FC2ブログ

私の好きな100本の映画⑩ 男たちの生きざま

私の好きな100本の映画第10回

折り返しの第10回となりました。今回は、男たちの生きざまと題して、男の闘いが主題となっている映画を5つ挙げてみました。西部劇が3本、マフィア物が2本と言う格好になります。本来、男は決闘だけではないはずですが、どうしてもこの辺が目立ってしまいました。この中に、日本の任侠ものが一つも無いのは、正直あまり見ていないからです。ずみません。何本か見た内では好きな映画もあったのですが、今のところ次点。また次の機会と言う事にさせてください。



46.ゴッドファーザーPARTII (The Godfather Part II)
  1974年 アメリカ 監督:フランシス・フォード・コッポラ 出演:ロバート・デ・ニーロ アル・パチーノ

この次に挙げている、最初のゴッドファーザーと、このPartⅡ。いずれも甲乙つけがたい名作だと思います。どちらかと言われると、私はこのPartⅡの方を上げるのですが、それはやはり哀愁を帯びた音楽と、移民としてアメリカに渡ってきた、ビトー・コルレオーネ(ロバート・デ・ニーロ)のストーリーが素晴らしいからです。現在の時間の設定で、マイケルが繰り広げている、裏切りと復讐劇の一方で、マイケルの回想も含めて語られる、ビトー・コルレオーネの登りつめていく苦難の道のり。2つの物語が相乗効果となって進むこの作品は、本当に素晴らしいと思います。



47.ゴッドファーザー (The Godfather)
  1972年 アメリカ 監督:フランシス・フォード・コッポラ 出演:マーロン・ブランド アル・パチーノ

さて、こちらは元祖ゴッドファーザー。マーロン・ブランドが強烈な個性を見せる作品です。ストーリー運びも王道です。音楽も大ヒット。非の打ちようがない映画だとも思います。ドンの役割や重責、要求される人間力。そして、過酷な勢力争いの駆け引きから、どこからも命を狙われている中での、世代交代。マフィアの世界のことと言いながらも、世の中のいろいろな局面の中では普遍的なテーマを象徴的に表現しています。そして、初代と二代目は違うというのも、この三部作でしっかりと表現されている。男たちと言うだけでなく、社会の仕組みを克明に表現しているとも言えます。



48.ウエスタン (Once Upon a Time in the West)
  1969年 イタリア 監督:セルジオ・レオーネ 出演:ヘンリー・フォンダ クラウディア・カルディナーレ

いかにも、セルジオ・レオーネのマカロニウエスタンという映画でした。そもそも冒頭の方から現れる悪役たちの雰囲気や描き方から、すっかり目を奪われてしまいます。汗臭い顔の大写し、そしてエンニオ・モリコーネの音楽。そもそもヘンリー・フォンダの悪役というのも珍しいものですが、相手はチャールズ・ブロンソン。これも世代交代で、15歳の年の差があります。ストーリーの面白さも勿論ですが、男の顔の大写しで、じっくり情感をためていくこのスタイルが、いかにもマカロニウエスタンらしくて、ゾクゾクするような魅力を感じるのでした。

ウエスタン



49.明日に向って撃て! (Butch Cassidy and The Sundance Kid)
  1969年 アメリカ 監督:ジョージ・ロイ・ヒル 出演:ポール・ニューマン ロバート・レッドフォード

これも、見たのは相当前で、テレビでだったと思います。やはり、若い時代に見たこういう面白い映画は、いわば私にとって、映画の面白さの先生であり、足を向けて寝られないと言った存在のひとつなのです。西部劇と言うジャンルにも分類されますが、いわばクライムサスペンス的な話でもある訳でして、主人公二人の人柄や、改心、ひと時の平穏、そして再発による破滅という筋書きは、他にもいろいろな映画で見ることもできます。そして、キャサリン・ロスとの幸せなひと時の描写が「雨に濡れても」のテーマと共に、この物語を支配し、見る人の感情の置き場を作っておいてラストへと流れていく。という訳です。すっかりこの映画の虜になってしまいます。



50.殺しが静かにやって来る (Il grande silenzio)
  1968年 イタリア 監督:セルジオ・コルブッチ 出演:ジャン・ルイ・トランティニャン クラウス・キンスキー

