卿に向かって糾弾します。つまり、教会の表向きの活動とは裏腹に、その体制維持のため全体の仕組みとして不正や腐敗は横行しているのではないかということ。何事もそうですが、金と地位に溺れてはいけませんのですがね…。

アン・ヘイウッドを見るという目的においては、全面的に達成しました。クールな姿から、ちょっとエロティックな感じから、美しい感じそして、最後は拷問と断末魔のパフォーマンスまで。彼女の映画、今となっては積極的に見ようとしない限り、なかなか見る機会がないので、また思い出したら探して見てみようと思います。まだまだ尼僧ものとかもあったはずだからね。

2019.9.29 HCMC自宅にてパソコン鑑賞

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「八甲田山」 人生にも影響を与えた映画を久しぶりに再鑑賞

小学生の時に見たこの映画は、かなり印象に残っていました。それどころか、かなりその後の人生に影響を与えた映画の一つかもしれません。最近4Kレストアされてという話を雑誌の記事で読んではいたのですが、BSで放映されていたので、画面が綺麗になっているかなという期待もあって、久しぶりに録画鑑賞して見ました。1977年の映画で、森谷司郎監督の作品です。

あらすじ
日露戦争を前にした明治34年末、青森第五連隊の神田大尉(北大路欣也)と弘前第三十一連隊の徳島大尉(高倉健)は、ロシアと戦うための寒地訓練として計画された八甲田山における雪中行軍の隊長に任命されました。双方が青森と弘前から出発し、八甲田山中ですれ違うというという計画で、その為弘前隊は十和田湖を回り込み、長距離の行程を余儀なくされます。双方とも雪中行軍の方法について研究し、事前準備を十分に行いましたが、弘前隊は徳島の意見が採用され、27名の雪に慣れたものが選ばれたのに対し、青森の神田隊は行程こそ短いものの、神田の少数精鋭で行軍するとの意見は大隊長の山田少佐(三國連太郎)に拒否され、210名という大部隊のうえ、山田少佐以下の幹部も随行することになります。

神田隊は青森を出発。神田が予め用意した案内人も山田少佐に断られ、いつの間にか隊の主導権が山田に移っていき、神田は思うように指揮ができなくなります。その上、低気圧に襲われ、白い闇の中で方向を見失い、行軍は混乱を極め凍死者も出始めました。一方徳島隊は、女案内人のさわ(秋吉久美子)たちの助けも得て快調に進んでいきます。自然を相手に無闇に行動した神田隊はやがて統率者もいなくなり、凍死者が続出。人数は刻々と減っていきますが、自然と無理なく折り合いながら行軍を続ける徳島隊は順調に行程をこなしていきました。

神田隊の中でかろうじて命を保っていたものも次々と吹雪に襲われ、ばらばらになってほぼ全滅。八甲田山中に入った徳島隊は、神田大尉の従卒の遺体を発見。そして次々と神田を含む隊員の遺体を発見し、最終的に神田隊の生存者は山田少佐を含む12名でした。そして山田少佐は帰隊後に拳銃自殺。一方で、徳島隊は全員生還を果たしたのでした。



八甲田山

冒頭に書きました通り、公開時に見て以来の鑑賞になります。そして、この映画の背景となる八甲田周辺は、学生時代何度か旅行で訪れることになりました。そして、鉄道旅行で東北に行くときに頻繁に利用した急行八甲田、十和田の名前(「はくつる」や「ゆうづる」は、高嶺の花であった)、夏の八甲田に登ったこと、その後雪山の登山も何度か経験したことなど、人生の中でも、この映画を思い出すことも多く、映画を見て醸成されたイメージや、その後の実体験を経て蓄積されたイメージも加わって醸成されて行っております。そして、この映画の教訓も良い面悪い面含めて、自分の行動に影響を与えていると思います。

