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私の好きな100本の映画⑳ 最後の5本はこれだ

私の好きな100本の映画第20回(最終回)

いよいよ私の好きな100本も最後となりました。あと5本。過去に見た映画も含めて、比較的揃った作品になっていると思います。古い洋画が3本。これは、名画として語り継がれるべきもの。最近見た邦画から印象に残った1本。そして、ブレードランナーで始まった100本の締めくくりとしては、やはりこれでということで、2049です。2049年は30年後ですが、さてどんな世界でしょうか。



96.めまい (Vertigo)
  1958年 アメリカ 監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:ジェームズ・スチュアート キム・ノヴァク

ヒッチコックの作品をいろいろと見てきましたが、どちらかと言えばアクションとかスリラーとか、娯楽的な視点で見ていたことが多いと思います。しかし、この作品は、さらに加えてそれが芸術的な域まで高められていると思いました。風景・映像・音楽・演技がすべて出そろったという印象。当時のアメリカの風景とサスペンス・スリラー。その二転三転するストーリーも素晴らしく、心理描写も面白く、最高級のサスペンス映画として心に残っています。

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「めまい」映像美と衝撃の展開



97.8 1/2 (Otto e Mezzo)
  1963年 イタリア 監督:フェデリコ・フェリーニ 出演:マルチェロ・マストロヤンニ クラウディア・カルディナーレ

映画史の中では必ずと言っていいほど出てくる。押しも押されぬ名画です。この名画のことを語らないと、映画ファンでは無いようなくらいの位置づけですが、この映画を見て理解することは容易ではありません。私は高校時代に映画ファンの友人から散々吹聴されましたが、最近まで見ることができませんでした。ちょっと構えてしまって、積極的に見に行かなかったということもあります。実際見てみれば一安心。いろんな角度で堪能できる素晴らしい映画でした。

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「8 1/2」 レビューを書くのも恐れ多い伝説の名画を観る



98.そこのみにて光輝く
  2014年 日本 監督:呉美保 出演:綾野剛 池脇千鶴

非常に自然な語り口で語られる、ある家族の姿。確かにそういうことはあるかもしれないと見て思いますが、通常はなかなか想像しえないことだと思います。一つ一つは理解できても、全体の流れとか、思考過程とか、いろいろな部分でフィットしない感じが、心を揺さぶってくる。そういう感じでした。これは、佐藤泰志という作家によるところも大きいし、呉美保監督の完成に関わるところも大きいと思いました。人間の持つある種の根源的なものをさらけ出すような作品かもしれません。

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「そこのみにて光輝く」 改めて自分の立ち位置を考えさせられる
そこのみにて光輝く2



99.シェルブールの雨傘 (Les parapluies de Cherbourg)
  1964年 フランス 監督:ジャック・ドゥミー 出演:カトリーヌ・ドヌーヴ ニーノ・カステルヌオーボ

永遠の美しさを持つ音楽と映像で様って来る映画です。ある意味様式美とも言えますが、演技と音楽と高いレベルで結実した、美しい映画だと思いました。どこを切り取っても、ストレスなく美しさを感じることができる作品だと思います。ハードディスクに録画されているので、手持無沙汰な時に、途中から再生してみたりもするのですが、私にとっては、どこを取っても違和感なく画面から映像と音楽が流れてくる。そんな映画です。

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「シェルブールの雨傘」 別離のシーンを究極の音楽と映像で描く



100.ブレードランナー 2049 (Blade Runner 2049)
  2017年 アメリカ 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 出演:ライアン・ゴズリング ハリソン・フォード

この100本を書くにあたって、1番をブレードランナーにしたので、100番を2049の方にしました。これはまぁ、ある意味こだわりで、この100本がかなり趣味の偏ったものということを示すことになります。この2049は旧作の30年後にあたり、そのまま深化させたものということで間違いないと思います。そして、近未来の仕掛けや映像美がそのまま30年後でも、近未来のギミックと映像になっている。この2作の世界観の中で漂うことができるということに、幸せを感じてしまうのです。

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「ブレードランナー 2049」 見事に発展した前作の世界観




さて、私の好きな100本の映画。最初の投稿日が2017年8月ですので、ちょうど1年半をかけて選んできたことになります。勿論その間いくつかの映画も見ていますし、実際見返してみて入れ替えしたい作品もあります。さらにいろいろと見ていくことは間違いないでしょうから、せっかく選んだものを外すのはやめておいて、さらにお気に入りの作品を選んでいくとか、リストを使ってなにか考えてみるとかしたいと思います。もっと映画を楽しみたい!と、改めて考えるのでした。
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私の好きな100本の映画⑲ 最近見た洋画が中心の5本

私の好きな100本の映画第19回

一通りの完成まであと一息。ラストスパートです。あと10本。今回も比較的最近見た映画で、いいと思った映画を5本並べました。今回はすべて外国映画で、そのうちウディ・アレンが2本。アレンの明るい映画と暗い映画各1本です。そして、映画見ることは素晴らしいと感じた残像、一流のB級映画、ホスティル、最後にこだわりの1本と、様々な映画が入っています。



91.女と男の観覧車 (Wonder Wheel)
  2017年 アメリカ 監督:ウディ・アレン 出演:ケイト・ウィンスレット ジム・ベルーシ

見た時は、それほどでもと思っていたのですが、思い返すにつけ、ケイト・ウィンスレットの演じる妻の諦観が重く心に残っており、それだけでも、素晴らしい演技だと思うようになりました。ウディ・アレンの映画は、ほぼコメディ的な映画が多いのですが、中にはこういった救いようのない映画があります。これもその一つ。コメディタッチを装いながら、内容はとても辛辣で、救いがありません。このあと、この夫婦はどういう生活をするのだろうと思ってしまうのですが、どこにも解決の糸口も出口も見当たらないという感じです。

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「女と男の観覧車」 美しい映像と、出口のない諦観を



92.ミッドナイト・イン・パリ (Midnight in Paris)
  2011年 アメリカ 監督:ウディ・アレン 出演:オーウェン・ウィルソン マリオン・コティヤール