最近見た、マカロニウエスタンからの1本。一部からは結構嫌われているこの映画は、悪人が勝ってしまうからなのですが、これはこれで完結しているので私としてはあまり気にならないという立場です。そして、映像はいかにもマカロニウエスタン的でありながら、風景は砂漠では無く一面の雪世界。独特の構図、そしてモリコーネの音楽。一流のこの世界を堪能できます。もう一つのおまけは、イタリア映画らしいといいますか、濃厚なラブシーン。このモリコーネの音楽が煽るように盛り上がるシーンは、この凄惨な映画に会って、大きく異彩を放っていました。いろんな場面で心を惹きつけてやまない映画だと思います。
<ブログ内にレビューがあります>
「殺しが静かにやって来る」 過激すぎるストーリーとモリコーネ



さて、私の好きな100本の映画。第10回の5本は、男たちの生きざまということで選んでみましたが、結局、「男」というテーマで捉えられているのか、怪しくなってきました。でもまぁ、いろんなドラマがあってこその映画でもありますんで、このあたりでご勘弁を。ということで、50本まできました。次回は、「男」とくれば、「女」なんですかね…。ちょっと考えてみます。

テーマ : お気に入り映画
ジャンル : 映画

私の好きな100本の映画⑨ ドイツ映画とナチス関連作品

私の好きな100本の映画第9回

第9回は、ドイツの映画3本に、これに関連してナチスドイツに関連するドラマを描いた2本。この2本はナチス時代を体験した女性のその後の人生の葛藤を描いた作品で、「愛を読むひと」はアメリカ・ドイツ合作でもあります。ドイツの映画は、私にとっては、なるほどと感心したり、雰囲気に感動してしまう作品が多いので、安心して見られる分野です。意識的には結構好みの分野と言えるかもしれません。多くは見ていないのですが、この3本は、いずれも大好きな映画です。



41.カタリーナ・ブルームの失われた名誉 (Die verlorene Ehre der Katharina Blum)
  1975年 西ドイツ 監督:フォルカー・シュレンドルフ 出演:アンゲラ・ヴィンクラー ユルゲン・プロホノフ

なんか、BDを1枚買って帰ろうと思って、会社帰りに何げなく手に取った1枚です。内容は、期待を遥かに上回った映画でした。東西ドイツに別れていた時代の、西ドイツの状況がよく解ります。反共、反ファシストであり、かつ旧ナチス関係者も共存していた時代。強烈なマスコミ批判と、堰を切ったようなラブストーリー。見ている間にいろいろと考えさせられ、先の展開が読めず緊張感も高い名作であると思います。監督が、作家としての言いたいことを表現しつくしたような作品と思いました。

<ブログ内にレビューがあります>
「カタリーナ・ブルームの失われた名誉」 辛辣なマスコミ批判と純愛と



42.ラン・ローラ・ラン (Lola Rennt)
  1998年 ドイツ 監督:トム・ティクヴァ 出演:フランカ・ポテンテ モーリッツ・ブライブトロイ

他愛もないと言えば、そういう映画かもしれないのですが、見た当時随分と気に入っていた映画です。何回もリセットしてやり直せるところがいいです。ゲームみたいで。面白さもそこに尽きるので、多くを語るという映画ではなく、一発屋的な映画とも言えます。ストーリー自体はしっかりしているので、マイナス点はなし。フランカ・ポテンテが、常に走っている姿が焼き付いています。この映画、気軽に見られるということで、一時期よく周りの人に勧めていたことがありますが、見た人はきっとキツネにつままれたような感じでは無かったでしょうか?