実際に神田隊が遭難した地点は、十和田方面には遥か遠く、八甲田の北東の山麓。八甲田山の名前から登山のイメージもありますが、山麓を迂回しながら峠越えをしていく行程です。そういう意味では、広大な雪の山中の行軍ですので、ルートはかなり解りづらかったものと思います。そして、この膨大な人数を行軍させることと、リーダーへの集中ができていなかったことが、惨劇の最も大きな原因であるとこの映画は表現しています。安全な場所で早め早めに停滞等の対応や、そもそも停滞の準備をしていたかといったことも指摘されています。実際の現場と比較すれば、創作部分もあるとは思いますが、あるべき主張はされていると感じられます。

さて、全編にわたって暗い雰囲気の映画で、初見時から記憶に残っていた、服を脱ぎ捨てて狂死する場面や、玉ねぎの皮がむけるように倒れていく場面を再度じっくりと確認しました。そして、秋吉久美子が一服の清涼剤として良く印象に残っていましたが、それは今回も変わりません。改めて見て、この映画の俳優陣は限りなく豪華です。緒形拳の用意周到さや、下条アトムなど印象に残っています。再見して、いろいろな意味で自分にも影響を与えていた映画だなと改めて感じた次第でした。

2019.7.28 自宅にて NHKBS Premium の録画鑑賞

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「ゲット・オン・ザ・バス」 改めてアメリカの多様性を認識

手元にDVDがあった映画。いつどういう形で買ったのか、覚えておりません。大量に買った中にあったのか、それとも個別にオークションなどで買ったのか…。あまり、こういったアメリカの社会派映画は見ることも少ないので、とりあえず見てみましょう。1996年の映画で、スパイク・リー監督の作品です。ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品され、Special Mention(チーム演技のアンサンブルに対して)を受賞しています。

あらすじ
2日後にワシントンで行われるルイス・ファラカンの百万人大行進に参加するためのツアーバスがロサンジェルスを出発しました。バスに乗り込んだのは、様々な階層・出自・主義を持つ12人の黒人男性。彼らの間に、次々と小さな口論や反目が発生していきます。エヴァン(トマス・ジェファーソン・バード)は裁判所の命令で息子と手錠で繋いて乗り込み、駆出しの俳優フリップ(アンドレ・ブラウアー)は虚栄心で喚き散らし、破局を迎えつつあるゲイのカップルを露骨に差別します。映画学校の学生エグゼビア(ヒル・ハーパー)は、そんな車中の混沌を、ずっとビデオカメラにおさめています。ベテラン添乗員のジョージ(チャールズ・S・ダットン)は乗客たちをうまくまとめあげ、最高齢のジェレマイ(オジー・デイヴィス)は後ろの席で静かに微笑んで彼らを見つめていました。

道中でバスが故障し、替りのバスと運転手がやって来ますが、運転手はユダヤ人のリック(リチャード・ベルザー)。車内を見て嫌がりますが、その構図はますます複雑になっていき、リックはついに運転を放棄。ジョージとエヴァンが交代で運転することになりました。ワシントンに着く頃になって、やっと乗客たちの連帯が生まれてきたところで、ジェレマイが心臓発作で倒れてしまいます。今まで長年築き上げてきたものを失業で全て失った彼は、決死の覚悟で参加していたのでした。その話を聞いていたエグゼビアは行進に参加せずに病院で待機。結局他の乗客たちも心配で引き返してきますが、ジェレマイは息を引き取りました。ジョージはジェレマイの一枚のメモを見つけ、読み上げます。それはジェレマイがみんなの前で読み上げようとした祈りの言葉でした。結局行進に参加できなかった一行は、リンカーン像の前でその祈りの言葉をしっかりと胸に刻みこんで、ロサンゼルスに戻っていくのでした。