こちらは、同じウディ・アレンでも、明るいコメディになっています。20年代のパリへのタイムスリップがテーマで、そこで出会ういろいろな人々の様子が、ノスタルジーたっぷりに描かれています。20年代のパリと言えば、私も一時期、フィッツジェラルドの本を集中して読んでいた口なので、懐かしい気分でいっぱい。そして、サロンを開いていたガートルード・スタイン役のキャシー・ベイツがなかなか良かったです。ミザリーのイメージがいつまでも強い彼女ですが、こういう役もいいんですねと思った次第。

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「ミッドナイト・イン・パリ」 ウディ・アレンの作り出す魅力に身を委ね



93.残像 (POWIDOKI)
  2016年 ポーランド 監督:アンジェイ・ワイダ 出演:ボグスワフ・リンダ ゾフィア・ヴィフラチュ

確かにアンジェイ・ワイダの最後の映画という色眼鏡もあったかもしれません。しかし、この映画は構図も色彩も素晴らしく、いちいち感心していました。なるほど、映画とはこういうものかという感じで。時代に翻弄される芸術家の生きざまを描くこの映画は、ソ連の間接支配が進むポーランドでの、弾圧や迫害を、あくまでも物静かに描いていきます。それは、徹底したやり方で、反対者を追い詰めていきます。それに対して主義を曲げない芸術家と、サポートする周囲の人々。しかし、守り切れず、時代は流れていく。じっくりと映画の素晴らしさや、雄弁さを堪能できました。

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「残像」 いい映画はいい!と、断言したくなるような映画

残像a




94.HOSTILE ホスティル (Hostile)
  2018年 フランス 監督:マチュー・テュリ 出演:ブリタニー・アッシュワース グレゴリー・フィトゥーシ

なかなか、ヒロインのジュリエットの活躍ぶりもいいし、夜の恐怖感もひしひしと伝わってきます。そして、両者消耗戦の中で、明け方の思い切った行動によって明かされた事実とは…。最後のオチが決まっていました。そういう結末もありかな?と思いつつ見ていたのですが、まさか本当にそう来るとはという感じで、全く心が無防備な状態に。こういう映画に出会うと、楽しい気分になります。それまでの昼間の砂漠のシーンもよくできていて、至高のB級映画でした。

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「HOSTILE ホスティル」 至高のB級映画だと私は思いました



95.快楽の漸進的横滑り (Glissements Progressifs Du Plaisir)
  1974年 フランス 監督:アラン・ロブ=グリエ 出演:アニセ―・アルヴィナ ジャン=ルイ・トランティニヤン

この映画は、いろいろとヨーロッパの映画を見始めたころ、映画史の本に紹介されていました。なかなか衝撃的な映像だったので、気になっていて、一度見られないものかと思っていたところ、数年前海外版BDを発見し、英語字幕で初見。なかなかわかりにくい映画ですが、雰囲気は楽しみました。最近、アラン・ロブ=グリエ特集があって、日本でいくつかの未公開映画が一挙公開され、本邦初公開となっています。いずれ、日本版DVDなんかも発売されるでしょう。それまでの思い入れもあって、この中に入れてしまいました。出演者は一流です。アニセ―・アルヴィナが美しいです。



さて、私の好きな100本の映画。95作品まできたので、あと5本。つまり1回分です。でも、これは通過点と思いますので、とりあえず、ひとまず完結させようと思います。今回は、比較的最近見た洋画を中心の紹介でした。さて、残った5本。特に企画はないのですが、最後を締めていきたいと思います。

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私の好きな100本の映画⑱ 最近見た古典的な邦画の数々

私の好きな100本の映画第18回

久しぶりの投稿になります。前回までで85本、あと15本という段階で、そろそろネタ切れしてきたので、若干補充を図っていたところです。昔見た映画も混じりますが、これからは基本的に最近見た映画が多くなってくると思います。今回選んだ5本は、日本映画の中でも古い作品を集めました。最近この分野を結構見ていたということもありましたが、さらに増村保造監督に大きく偏ってしまいました(笑)。



86.大人の見る絵本 生れてはみたけれど
  1932年 日本 監督:小津安二郎 出演:斎藤達雄 吉川満子

小学校には、いろんな家庭の子供たちがいて、それぞれの生活や家族環境も違うというのは、古今変わらないことですが、そのような家庭と子供たちの交流を描いたお話です。子供にとって親は尊敬すべき存在。しかし、その行動から疑問を持ち反発する子供たち。そして、温かく子供を見守る親心。そういったものが、ストレートによく描かれている映画でした。そして現在に至る松竹映画の源流でもあり、いつの世でも普遍的に鑑賞できる映画だと思います。

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「大人の見る繪本 生れてはみたけれど」 小市民映画に見る至上の幸福感



87.赤い天使
  1966年 日本 監督:増村保造 出演:若尾文子 芦田伸介

野戦病院を主題とした映画です。当時の状況が大変生々しく描かれています。白黒ですが、カラーにするとスプラッタ顔負けの映像ができたかもしれません。それが、日常だったということでしょう。従軍慰安婦も描かれており、今この映画を作ったらきっと物議をかもすのだろうと思いますが、これが作られた時代と今では、諸外国との関係性においても隔世の感がありますし、日本人による戦争を表現できる人ももはやいないでしょう。そして、映画的にも大変素晴らしいものでした。

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「赤い天使」 日本軍の戦争の日常、野戦病院、従軍慰安婦



88.砂の女
  1964年 日本 監督:勅使河原宏 出演:岡田英次 岸田今日子

一度読んで私にトラウマが発生したのが、阿部公房のこの小説なのですが、女性観が変わったとは言えないまでも、この女性観に妙に納得してしまい、その後この女を頭の片隅に置いて女性を見るようになってしまったという害悪小説(笑)です。映像化されたものを今見ても、そこまでとは思わないのですが、小説で読んだときは妙な影響を残しました。今では、女性と話をするときはいろいろ言葉を尽くすのですが、少し仲良くなると止まってしまいます。蟻地獄から逃れられなくなるような気がして…。

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「砂の女」 私のトラウマ小説のひとつである砂の女を見てみる