43.あの日のように抱きしめて (Phoenix)
  2014年 ドイツ 監督:クリスティアン・ペッツォルト 出演:ニーナ・ホス ロナルト・ツェアフェルト

雰囲気がとても好きな映画です。見たのはたしか、Bunkamuraル・シネマで、年配の方で満員でした。この映画館はいつも人が多い印象があります。さて、この映画は、やはり、ワイルの音楽が素晴らしいし、その音楽と映画の雰囲気がとてもマッチしています。自分のことが解らない元夫に対して、ちょっと嬉々としてサインして見たり、字を書いて見たり。なかなか微笑ましくもある場面など、印象に残っています。ニーナ・ホスはとてもいい雰囲気をもった女優さんだなと思いました。この映画以来お気に入りです。ちょっと悲しい物語でもありますが、最後まで美しい物語で、やはりクルト・ワイルの雰囲気がとても素晴らしいです。

あの日のように抱きしめて



44.ソフィーの選択 (Sophie's Choice)
  1982年 アメリカ 監督:アラン・J・パクラ 出演:メリル・ストリープ ケヴィン・クライン

途中の壮絶な収容所での生活が印象的です。そして、戦前の彼女と、戦後の彼女と。翻弄された壮絶な人生の歴史を見事に描いています。そのような彼女に心を寄せるスティンゴですが、あまりにも生きてきた境遇が違い過ぎる。それは、経験値とでもいうものでしょうか。どう頭で考えても理解しえないものでしょう。最後まで見終わってやるせない気持ちになる映画です。
この映画、実は学生時代に女の子とのデートで見る映画に選んだのでした。内容は知らずにいい映画だと聞いていただけで。あいにく満席で立ち見だったので、途中で出てしまいました。そういう浮ついた気分で見て頭に入ってくる映画ではないですね。



45.愛を読むひと (The Reader)
  2008年 アメリカ 監督:スティーヴン・ダルドリー 出演:スティーヴン・ダルドリー レイフ・ファインズ

こちらは、やはり収容所が絡んでいますが、看守の立場にあった女性の物語です。その女性をめぐる男の物語でもあります。これもソフィーの選択と同様、経験値が違い過ぎてどうにもなりませんという二人でした。やはり、元看守と元囚人の2人が印象的です。イラーナ・マーターの発言は強烈に心に突き刺さってくるものです。そして看守側ハンナの思いも相当に強いもの、中途半端な接し方をしてしまった男にとっては、ただみじめに生きていくしかないという結果が残されました。この原作は「朗読者」で、ひところかなり話題になった小説ですが、映画を見始めて初めてこれが「朗読者」であることに気づきました。映画で見るとより強く伝わってくる内容だったと思います。そして、ちょっと的外れな邦題に、それは違うでしょうと思ったものです。

<ブログ内にレビューがあります>
「愛を読むひと」 朗読者です。読んでいるのは本当に愛ですか?



さて、私の好きな100本の映画。第9回の5本は、ドイツ映画と、ナチス関連の映画と言うことで、かなり重い映画が並んでしまいました。特に後ろの三本は、収容所を生き抜いた女性の、戦後の物語です。我々には当然映画や小説で伺い知るしかない世界ですが、当然決して体験したくない、また誰にも体験させたくないような世界を描いています。時折取り出してみて、襟を正すということも人生にとって必要なことだと思います。さて、次は折り返しの第10回となります。まだ、100本選べてない状況なので、どうなることやら…。

テーマ : お気に入り映画
ジャンル : 映画

私の好きな100本の映画⑧ 最近の邦画から(その1)

私の好きな100本の映画第8回

第8回になりました。最近見た日本映画の中からの選定です。といってもたくさん見ている時代って結構限られるので、似たような年代や映画がたくさん登場してしまうかもしれません。その辺はご容赦を。どちらかというと、好きな女優さんが活躍する映画が多くなる傾向にあります。肩に力が入らない映画が多いので、気軽に見ていきましょう。



36.花とアリス
  2004年 日本 監督:岩井俊二 出演:鈴木杏 蒼井優

女の子の可愛さが満開の映画ですね。ソフトな画面や、逡巡し、そして思い切った決断と行動をする女子高生。なかなかいいです。女子高生の日常とは、こういうものなのですかね?やはり男にはあまりよく解らないところもありますが、岩井俊二監督は、こういう映画を連発しておられますが、気持ちがわかる監督なのでしょうか?わかれば私生活でもだいぶん得をしそうです。この映画の蒼井優は、もう13年前なのですか。現在に至るまで着実にキャリアを重ねられているのは立派です。大女優への道を着実に進んでおられるようです。