ゲット・オン・ザ・バス

ロサンゼルスから、ワシントンまでの、初めて会う黒人男性ばかりの貸切バスの旅でおこる出来事。この設定自体珍しいのですが、中で話される会話はかなり際どくて、一触即発の場面も何度か見られました。黒人の立ち位置だけでなく、黒人と白人のハーフ、ゲイといったマイノリティの存在、そして紛れ込まされてしまったユダヤ人など、いろいろな事象が詰め込まれて、その中で起こるたくさんのエピソードの積み重ねで映画が出来上がっています。従って、あらすじはこうなんですが、いろんな内容が詰まっており、どれも心に突き刺さるものでした。特に刑事と元犯罪者がお互いに認識し合ったエピソードは強い印象を持ちました。

実際に日本や、少し広げてアジアにいて多様性を語っても、ここまでの多様性は語れないだろうと思いました。ダイバーシティという言葉も使われて久しいですが、その振れ幅がアメリカでは想像以上に大きいのでは、あるいは日本で考えるのとは、似て非なるものではないかという気がしてきました。まずは、コミュニケーションをするという、入り口からして大変だろうと思います。アメリカは敵対する勢力同士がお互い共存している世界だという風に思えてきました。

この映画では、紆余曲折ありながらそのような黒人たちが一つにまとまっていきました。多様性がある以前に人間であり、家族を中心に自分の世界を守り、共存し自分自身も努力してきたという部分に於いて、ということと思います。そういった共通項の上に多様性が成り立っているということと思いました。

また、この映画に出てくる団体や史実については、普段まず馴染みの無いことが多いので勉強になります。ネーション・オブ・イスラム、ルイス・ファラカーン、マルコムXなどなど...。こういったことは日本でも普通のニュースでは報道されないですし、歴史や内情を知らずにニュースを聞いても、理解できないでしょう。改めて世界の多様性と広さを認識させてくれる映画で、そう言ったことはキレイ事では無いのだよと言われたような感じでした。

2019.10.4 HCMC自宅にてDVDをパソコン鑑賞

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「ザ・チャイルド(2012)」 後味の悪いホラーのリメイク版

有名なスペインの同名のホラー映画のリメイクとの事。元の映画は見ていませんが、かなり後味の悪い映画らしく、こころして見始めました。2012年のメキシコ映画で、監督はマキノフです。

あらすじ
妻が臨月のカップルのフランシス(エボン・モス=バクラック)とベス(ヴィネッサ・ショウ)は、孤島への旅を計画していました。ボートをチャーターした2人は、島に到着。ボートが帰っていくとさっそく村の中へと入っていきます。レストランで一休みしますが、店員は誰もおらず、フランシスが人を探しに行ったときに、女の子がベスのそばに寄ってきて、ベスの臨月のお腹に語り掛けるように寄り添っていきました。二人はレストランを後にしてホテルに向かいますが、その間も子供しか見かけませんでした。そして、ホテルのレセプションで人を呼んでも誰も出てきません。不審に思って、部屋を覗いて回っているうちに突然一人の男と出会いました。

男は、昨晩急に子供たちが凶暴になり大人を次々と殺し始めたと告げます。それには誰も抵抗できないのだと。3人は島を脱出すべくホテルをでますが、そこに男の娘がやってきます。そして、娘が男に来て欲しいと告げると、その純真な顔を見据え、二人の制止を聞かずに娘についていき、間もなく叫び声が上がりました。二人は脱出しようと港に向かいますが、そこにはたくさんの子供たちが待ち構えていました。港で車を見つけ、子供たちを振り切って他の村に向かいます。そこには大人がいて、子供たちも普通でしたが、やがて凶暴な子供たちがやって来てその村の子供に静かにテレパシーで何か伝えています。二人は慌ててその村を脱出し、港に戻ると警官の死体から奪ったピストルを持って籠城しました。

