
「海底47m古代マヤの死の迷宮」 ”海底47m”の続編が公開です。

原題:47 Meters Down: Uncaged
あらすじ
サーシャ(コリーヌ・フォックス)は、義妹のミア(ソフィー・ネリッセ)、友人のアレクサ(ブリアンヌ・チュー)とニコール(システィーン・スタローン)を誘って、秘密のラグーンに行くことにしました。それは、水没したマヤの町と繋がっていて、父のグラント(ジョン・コーベット)と彼のスタッフたちが、翌週の考古学者たちの来訪に備え、準備をしているところでした。彼女たちはダイビングギアを身に着け、ラグーンの奥深くの水没した神殿に入っていきました。ところが、神殿は盲目のサメの巣窟で、彼らを刺激したため、作業をしていたスタッフの一人が餌食になり、また混乱の中で入り口に戻る通路も塞がれてしまったのでした。
彼女たちは、迷宮の中を泳ぎながら別の出口を見つけ、ミアも一人で父親を探してあてて合流、全員絶壁に囲まれた水面に浮上することができました。一人ずつロープを使い、地上に出ようとしましたが、足元にサメが現れニコールがパニックになりアレクサを押しのけてロープにしがみつきますが、2人の体重にはロープは耐え切れず、結局ロープは失われ、落ちたニコールはサメの餌食となってしまいました。混乱の中でグラントもサメに食われてしまい、残った三人は再び出口を求めて水中を彷徨います。今度は水中の激流に遭遇し、3人はバラバラに。そして、アレクサはサメにも遭遇してダイビングギアを失って溺れてしまい、サーシャとミアはなんとか再び合流すると、ついに洞窟を抜け出して海面に浮上することに成功しました。
しかし、新たなる試練が2人を待っていたのでした…。

海底47mの続編ということで、サメパニックに期待して見ました。主人公は、ミア。ちょっと虐められている感じで、いきなり学校のプールに制服で鞄を持ったまま落とされています。家庭も複雑そうで、引きこもりがちなミアを、サーシャや友達が元気づけ、ダイビングをすることに。そして、映画が始まってしばらくは、ハイティーン女子の明るく楽し気な場面が続きます。そして、海底の迷宮で暗転。あとは、最後までサメと海底の恐怖で押しまくるという形。前作はいろいろと凝っている部分がありましたが、今回はサメパニックを中心に押しまくる展開でした。それはそれで良かったと思います。
この映画のもう一つの注目は、シルヴェスター・スタローンの娘、システィーン・スタローンの映画初出演という話題。可愛らしいとかで注目される役ではなく、ちょっと蓮っ葉かつイケイケ感のある役。きっちりこなしていたと思いました。他の3人がダイビングスーツを着て潜っている中で、一人だけ白いビキニというのも、潜水シーンの中で顔が映らず、後ろから追いかけて映す機会が多いという中で、白い布切れがよく目立っていたと思いました(笑)。ヒロイン役のソフィー・ネリッセは、ここでは受賞歴も多く格上感ありですが、ちょっと鈍重な役どころ。水着ではちょっと体型が…という感じでしたが、これは役作りでしょうか?
ラストは、残った2人と、サメのガチの戦い。なかなか迫力がありました。結局、4人のハイティーン女子の水着シーンと、サメパニックで押しまくるアクションという映画で、最後まで緊張感が途切れず、楽しめた映画だったと思います。盲目のサメという設定とか、ダイビング的な部分も含めて、いろいろと突っ込みどころもあるかとは思いますが、そこは置いておいて、頭を空っぽにして楽しめる映画だと思います。サメの造形も、傷だらけでしつこいという悪役ぶりが徹底していましたし、結構好きです。
2019.9.26 HCMC Vincom Đồng Khởi (GOLD CLASS) にて鑑賞