砂の女2



89.青空娘
  1957年 日本 監督:増村保造 出演:若尾文子 川崎敬三

映像といい、ストーリーといい、若尾文子といい、素晴らしくすがすがしい映画でした。少し前、東京の劇場で若尾文子特集をやっていた時も、この映画の画像がポスターに使われていました。増村保造・若尾文子のコンビは最高ですね。赤い天使もそうですけど、若尾文子がとても美しく出来上がります。ストーリーは普通のラブストーリーなのですが、ちょっとひねりも聞いていて楽しめるものでした。当時の東京の風景がカラーで見られるのも良かったです。

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「青空娘」 なんという美しく清々しい映画なのでしょう



90.くちづけ
  1957年 日本 監督:増村保造 出演:川口浩 野添ひとみ

増村保造のデビュー作になります。外連味の無い作品として面白く鑑賞しました。オートバイのシーンでは、何やらイタリア映画を見ているような錯覚に陥りましたが、これはイタリア帰りの増村保造が作ったものですから、多分に影響があったのでしょう。川口浩はつっけんどんな話し方ですが熱演で、その後本当に結婚してしまった野添ひとみも、可愛くて良かったです。ラストのラブシーンに至るところは、気合が入っていて良かったと思いました。

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「くちづけ」 増村保造監督のイタリア帰りのデビュー作



さて、私の好きな100本の映画。久しぶりに書いてみたのですが、ずいぶん偏ってしまいました。そもそも見た本数がそう多くない中で選んでいるのですから、年を経て100を維持するにはいずれ取捨選択していかないといけないのかな?なんて考えたりしています。さて、あと10本。とにかく、一旦100までは完成させたいと思っています。

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私の好きな100本の映画⑰ アクション・サスペンスからの4選+1

私の好きな100本の映画第17回

今回は、アクション・サスペンスからの5選です。捜査ものが2つ、スパイものが2つ、なぜかSFが1つ。見た時に強い印象を持ったものをあげてみました。ただし、このジャンルの映画は見た時のインパクトは強いのですが、それが長い間保てるかというと、ちょっと忘れ去ってしまうことが多いような気がします。やはり普通のアクション以外に何か特徴のある映画が心に残ります。



81.ボーダーライン (Sicario)
  2015年 アメリカ 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 出演:エミリー・ブラント ベニチオ・デル・トロ

比較的最近ですが、公開当時映画館で見ました。やはりデル・トロの印象が強烈ですが、それにも増して、麻薬関係者とその見せしめの死体の多さなどが強烈な印象を残します。壁に塗りこめられた多くの死体など、けっこう凄い場面では無いでしょうか。我々はこういったことを身近に感じることが無いので、どの程度事実として起こっているのか半信半疑なんですが、ある程度は事実なんでしょうね。きっと。麻薬関係の捜査の大変さがよく解る映画でした。



82.潜入者 (The Infiltrator)
  2015年 イギリス 監督:ブラッド・ファーマン 出演:ブライアン・クランストン ダイアン・クルーガー

これはさらに、捜査という意味での大変さが現れた映画です。大きな不正を暴く捜査官が、死と隣り合わせの潜入捜査を行うというもの。家族の犠牲と苦悩の上に成り立つ仕事で、当たり前の公務員の報酬しかもらえないというわびしさ。すぐそこに給料の何倍もの金品がごろごろ転がっていて、実際潜入して手にしているという状況で…。いや、この状況で正気を保って操作を行うというのがいかに大変かという事がよく解ります。こういった捜査は、本当に選ばれた人にしかできないものだと思いました。

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「潜入者」 厳しい潜入捜査の実態を描く



83.寒い国から帰ったスパイ (The Spy Who Came in from the Cold)
  1965年 アメリカ 監督:マーティン・リット 出演:リチャード・バートン クレア・ブルーム

この映画の雰囲気はとても好きです。ベルリンの壁の東と西を行ったり来たりするスパイのお話。それに巻き込まれる女性と、そこに芽生える愛情。大変哀愁漂うスパイサスペンスでした。この映画のラストシーンは、スパイものの映画の中でもトップを争うような名シーンではないでしょうか。そして、中盤から一気に二転三転していくストーリーで、前半のフラグをいかに丁寧に拾っていくか、画面から目が離せません。後半になってみれば緊迫感に釘付けになります。

寒い国から帰ったスパイ



84.アトミック・ブロンド (Atomic Blonde)
  2017年 アメリカ 監督:デヴィッド・リーチ 出演:シャーリーズ・セロン ジェームズ・マカヴォイ

これは、とにかくシャーリーズ・セロンがひたすらカッコいい映画でした。それに大変スタイリッシュです。背景は「寒い国から帰ったスパイ」と同じベルリンですが、それはベルリンの壁崩壊のタイミングを扱ったスパイものになります。人間関係やストーリ-も複雑でスパイ映画要素は盛りだくさん。それに、やはりいろいろあって面白い。タルコフスキーのストーカーはやっているし、クラッシュのロンドンコーリングが流れるし…でもやっぱりシャーリーズ・セロンにつきます。

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「アトミック・ブロンド」 久々に繰り返しじっくり見たくなる映画に遭遇



85.ボディ・スナッチャー 恐怖の街 (Invasion Of The Body Snatchers)
  1956年 アメリカ 監督:ドン・シーゲル 出演:ケビン・マッカーシー ダナ・ウィンター

これはスミマセン。アクション・サスペンス映画ではありませんが、埋め草に入れてしまいました。SFの傑作、ジャック・フィニィの「盗まれた街」です。ハヤカワSFシリーズの第1冊目、3001番。それだけでも記憶に残っている小説です。周囲が誰が敵かわからないという心理的な追い込み方が効いていて、映画の筋以上に、見ている方が勝手にあれこれ想像してしまい、怖さが増してきます。今や純粋なSF物は少なく、冒険やファンタジーにとって代わられている感がありますが、トワイライトゾーンなどを含め、この時期のSF映画黎明期の古典は今見ても素晴らしいものが多いと思います。



さて、私の好きな100本の映画。アクション・サスペンスもの4選+1となってしまいました。これで85本。あと15本です。これからは特定のテーマ無し、順不同で行きます。とりあえず行けるところまで行って、あとは100たまるのを待ちたいと思います。いつになったら完成するんですかね。(笑)