子供たちに包囲され、銃を持った一人の少年がベスを撃とうとした時、フランシスは少年を射殺します。子供を撃ったことでベスはヒステリーを起こしますが、やがて収まると、今度はお腹の中の胎児が暴れだし、ベスを殺してしまいます。最初のレストランで、ベスの胎児は凶暴化のテレパシーを送られていたのです。翌朝、すべてを失ったフランシスは、襲ってくる子供を容赦なく殺しながらボートで逃げようとしますが、昨夜発したSOSによって現れた警備艇が、子供を殺戮しているフランシスを異常者と見て射殺します。しかし、上陸した警官はすぐに子供に殺され、子供たちは警備艇を奪い、本土へと意気揚々と進軍していくのでした。



ザ・チャイルド(2012)

1976年スペイン映画のリメイク版で、元の作品は未見ですが、ほぼ忠実にリメイクされているとのことです。旧版は戦争の犠牲になった子供の映像が冒頭に流れるようで、その子供たちの復讐ということが暗示されるとのこと。このリメイク版では、その映像はありません。普通にホラーとして成立する話になっていて、そこは却ってこのテーマが広がりを持つことになって良かったと思いました。

事実、その後も各地の戦乱での子供の犠牲は続いていますし、自爆テロに使われるに至って、旧版の意図を超えた様な悲惨な事態や、恐怖の対象ともなるような事態になっています。この映画の表現から、子供の前では大人がなすすべもなく殺されてしまうという現象は、大変説得力がありました。自分の子供であれば、とうてい無理でしょう。フランシスにはしがらみがない分戦えましたが、自分の愛妻が殺されて初めて戦えたということでした。

テレパシーのような形で子供の変化は胎児へさえも伝染していきます。これから船で乗り出していくが、どういう展開となるか?未知数な怖さがありました。

実際子供が悪役になるドラマやホラーやSFも数多くあり、その純真無垢さが恐怖の題材になっていきます。このチャイルドはあまりにもストレートなアプローチなので、純粋な迫力のあるストーリー展開が成立していると思いました。

2019.11.4 HCMC自宅にて Amazon Prime よりのパソコン鑑賞

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「カルラのリスト」 旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所の活動

めったに見ないドキュメンタリー映画。普通にしていればドキュメンタリー映画を見る機会は比較的少ないのでは無いかと思います。今回はたまたま機会を得て見てみました。2006年に製作された映画で、製作国はスイスになります。

あらすじ
多くの犠牲者を出した旧ユーゴスラビア紛争の中でも、スレブレニツァの虐殺の犠牲者の家族の叫びをベースにして、 旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所の検事局長として活躍するカルラ・デル・ポンテの活動を描いたドキュメンタリーです。戦争犯罪人として、リストに上がった者を確保していく過程が描かれます。

この映画の中で、主に逮捕の目的となるのは、クロアチアのアンテ・ゴトヴィナ元陸軍中将、 セルビアのラトコ・ムラディッチ元参謀総長と、ラドヴァン・カラジッチ初代スルプスカ共和国の大統領の3人。前半はゴドヴィナ逮捕までの活動で、クロアチアのEU加盟に関する、 旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所としての評価演説を材料に政府の協力を引出して逮捕するまで。そして、後半はムラディッチと、カラジッチの逮捕に向けてのセルビアとの交渉や、国連及びアメリカ国務省、国防総省を巻き込んでのカルラの活動が描かれています。

製作年代もあり、両者の逮捕にはこの映画の時点では至ってはおりませんが、欧米を頻繁に行き来し、各国の協力を取り付けながら活動するカルラのチームを追ったドキュメンタリーです。



カルラのリスト

旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所の検察局長を務めたカルラ・デル・ポンテ氏のドキュメンタリー。戦争犯罪を裁く裁判のために、国連の一つの組織としてこの裁判所は設置されました。この映画では、この裁判所の検察の立場から、旧ユーゴスラビア紛争と、その戦犯裁判を見るという形になります。検察ですので、ある意味刑事ものにも近いもの。政治の世界での、犯人捜索劇が興味を引くドキュメンタリーです。

国連組織ということで、いわば各国の横の連携の組織。それぞれ各国の思惑があり、なかなか思うようにいかないところが描かれます。戦犯に関する考え方も、立場によってはかなり違ってくるのも判ります。それでも検察としては捕まえることが第一なので、そのために全力を尽くす姿を追っていきます。そして、それぞれの国の国益や圧力に左右されない、一貫した組織で追及していく、信念とぶれない力がいかに重要であるかを打ち出していると思います。

さて、この刑事裁判所には他に、裁判局と書記局があり、カルラが先般を捕まえても、それを裁くのはまた別の局になります。2011年にリスト上の総ての対象者は最終的に逮捕され、この映画の大きな部分を占めたゴドヴィナは、裁判の結果無罪となり釈放されました。一方ムラディッチとカラジッチには終身刑の判決が出ているようです。カルラの活躍がこれだけ大変だとしても、それは膨大な裁判の一部であり、国際社会の中の活動というものが、いかに大変な仕事であるかが良く認識できるものでした。

2019.9.21 HCMC自宅にてパソコン鑑賞

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「ゆきゆきて、神軍」 証言によって得られた事実の重さ

時々、色々なところで名前を見かける映画です。ドキュメンタリー映画ということで、あまり見ないジャンルではありますが、どんな映画なのか興味があったので見てみました。内容的には、そうですね、かなり強烈でした。1987年の原一男監督の作品で、キネ旬の日本映画2位(読者選出1位)になっています。

あらすじ
神戸で妻・シズミと二人でバッテリー商を営む奥崎謙三は、ニューギニア戦の生き残りでした。かつて、天皇に向けパチンコ玉4個を発射した人物でもあります。奥崎の所属した、独立工兵第36連隊では、終戦後23日もたってから敵前逃亡の罪で二人の兵士が射殺された事件があったことを知った奥崎は行動を開始します。その二人の兵士の遺族を伴い、処刑した上官たちを訪ね、当時の状況を、執拗に聞き出す旅を続けますが、ある者は、処刑への立ちあいを認めるものの、自分のは空砲だったと言い、ある者は的を外したといい。責任者であったはずの上官は、立ち会わなかったと証言しました。

さらに、彼らは飢餓状況の中で人肉食も証言していき、当時のこの世の地獄の状況が明らかにされていきます。それは部隊の生き残りである山田吉太郎元軍曹を暴力的に脅して得られた証言でもありました。そして後日、奥崎は処刑の責任者であった古清水宅を訪ね、居合わせた息子に銃を発射、逮捕され、奥崎は殺人未遂などで徴役12年の実刑判決を受けたのでした。



ゆきゆきて、神軍

まずは、脅迫されながら事実を語る、この事件に関与した人々の所作や発言が衝撃的でした。異常な状況の中での人間の行動や、そういった過去を抱えた人の心情に尋常ならざるものを感じました。すでに戦争は遠い過去となったこの時代においても、こういった思いを抱える人は、まだかなり全国にいらっしゃったと思われ、戦争が終わっても、それが人々何を残すかがよくわかります。 この映画では、触れてほしくない過去を容赦なく追及し暴いていく姿が映されています。

一方で、奥崎氏もそういった戦争を経験し、その体験結果として今の姿があるということと思いますが、行動の過激さは勿論ですが、そのかなりの自己顕示的な表現に、胡散臭いものも感じてしまいます。また、そうでなければ引き出せなかった事実でした。そういったことも踏まえて撮影されたこのドキュメンタリー映画は、恣意的なところは抑制され、圧倒的な事実を炙り出していく中で真実の迫力を感じさせるものでした。それは、誰もが口を割らないことを言わせているという点からも感じられるものと思います。

戦争体験は、いまや語ることができる人もわずかとなり、それを伝えるためにも貴重なフィルムになっています。過去に埋もれさせてしまえば、安寧に生きていける戦争の事実と、それを教訓として未来に活かしていくべきだという信念が戦後40年経ってせめぎ合う姿です。決して後味のいいものではありませんが、戦争だけでなく日常人間の社会で起こりうる普遍的な事実も学び取ることができる、貴重な映像になっていると思います。