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私の好きな100本の映画⑯ ちょっと気合の日本映画

私の好きな100本の映画第16回

今回は、ちょっと気合が入っているような、力こぶの日本映画5本です。と言っても、筋骨隆々とか、超スペクタクルとかに限らず、まぁ、なんとかいうか色んな意味で気合の入った映画ということで…(意味不明?)。ある意味、大作感を感じさせると言いますか、立派だなぁと思わせると言いますか、あるいは資金をふんだんにつぎ込んだと言いますか、そんな感じの映画です。こうなるとそろそろネタが限界に来ている感もあります(笑)。



76.劔岳 点の記
  2008年 日本 監督:木村大作 出演:浅野忠信 香川照之

登山愛好家であった私としては、劔岳はある意味聖地のようなものなのです。といっても、一般ルートを歩いて登るハイカーではあるのですが…。新田次郎の原作も、劔岳の情景を思い出しながら読みました。登山黎明期のいろいろな手法が書かれていて、当時はまさに大冒険だったんだなぁと思った次第。そんな初期のアルプス登山の様子が丁寧に描かれていて、これは、私にとって手放しで見て楽しい作品でした。今となってはいろいろと山に対する手法や考え方も違っていますが、一つのドキュメントとしてよく作ってくれたと思います。



77.シン・ゴジラ
  2016年 日本 監督:庵野秀明 出演:長谷川博己 竹野内豊

幼少の頃から何度も見てきたゴジラ。ハリウッドSF映画の華々しき時代の沢口靖子ゴジラと比べると、飛躍的にスケールが大きくなった感があります。やっと、初期の衝撃的ゴジラ感が帰ってきたなと…。強さや、破壊の見事さに感動しました。これこそゴジラだなという感じでした。中途半端な見世物に終始しない、押しの強い作品で、マッドマックスでも見たような感じでした。丸の内あたりで棒立ちになってしまったゴジラですが、今後どういった展開を見せてくれるのでしょうか。次回に向けて随分とハードルが上がったかな??



78.復活の日
  1980年 日本 監督:深作欣二 出演:草刈正雄 多岐川裕美

当時、テレビコマーシャルで草刈正雄が荒野を行くシーンを何度となく見ましたが、お恥ずかしながらこの映画を見たのは最近です。金のかけようが半端ない映画です。今や忘れられた感がある小松左京のこの映画、よくぞここまでという感じでした。第二次石油ショックを克服する頃からバブルに向けて、相対的にも世界経済を牽引するような時代を迎える頃というような時代背景だったと今思えば懐かしい限りです。娯楽超大作という言葉がぴったりの、ある意味圧倒されるようなモンスターであると言えると思います。 今や、世界的なパワーの構図も随分と変わり、大きいことはいいことという風潮はすっかり無くなって、小松左京も相変わらず過去の人なのですが、この映画を見るにつけ、当時のパワーが懐かしく思われました。

復活の日



79.蒲田行進曲
  1982年 日本 監督:深作欣二 出演:松坂慶子 平田満

お恥ずかしながら、これも同時代では見ていません。で今見ると、懐かしいことが沢山!蟹江敬三懐かしい、風間杜夫が若い、スチュワーデス物語って同時期だろ…と。話の展開はかなり強引ですが、それ以上に魅せてくれます。実質、平田満が主役で、松坂慶子も風間杜夫も、しっかり脇を固めているような感じでした。また、それが映画愛にあふれてとてもいい。松坂慶子の目を覚ますシーンが美しかった。なんで、こういう時にお化粧をしているのだろうとも思うのですが、映画でアップで映すわけですから、やはりこうでないとネ。



80.地獄門
  1953年 日本 監督:衣笠貞之助 出演:長谷川一夫 京マチ子

イーストマン・カラーによる大映第一回総天然色映画。色が豪華絢爛です。おまけに、カンヌ国際映画祭パルムドール受賞なのです。この物語は、平治の乱の頃の、袈裟と盛遠の物語が題材で、菊池寛の戯曲「袈裟の良人」が原作となります。オペラや古典劇を見るようなものですね。なんといっても、色の饗宴が見事。平安時代はこんなにカラフルな時代だったのですかね?今ではあまり見られなくなった日本の伝統を思い出させてくれて、この文化と伝統は、受け継がれ、誇りに思うべきものだと思いました。

このブログの中に記事があります
「地獄門」 絢爛たる平安文化と力強い映像美



さて、私の好きな100本の映画。あと20本となりました。ラストスパートと行きたいところですが、正直まだ100まで選べている訳ではありませんが、もう少し数を伸ばすことができますので、続けていきたいと覆います。5回の5本は、思いっきり気合の入った日本映画というちょっと訳の分からないテーマになりましたが、5作毎のテーマを設定するのはも難しくなりつつあります。次回は第17回になります。気長にお待ちください。(誰も待ってなんかいないと思いますが…)

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私の好きな100本の映画⑮ 忘れられない甘いラブストーリーを

私の好きな100本の映画第15回

ちょっと間が空いてしまいました。せっかくここまで来たので、再開です。今回は記憶に残っているラブストーリーを5つ選んでみました。もちろんラブストーリーも映画の王道なので、星の数ほどあるというものですが、今回はその中でもひときわ輝くというものです。もちろん個人的に。この手の作品、軽めの作品が多いので気軽に見られるのも楽しいです。



71.アニー・ホール (Annie Hall)
  1977年 アメリカ 監督:ウディ・アレン 出演:ウディ・アレン ダイアン・キートン

アカデミー賞作品賞など、数々の栄誉に輝く映画ですが、学生時代に見て以来、何度も繰り返し見ている映画です。最初はビデオで、そしてLD、今はBDと、メディアの時代の変遷に従って買いなおしてきました。ウディ・アレンもこの映画を見てから好きになり、以後、好んで見るようになりました。ウディ・アレンのスタイルはこの映画でほぼ確立されているのでしょうか。その後の作品も雰囲気が大変似ています。年と共に、なんとなく昔見ていた頃ほどは感動しなくなっている自分に気づきますが、それでもいい作品には違いありません。そのあたりの原因が何なのかは、今一つ解らないのですが…