2019.8.31 HCMC自宅にてパソコン鑑賞

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「シッピング・ニュース」 厳しい環境で暮らす人々の人情劇

大量買いしたDVDからの鑑賞です。そういったセットものに入っているDVDにしてはちょっと珍しいタイプのドラマの映画でした。もちろん一定数はこういう映画も入っている訳です。2001年のアメリカ映画で、監督は、スウェーデン人のラッセ・ハルストレムです。「ショコラ」とか有名ですね。

あらすじ
父親に水の中に放り込まれたトラウマを持つクオイル(ケヴィン・スペイシー)は、厳しい父の躾の反動で無気力な人生を送っていました。ある日、奔放な妻ペタル(ケイト・ブランシェット)が駆け落ちの途中で自動車事故で急死。娘を取り返すと、訪ねて来た叔母のアグニス(ジュディ・デンチ)と共に、祖先の地ニューファンドランド島に向かいました。

ニューファンドランドには父やアグニスの生家が50年経った現在でもまだ残っていました。厳しい自然とコミュニティになじめなかったクオイルですが、地元の新聞社に就職し、シッピング・ニュース(港湾情報)の記事を担当することになります。編集長からは、興味を引くように誇張した記事を書くよう要請されますが、クオイルは自分の面白いと感じるままに記事を書き、それが評判で、船のコラムを書くようになります。そんな生活の中で、夫を亡くしたショックの中で生んだ息子がいる、託児所の園長のウェイヴィ(ジュリアン・ムーア)と仲良くなっていきました。

コミュニティの人々との交流の中で、人々のいろいろな過去を知るようになっていきます。クオイルの先祖は海賊で、今残っている家も、追放されて別の島から氷上を運んできたものでした。そして、アグニスにしろ、ウェイヴィにしろ、人には決して言えない暗い過去を持っていることが解ってきます。そんな中で、クオイルをよく面倒見ていたと編集長が嵐で溺死しますが、葬式中に蘇生。娘からお母さんも起こすべきだと責められ、事実を話します。そして、その嵐で、クオイルの家もついに吹き飛ばされましたが、クオイルはそれによって暗い過去もすべて消え去ったと、明るく考えるのでした。



シッピング・ニュース

ニュー・ファンドランドの自然の中で展開される、ダメ男の成長の物語が基軸ですが、それにかかわるいろいろな過去や葛藤を持った人々が描かれていて、重厚な話になっていました。人生ドラマかと思えば、猟奇的なサスペンス的でもありという感じです。そして、ニュー・ファンドランドの、一癖もあり、また暗い過去を持つ人々が、方々から集まったような、独特の村社会の閉鎖空間で起こる出来事は、逃げ場がない人々が集まった世界だけに、小さなことでも一つ一つが重く大きな影響を与えていくものと思いました。

まずはケイト・ブランシェットのペタルが強烈でした。勝手に転がり込んできて、まったくクオイルを無視して好き放題の生活を送り、それでも人生に何の魅力も感じていないクオイルは、すべてペタルの為すがままになっていました。しかし、彼女は子供がそこそこ成長するまでの時間、クオイルにとっては日々生活を共にする女性でもあったわけで、そんな生活の中でも、忘れられない愛があった様子です。

ニュー・ファンドランドに着いてからは、ジュリアン・ムーア、ジュディ・デンチとの交流が主になりますが、それぞれ過去に尋常ならざる傷をもって生活しています。そんな中で、クオイルはこの小さな世界で、自らのルーツの忌むべき秘密に触れながらも、生れてはじめての自信というものを身につけ、成長していきました。生きていくこと自体大変な環境の中で根をおろしていく過程が描かれ、この地方の自然の描写ともども大変興味深い映像と作品でした。

2019.10.5 HCMC自宅にて、購入DVDをパソコン鑑賞

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「母の残像」 偉大な母と、残された男たちの鬱屈した姿

以前に、映画館で予告編を見たことがありました。そして、Amazon Prime特典にも出ていたので気になっていましたが、休日の空いた時間に、ついに見てみることにしました。2015年の映画で、ヨアキム・トリアー監督の作品です。

あらすじ
若き大学教授のジョナ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、出産を終えた妻エイミーを見舞い、病院内で元恋人のエリン(レイチェル・ブロズナハン)と再会しました。ジョナの母・イザベル(イザベル・ユペール)は著名な戦場写真家で、自宅近くの事故3年前に亡くなり、残された夫のジーン(ガブリエル・バーン)は、リチャード(デヴィッド・ストラザーン)亡き妻の記事を書きたいと言われます。記事には公にされていない、彼女の鬱状態や事故が自殺であったことも書かれるようです。ジョナの弟で高校生のコンラッド(デヴィン・ドルイド)は、部屋に閉じこもりがちで、同居する父が話しかけても会話を拒絶する状態でした。ジーンとジョナは記事が出る前にコンラッドに秘密を打ち明けないと、コンラッドの心に傷を残すと心配し始めます。

ジーンは教師の集まりで、コンラッドの担任のブレナン(エイミー・ライアン)と知り合い体の関係になります。一方ジョナは、母の真実をコンラッドに話すことも、記事を書かせることも父に反対します。そして、一旦妻の待つ家に戻ろうとしますが、途中でエリンに会いに行き、ベッドを共にしました。 エイミーが気になるジョナですが、いつ離れていくかもしれないと思いながら、理由をつけて帰宅を伸ばし、父や弟と共に過ごします。コンラッドは学校で、父とブレナンが抱き合っているところを見てしまい、ブレナンの授業のテストで、白紙テストを提出。教師に唾を吐きかけました。コンラッドは校長に呼びだされても何も話さず、ジーンはもうブレナンと会わないからと、コンラッドに約束するのでした。

ジーンはリチャードに妻との不倫をただし、彼からは否定されませんでした。そして、イザベルの記事が予定より早く新聞に出てしまい、コンラッドは、新聞の記事を見つけショックを受けます。パーティーに行ったコンラッドは、片思いのメラニー(ルビー・ジェアリンズ)と出会い、打ち解けて朝まで過ごします。そして家に帰ると、ジーンと母のことについて話し、自分は大丈夫だが、兄が妻のことで悩んでいると伝えます。そして、ジーンとコンラッドは車でジョナを家まで送っていくことにしますが、コンラッドの隣りには母の姿が浮かび上がり、母の肩に頭を寄せると、消えてしまうのでした…。



母の残像

日本でよく映画を見ていた頃、劇場で予告編を見て何となく気になっていた、イザベル・ユペールの映画です。そして、今回この映画を見始めたところ、これは、普段はあまり無いことなのですが、見ている途中で「何でこれ見ているんだろう?」と思い始め、時間の無駄ではないかとの想いと戦いながら、何とか最後まで見通しました。一通りの結末はあったからいいようなものの、だから何でしょうかという感じが拭えずという映画なのでした。

画面が妙に暗くて、もやもやがつのるというのが、まず素直に見れないところ。あとは、ありがちな父子関係と、偉大だった母親の存在という中で、こういう家庭であれば、母親の仕事を中心に家族で頑張っていくという決意はあったのだろうと思いますが、この父親は妙にグズグズ反省し、息子の先生と関係を持ち、家族との係わりにしろケアにしろ中途半端。尾行もばれてるし。息子に会話は大切と説いても、生前の母との会話は凡そいい会話になっていない。だから自殺したんでしょうと突っ込みたくなるのです。夫婦を続けるにしても、別れるにしても覚悟をしたら文句を言わない。決めた枠組みの中で、いろいろ目指せばよいと思うのですが、世の中の不幸を一身に背負ったような父親の態度は、息子にまで影響してますね…。