72.Love Letter
  1995年 日本 監督:岩井俊二 出演:中山美穂 豊川悦司

これも大きな話題となり、各賞を受賞した、岩井俊二監督の劇場用映画第1作です。でも、同時代に見ていたわけではなく、実は見たのは比較的最近の事。岩井俊二監督の作品も何本か見たのちの事です。岩井俊二監督の描く女性像が素晴らしいという印象があったので、期待して見ました。期待にたがわず、濃いラブストーリーを見せてくれました。ストーリーも良く練られたもので、文句はありません。若い感受性の瑞々しさがあふれてくる内容だと思いました。



73.エリザベスタウン (Elizabethtown)
  2005年 アメリカ 監督:キャメロン・クロウ 出演:オーランド・ブルーム キルスティン・ダンスト

いろいろと好きな所の多い映画です。まずは、最初の機内での出会いの場面。CA役のキルスティン・ダンストが素晴らしく、いい出会いの場面です。そして、ラスト。これからの旅に必要なものがある。は素晴らしいです。ラブストーリーをここまで幸せに見せてくれた、キャメロン・クロウと、キルスティン・ダンストに感謝という所でしょうか。いろいろとウィットに富んだ場面の多い映画で、アメリカの王道ラブストーリーを見たという感じでした。

エリザベスタウン3


このブログ内に記事があります。
「エリザベスタウン」 最高にウイットに富んだラブストーリーにハマる



74.赫い髪の女
  1979年 日本 監督:神代辰巳 出演:宮下順子 石橋蓮司

日活ロマンポルノと一言で言ってみても中身はいろいろとある訳で、この映画は場末のアパートでの愛の形を描いた秀逸な作品。キャストが大変素晴らしく、宮下順子は最高の演技だし、石橋蓮司は若い。阿藤快も熱演。原作は中上健次で、歌は憂歌団。これだけそろった作品って今では望めないし、今こういう映画で、ここまでの雰囲気を出すものって無いですね。感服しました。 この世界、普遍的にある愛の形だと思いますが、だんだん部屋が明るくなっていく様がなんとも言えず、ほほえましい感じがします。とてもいいです。



75.忘れないと誓ったぼくがいた
  2015年 日本 監督:堀江慶 出演:早見あかり 村上虹郎

この映画は、特に期待したわけでもなく、何となく見ていたのですが、最終的にはピュアな感じで、ファンタジックで、とても切ない映画でした。それだけに感動し、とても好きになりました。設定など現実にあり得ないプロットを使って、大変うまくラブストーリーを描いていると思います。ちょっとやられたな…という感じでした。考えてみれば、朝起きるたびに昨日のことを忘れてしまう記憶障害を題材とした映画の逆パターンになりますね。本人以外記憶障害という。そのあたりも面白いと思います。



さて、私の好きな100本の映画。ずいぶん間があきまして、第15回の5本は、ラブストーリーでした。しかし、ちょっと癖のあるものも入っているので、だんだんネタが尽きているな??という様子もうかがえそうな選択になってしまいました。さて、これで75%まで来ていますので、あと4分の1ですが、正直100本まだ選べていません。ここから先は、ある程度これから見ていく映画が混ざりながら??といった気がしています。次回は第16回。気長に続けていきたいと思います。

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私の好きな100本の映画⑭ 珠玉のフランス映画??

私の好きな100本の映画第14回

今回はフランス映画にしました。今までいろいろな国の映画を紹介してきたのですが、フランス映画でまとめるのは、ここにきて初めてで、遅きに失した感があるのですが、なんとなくフランス映画はこうなんだというイメージが自分の中に無いからかもしれません。なんとなくです。雰囲気はあるのですが、自分にとって言葉に表しづらいというか…。そんな5本です。



66.太陽がいっぱい (Plein Soleil)
  1960年 フランス 監督:ルネ・クレマン 出演:アラン・ドロン マリー・ラフォレ

押しも押されぬこの名画を観たのは、中高生の頃で、たぶんテレビの〇曜ロードショーだったと思います。面白くて、ラストが衝撃的で、大変印象に残っています。数あるラストシーンの中でも屈指の名シーンですね。そして、ニノ・ロータの音楽も有名になっています。大変すばらしい音楽です。カラー映像も奇麗で海の青さが印象的な明るいイメージですが、物語はそれほど明るくないですね。ちょっと崩れたイメージさえつきまといます。アラン・ドロン主演で、青い海とヨットといえば、なんだかハリウッド映画のようなイメージすら持ってしまうのですが、実はちょっと違う。今思うと、そのあたりがフランス映画なのかな?



67.タイピスト! (Populaire)
  2012年 フランス 監督:レジス・ロワンサル 出演:ロマン・デュリス デボラ・フランソワ

一目見てほれぼれとするような、おしゃれな映画というのがイメージです。主演のデボラ・フランソワさんが美しいのは勿論ですが、でてくるタイピストさんたちが、みんな華やかな服装を着ていますし、タイプライター自体がなかなか洒落ています。ストーリーは、スポコン的物語の王道とも言ってもいいと思います。お洒落ななかにも、激闘のある面白い展開です。この感じがフランス映画なんですかね?日頃パソコンに向かいつつ、ミスタッチにイライラしている毎日ですが、あんなに正確に打てたらいいなぁと、この文章を書きながら思っています。

このブログ内に記事があります。
「タイピスト!」 おしゃれで美しい映画。極上の一品



68.小さな泥棒 (La Petite Voleuse)
  1988年 フランス 監督:クロード・ミレール 出演:シャルロット・ゲンズブール ディディエ・ブザス

これも、一目見て気に入った映画。タイピスト!と気に入り方が似ています。これは、やはりシャルロット・ゲンズブールです。この映画を見て、彼女のファンになってしまいました。可愛い悪魔という感じですが、たぶん自分が30代くらいの頃に初めてみて、それ以来彼女の出ている映画が手近にあると見てしまいます。ニンフォマニアックはまだだけど、いずれね…。出演作も相当多いので、一部しか見ていないということになります。それだけに、彼女の出る映画を見るのは、まだまだ楽しみが続きます。映画の内容と言えば、お洒落だけど、誰もハッピーではない。これも太陽がいっぱいと同じで、フランス映画の特徴ですかね?