とまぁ、こういう風に見せられるとイライラしてくるわけですが、こう思わせるのも、さすがはあのトリアー監督の甥ということかもしれません。でも、やはり楽しくないなぁと思った次第。ちょっと私には合わないかも…。イザベル・ユペールの出演シーンが救いでした。

2019.10.20 HCMC自宅にて Amazon Prime よりのパソコン鑑賞

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

「NANA」 日本のラブストーリーに、深い感銘を受ける

大量にヤフオクで買ったDVDの中に入っていた一枚。この時代のカルチャーに疎い私は、中島美嘉のPVみたいなのかなぁと、さして期待せず見始めたんですが、いや、これはいいですねぇ。今の日本のラブストーリーこうなんだというようなものを感じました。2005年の、大谷健太郎監督による作品です。

あらすじ
ロックバンド「ブラスト」のヴォーカリスト・大崎ナナ(中島美嘉)と、恋人・章司(平岡祐太)を追いかけて東京へ向かおうとしていた小松奈々(宮崎あおい)。同い年で同じ名前のふたりは、新幹線の中で隣同士になります。2人は、それぞれ東京で住居を探しているうちに、偶然同じ部屋で鉢合わせし、その部屋をシェアすることになりました。数日後、ギタリストのノブ(成宮寛貴)とドラマーのヤス(丸山智己)が、新曲を持って上京。新メンバーにベースのシン(松山ケンイチ)を加えて、「ブラスト」の活動を再開するナナ。一方で、奈々は他人行儀な章司に不満を持っていましたが、章司は奈々に疲れ、バイト先で出会った大学の同級生の幸子(サエコ)と付き合い始めていたのでした。そして、奈々は二人の関係をはっきりと知らされます。

そのころ、傷心の奈々に、全国的な人気バンド「TRAPNEST」のライヴ・チケットが届きます。実は、そのギタリストであるレン(松田龍平)が、かつてブラストのメンバーから引き抜かれ、かつナナの恋人であったことを知った奈々は、ナナを奈々の地元で行われるライヴに誘います。レンがブラストを脱退した時に別れたナナとレンですが、ライヴ当日、二人は再会を果たし、再び愛を確かめ合うのでした。しばらくたったある日、奈々がバイトをクビになり落ち込んで家に帰っていると、ナナが用意してくれたプレゼントがありました。奈々が大ファンであるTRAPNESTのヴォーカリスト、タクミ(玉山鉄二)を部屋に招いてくれていたのです。思いがけないプレゼントに驚く奈々は、言葉も出ず、厳しい現実の中で、ひときわ甘い友情を味わったのでした。



NANA

とっても楽しめる物語で、日本のラブストーリーらしさを感じました。奈々の恋人を幸子が奪っていくところとか、とりわけ日本的なものを感じて、強引ではありますが一方で謙譲しながら、うまく取り繕って自分の物にしたような様子です。まぁ。その間に立った男ははっきりしない感じで、これは役どころというより、演技が上手くないのでしょうか。いや下手です。

宮崎あおいがとても可愛らしい演技で良かったです。そして、中島美嘉も素晴らしかった。最初の方はミュージシャン的な男っぽい感じで通していましたが、後半になるにしたがって、女性の強さや、いろんな面が出てきた感じです。バラの花びらの浮いた浴槽の場面は絵になっていました。ストーリー展開も一本調子ではなく、いろいろなエピソードが混ざり合って、うまくまとまりながら進んでいく感じも良かったと思います。

結果として、直球あり、変化球ありのいろんなラブストーリーの形が盛り込まれていました。当時はかなりヒットしたらしいのですが、その頃、この手の映画にあまり興味が無かったため、全く意識の外にありました。今、改めて見ることができて、大変楽しかったです。DVDを大量に買って、手あたり次第に見てみるのもいいものだと思いました。

2019.10.5 HCMC自宅にてDVDをパソコン鑑賞

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プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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