小さな泥棒



69.ライフ・イズ・ミラクル (La Vie est Un Miracle!)
  2004年 フランス 監督:エミール・クストリッツァ 出演:スラヴコ・スティマッチ ナターシャ・ソラック

DVDをずいぶん昔に買って、10年越しに見た映画。戦争を題材にした、厳しめのドラマだと思っていました。確かに、そういう部分も多いのですが、でも一番は小屋の中でのラブシーンや、草原で転げまわる恋人。悲惨な戦争の中での美しい恋愛シーンというのが、この映画の特徴でした。そもそもちょっとコミカルでもありました。フランス制作ではありますが、セルビア、モンテネグロ合作で、むしろそっちの内容ですね。でも、話の中心に、鮮やかなラブシーンを持ってくるあたり、やはりフランス映画かなと思います。期待していた映画とは違って、むしろ楽しかったという映画でした。

このブログ内に記事があります。
「ライフ・イズ・ミラクル」 戦時下の美しいラブロマンス



70.ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走 (À Fond)
  2016年 フランス 監督:ニコラ・ブナム 出演:ジョゼ・ガルシア アンドレ・デュソリエ

単純に面白かったですね。外連味の無いコメディでした。ただただ起こることに身を任せ、楽しもうという映画。徹底してます。車の壊れ方も面白い。ある意味文明批判ですかね。そんな緊急事態に車内で勃発する男女の諍い。このあたりもこの映画の見どころでした。この映画は、こういったおバカなコメディにありがちな、人為的なやりすぎ感がなく、ストーリー展開の破たんも無く、伏線も回収され、しっかりした作品に仕上がっていると思います。という訳で、非常に上質なコメディとして、長く記憶に残しておきたいと思っています。

このブログ内に記事があります。
「ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走」 文字通りのノンストップコメディ



さて、私の好きな100本の映画。第14回の5本は、フランス映画から選んでみました。私にとってあまり印象のはっきりしない、フランス映画という分野ですが、どうやら「一目ぼれする」、「お洒落である」、「内容は一癖ある」そして加えて最近見た映画が多いことから、意外と長くインパクトが残らないのでは?といった感じがしました。自分的には数は結構見ているつもりなんですがね。イタリア映画のようなアクの強さよりは、幾分あっさりしているような気がします。さて、次回は第15回。ついに75%到達です。

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私の好きな100本の映画⑬ ほのぼのとドラマを見る

私の好きな100本の映画第13回

さて今回は、どちらかというとヒューマンドラマ的な映画を集めてみました。泣ける映画も多く入っています。映画と言うと、スペクタクルや豪快なアクションを求めてしまいがちなのですが、こういった肩の凝らないというか、文学や芸術っぽく構えていないドラマも一方で、数多く制作されていて、そして確かに心に残るという映画も多くありました。今回はそんな5本です。気軽に楽しめて心に残る映画が多いのではないかと思います。



61.ビッグ・フィッシュ (Big Fish)
  2003年 アメリカ 監督:ティム・バートン 出演:ユアン・マクレガー アルバート・フィニー

ティム・バートンの映画は、ひところ旋風と言っていいくらい流行りました。その中では、わりと大人しめの映画では無かったかと思います。そして、何を隠そう私にとって一番泣ける映画なのでした。涙が止まらなくて困った困った。それで、DVDで奥さんに見せて、となりで泣いていたら、「何で泣けるのか全く分からない」だと。臨終のときに家族に見送られながら、楽しかった出来事の自慢話を語る。理想的な一生だったのですね。親子や家族の絆が全編にあり、良くも悪くも人生の思い出を俯瞰して見せた、心に残る作品でした。男のロマンなのかな?だから奥さんは首をかしげるのかな?でも、映画館で隣に座っていた女の人、確かに泣いてたよな…。



62.マリーゴールド・ホテルで会いましょう (The Best Exotic Marigold Hotel)
  2011年 イギリス 監督:ジョン・マッデン 出演:ジュディ・デンチ ビル・ナイ

老境の俳優さんが主役の映画。インドにあるこのホテルは、エキゾチックで、朝のボーイの声かけで客の生存が確認できる。長期滞在者の高齢者が沢山宿泊しているホテルでした。老人ホームという訳ではありません。自発的に宿泊に来るリゾートホテルなので、あくまでも明るく、なにがしかの目的意識があります。そして、彼らの行動は、人生経験豊富な人たち。その中で、いろんな事件やエピソードが起こるという。恋多き人もいます。てか、人生の一番大きな課題は男女関係なのですかね?と思いつつ見てしまいます。見ていて大変なごむ作品でした。



63.ガープの世界 (The World according to Garp)
  1982年 アメリカ 監督:ジョージ・ロイ・ヒル 出演:ロビン・ウィリアムズ メアリー・ベス・ハート

5本の映画で、これだけは、登場人物が一癖も二癖もある人たちなので、ほのぼのと見ているだけでは済まなさそうですね。なかなか展開が読めずという感じでした。公開時に見ただけなので、だいぶ細かいところを忘れているのですが、結局は全体の雰囲気がほら話的なので、ビッグフィッシュと似たようなふわふわした感触が、自分的には残っています。そういったお話は好きなのか、ジョン・アーヴィングの作品を、なぜかいくつか見ていました。ホテル・ニューハンプシャーなんかも、一時期好きでした。確か、LD買ったかな?これは、良くも悪くも人生をしっかり描いた映画なんですね。

ガープの世界



64.がんばれ!ベアーズ (The Bad News Bears)
  1976年 アメリカ 監督:マイケル・リッチー 出演:ウォルター・マッソー テイタム・オニール

これは、何度もテレビで見た映画です。お茶の間向けにお手軽なので、露出度も多かったのかしらん??この映画でウォルター・マッソー大好きになりました。いたずら好きで偏屈で、どこか憎めない大人という役割。彼の定番ですかね。ピッチャーをしているテイタム・オニールは可愛かったし、ウォルター・マッソーの確執の相手は、今回はヴィック・モローでした。ウォルター・マッソーの相手役と言えば、定番はやはりジャック・レモン。あのシリーズもいつでも安心して見られて大好きです。そして、私にとって、そんなウォルター・マッソー初体験がこの映画でもあったのです。



65.ウォント・バック・ダウン ママたちの学校戦争 (Won't Back Down)
  2012年 アメリカ 監督:ダニエル・バーンズ 出演:マギー・ギレンホール ヴィオラ・デイヴィス

この映画、日本未公開なのですね。もったいない。結構いいと思うのですが。内容は極めて前向き。引き下がらずに、あきらめずに、押しまくること。原題の通りです。そして、それは自ら変化に向って踏み出すことが重要ということ。大変前向きです。ある意味、最近はやっている「ドリーム」みたいな映画の、地域版という感じで、規模はあれほど大きくないですが、問題は違えど、同じようなノリだと思います。出演は、マギー・ギレンホール ヴィオラ・デイヴィス。なかなか渋いですね。芸達者な俳優さんです。そして、ホリー・ハンターも出ています。私としては、これもきちっとまとまっていて、大変いい映画だと思うのです。

このブログ内に記事があります。
「ウォント・バック・ダウン ママたちの学校戦争」 変化に向って踏み出すことの重要性



さて、私の好きな100本の映画。第13回の5本は、ほのぼのとドラマを見る。特に、人生を語るような映画を多く選んでみました。ほぼ、アメリカの映画になりました。ものすごく目立つ映画ではないですが、よくまとまっていて、安心して見られる映画が多かったと思います。あと7回となりました。まだまだ続きますよ。乞うご期待!

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私の好きな100本の映画⑫ 世界地図を眺めながら

私の好きな100本の映画第12回

さて今回は、世界地図を眺めながらということで、日本でも欧米の映画の主要な制作国でもない国々の映画から、5本選択してみました。かといって、そうマイナーな地域でもなく、マイナーな映画でもないのですが。5本選んでみると、そのいくつかは世界各地で起こる紛争を題材にしたものが、入っています。そういった映画は強い印象を残すので、広く公開されたり、選択に入ってきてると思います。それではご笑覧ください。



56.少林サッカー (少林足球)
  2001年 香港 監督:チャウ・シンチー 出演:チャウ・シンチー ヴィッキー・チャオ

あまり普段見に行かないタイプの映画だったので、なぜ見に行ったかは記憶が定かでないのですが、一回見て大変気に入りました。バカバカしいと言えばそうでしょうが、とにかくノンストップで面白かったということでした。次々と現れるギャグが、テンポが良くて息つく暇もありませんという感じです。結局チャウ・シンチーはこれ以後もいろいろと作っていますけど、結局はこれしか見たことがありません。でも、これ一作で私にとっては強烈な印象が残っています。香港映画は見るといつも面白いと思うのですが、深く突っ込んでみたことが無いので、これからの課題です。



57.イノセント・ボイス 12歳の戦場 (Voces Inocentes)
  2004年 メキシコ 監督:ルイス・マンドーキ 出演:カルロス・パディジャ レオノア・ヴァレラ

こちらは地域の紛争を題材とした一本。強い印象を残す映画です。無防備に見るとトラウマになるくらいのものです。エルサルバドルは元々この地域を代表する工業国でありながら、長年の内戦が続いた国。日本とも関係が深いのですが、内戦にはアメリカなど諸国の思惑も入っていたと言われています。そして、この映画で描かれる内容は、政府軍とゲリラの戦いとその犠牲となる一般市民が描かれますが、それは小学生の子供たちも犠牲者となり、加害者ともされるものです。とてもこのような状況下では生きられないと思うような映画で、平和とは全くの対極にある状況が確かに実在したことが描かれています。



58.路 (Yol)
  1982年 トルコ 監督:シェリフ・ギュレン (ユルマズ・ギュネイ) 出演:タールク・アカン シェリフ・セゼル

これも地域紛争というより、地域のかかえる問題が忠実に描かれている映画でした。クルドに関する問題は今で続いていますが、これは当時のトルコにおける状況を描いたもの。クルドの人々が収容所から決められた日数の外出許可を与えられ、その間に遠く離れた故郷の家族に会いに行く群像劇です。彼らは、家族との再会を果たせたものもいますが、離れている間に残された家族の事情も過去とは変わってしまうことが多く、また厳しい戒律を守る人たちの中で、いろいろな問題が発生していることが忠実に描かれています。ユルマズ・ギュネイの多数の作品と同様に、獄中からの指示により制作した作品です。第35回カンヌのパルムドールです。

路



59.ドッグヴィル (Dogville)
  2003年 デンマーク 監督:ラース・フォン・トリアー 出演:ニコール・キッドマン ポール・ベタニー

ラース・フォン・トリアー監督はかなりメジャーな監督ですが、内容はかなり特異な映画を製作しています。どれも印象を強く残すもので、いろいろなところで評価され受賞しています。出演者もハリウッドスター級の俳優が多くなっています。彼の映画は過激であり、病的であり、性描写も多いものです。この映画は特異な表現手法を取っており、閉鎖社会の非寛容や、人間の本性とそれを隠そうとする道徳観念の無意味さを表現した作品となっています。かなり観念的な作品なので難しいのですが、一方でニコール・キッドマンがいっぱい見られるというのが、私にとってはポイントアップです。



60.尻に憑かれた男 (O Cheiro do Ralo)
  2007年 ブラジル 監督:エイトール・ダーリア 出演:ロウレンソ・ムタレリ パウラ・ブラウン

南米の映画は、ひところよく見たのですが、熱くて面白い映画が多いので結構好きでもありました。その中ででてきたこの映画は、まぁ変な映画です。らしいと言えばらしいのですが、これを南米代表というのはちょっと?という感じもしなくもないのですが…。まぁ面白いので。終始、ロウレンソ・ムタレリの変な役を見る羽目になるのですが、ここまで変な人も珍しいし、この骨董屋に集まる有象無象も、どれも性格が面白いので、ある意味徹底している映画だと思いました。ということで、好きな映画に入れております。ブラジルやアルゼンチンの映画って、情熱的だけど、一風変わった凝った映画が多く、見ていると楽しいと思います。



さて、私の好きな100本の映画。第12回の5本は、普段あまり見ない国々の映画を選んでみました。他にもタイ映画とか、特徴があって面白いのですが、また機会があればと思います。そんなに語れるほどの本数を見ている訳ではないので…。また、これから次回の5本を選びにかかります。100本は、見たことのある映画に対して数が多かったかな?とやはり感じていますが…。

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私の好きな100本の映画⑪ 翻弄する女たちの意地

私の好きな100本の映画第11回

11回目となりました。あと10回頑張ります。前回は、男たちの生きざまと題しましたので、今回は女性をテーマに5選です。女性たちの意地と、翻弄される男たちという事で、5つ挙げてみました。が、全部はそうはならず、ある程度はという程度になってしまったかもしれません。後半戦になってくると、だんだん選ぶ範囲も限られてきて、若干苦しいところもあるのです。おまけに、5本中4本が邦画という偏りかた。邦画の方が、日本人として素直に感じ入りやすいのですかね?



51.リップヴァンウィンクルの花嫁
  2016年 日本 監督:岩井俊二 出演:黒木華 綾野剛

上映時間が180分にもなる長い映画。それも、ギリギリの時間に映画館に着いてしまったので、ユーロスペースの前の方の横という、およそいい場所とは言えない場所で鑑賞したという記憶があります。それにもかかわらず、時間の長さをさほど感じなかったのは、やはり画面の中に没頭できていたからでしょう。最後までぶれない、黒木華さんの筋の通った演技が圧巻でした。物語は、結婚の失敗から、代理出席のバイト、そして月100万円も稼げる住み込みのメイド。それは、一緒に死んでくれる人を探しているという…。
そういった、数多くのエピソードが連ねられていき、全てが美しく繋がっていきます。虚構と真実が混沌としていく中で、登場人物の存在が確かな真実だという感じがしました。Coccoさんも素晴らしいし、りりぃさんも存在感が大きかったです。



52.愛のめぐりあい (Al di là delle nuvole)
  1995年 フランス 監督:ミケランジェロ・アントニオーニ 出演:ジョン・マルコヴィッチ イネス・サストレ

アントニオーニの作品は、上質ではありますが見る努力を強いられますので、頻繁にみることは無かったのです。この時は意を決して見たわけですが、この映画のラブシーンは、どれもこれも強烈でした。体に触れることなく、体全体を舐めまわすようにたどるものから、濃いもの、激情型。どれも演技に気品が漂い、いやらしくないというものです。そして、その様な愛の罠に陥り、もがく人々の姿が画面から伝わってきます。人生をも滅ぼしかねない愛の形が、静かな中に強く語られています。最後のお話で、喪失感も強く感じ、4つのオムニパスによる女性のありようと、男性のかかわりが、それぞれの人生の転機という意味も含めて語られている、内容盛りだくさんの一本でした。

<ブログ内にレビューがあります>
「愛のめぐりあい」 アントニオーニだからできること


53.牝猫たち
  2016年 日本 監督:白石和彌 出演:井端珠里 美知枝

2016年末から上映された、ロマンポルノリブートプロジェクト。最初の2作品は、どうも作家性が出すぎたのか、今一つ納得がいかなかったような感じでしたが、この第3弾の、白石和彌監督の作品を見て留飲を下げた次第です。池袋のデリヘルで働く3人の女性と、そのリピーターのお客さんを巡る物語をパラレルに描いていく群像劇スタイルです。3人の女性のそれぞれの生き方と、上手く生きられていない男たちが絡み合うストーリー。そして、日活ロマンポルノの伝統と雰囲気を、そのまま現在に持ってきた感じで、引きこもり、ネット社会、不妊、独居老人、児童虐待など現代の抱える問題も織り込まれています。時代が変わり、当時とは映す対象や問題意識が違っているとは思いますが、今ロマンポルノというと、こうなるのではないかという、まさにお手本のような作品でした。

<ブログ内にレビューがあります>
「牝猫たち」 ロマンポルノはやはりこうでなくっちゃ

牝猫たち(その2)


54.花芯
  2016年 日本 監督:安藤尋 出演:村川絵梨 林遣都

それほど評判が高くなかった映画と思いますが、私的には気に入っている映画です。園子のような女性が好みなのかもしれません。付き合うとかなり面倒なことも起こりそうですが(笑)。いずれにしても、園子のキリッとした立ち姿が最高です。ここの男たちは誰もかなわないですね。格差さえ感じます。ラストの園子の笑み、少し哀れみが入ったような笑みに見えてしまいました。こういうラストの女性の笑みで終る映画というと、「キャロル」と比べてしまいます。あの開放感のある笑みがこの場で出れば、この映画は園子の勝利だと思うのですが、あちらは大女優の「ケイト・ブランシェット」。ちょっとかなわないですかね。日本的ということかもしれませんが、私にとっては惜しいところです。



55.昭和枯れすすき
  1975年 日本 監督:野村芳太郎 出演:秋吉久美子 高橋英樹

昭和50年頃の新宿、ネオンや流れる昭和枯れすすきのメロディー。なんとなくノスタルジアを感じる映画です。そして、穴の無いストーリー展開で、どこをとっても素晴らしい映画でした。秋吉久美子がとてもいい雰囲気です。時々出るあどけなさが、田舎からでてきた感をよく出しています。全体としてもまとまりが良く、見てから思わずBDまで買ってしまいました。この映画の中で、秋吉久美子の典子をはじめ、トシ子、民江と三人三様の個性が絡み合っています。その中で男は何をするのか?原田の愛情は、ここに兄弟愛以上の愛情を感じ取るべきかどうか…。野村芳太郎は数々の大作を撮っていますが、これだけ無駄のない締まった作品は、大作を押しのけての大傑作と言えるのではないかと思います。



さて、私の好きな100本の映画。第11回の5本は、翻弄する女たちの意地ということで選んでみました。邦画が4本という、いささかバランスの悪い結果でしたが、個性のあるいい映画が並んだと思っています。ラインナップは大人しいですが、いささか自信の選択でもあるのですよ、これは。さて次回は第12回。お楽しみに。

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プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

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