37.となりのトトロ
  1988年 日本 監督:宮崎駿

宮崎駿さんの作品は、さすがにいろいろ見ました。日本人ですから…。どれが一番好きかというと、結局これになりそうです。少なくとも、見た回数は一番多いと思います。DVDでいつ何時でも気軽に見られる作品です。この映画が好きなのって、たぶん私が里山を歩くのがとても好きだったということもあると思います。最近は出かけることもめっきり少なくなったのですが、里山での雨の雰囲気なんか最高です。かくいう私も、雨にもかかわらず、山歩きをしていましたので。トトロはとてもかわいいし、これに似ているパンダコパンダも大好きです。



38.愛と誠
  2012年 日本 監督:三池崇史 出演:妻夫木聡 武井咲

多分ダメな人には全く受け入れられないのではないか、という感じですが、昭和歌謡曲ミュージカルです。ニヤニヤと笑いながら見るしかない映画。おおむね筋はどうでも良くなり、次は何の歌かなとワクワクしながら見る感じでした。私的には、武井咲の「あのすばらしい愛をもう一度」が、いかにもアイドル風に、膝をちょこんと曲げるところが最高に可愛くて、そしてもう一つ、余貴美子の「酒と泪と男と女」は感動的です。どうしたらこの歌を感動的に歌えるかと、その後カラオケで何度もトライしましたよ。 三池崇史もちょっとやり過ぎで付いていけなくなることも多いのですが、これは程よい感じでした。

愛と誠



39.ふきげんな過去
  2016年 日本 監督:前田司郎 出演:小泉今日子 二階堂ふみ

ユーモアたっぷりのセリフに、何度も笑えました。久しぶりに映画館で吹き出しそうになる場面も。いかにも現実にありそうな家庭の出来事らしいふりをして、どう考えてもありえないシチュエーションが続き、ぶっ飛んでいました。それに、上手く嵌ってしまいました。次にでる言動が予測できないという、普通でなさが素晴らしいです。山田望叶ちゃんずっと熱演していましたが、最後はちょっと損な役でした。しかし、この映画は見る人によっては、全然つまらない映画になるようですので、会うか会わないかの落差が激しいようです。基本的にこの映画をほめる人はとても少ないので、要注意です。



40.天国の本屋 恋火
  2004年 日本 監督:篠原哲雄 出演:竹内結子 玉山鉄二

天国の本屋シリーズを文庫本で読み始めたら、好きになって、一気に読んだのは10年ほど前だと思いますが、ストレートなファンタジーで今でも懐かしく覚えています。映画を見たのはその10年後なのですが、少なくとも雰囲気はよく出ていて、大変懐かしい気になりました。構成もうまくできていると思いました。松任谷由美の曲なんかもでてくるので、なんとなく、雰囲気にバブルを感じてしまうのですが、それもこれも含めて、フワフワした世界に入ってしまうので、そのような心地よさも懐かしいのかもしれません。昔は良かったなという感じです。ある意味ストレート過ぎて、凡庸なお涙頂戴的映画という感じですが、過去の思い出も含めて、好きな映画に入っています。



さて、私の好きな100本の映画。第8回の5本は、最近の日本映画ということで、ちょっと玉石混交感もあります。この中で、誰しもうなずけるのは「となりのトトロ」くらいですかね。そういう意味では「私の」すきな映画というお題の面目躍如です。次回は、日本映画その2にするか、別のにするか考え中ですが、その2にすると同じような展開になりそうな…。

テーマ : お気に入り映画
ジャンル : 映画

私の好きな100本の映画⑦ ホラー映画からの5本

私の好きな100本の映画第7回

第7回は、ホラー映画からの5本。ホラー映画はどちらかというと、その場で消費されるような映画になってしまうので、なかなかベストに選びづらいかと思っていたのですが、全く杞憂でした。むしろ、印象に焼き付く映画が多いので、そこそこシーンを覚えているのですね。ただ、趣味に左右されるので、かなり偏りがちかと思います。有名であっても見ていない映画も多いのです。そんな中で選んだ5本ですが、ダリオ・アルジェントが2本入ってしまいました。ワンパターンですが、好きなんですね。



31.サスペリア (Suspiria)
  1977年 イタリア 監督:ダリオ・アルジェント 出演:ジェシカ・ハーパー アリダ・ヴァリ

公開当時、映画館で見て、深く印象に残っている映画です。この映画を見たのはホラー映画華やかなりし時代。「エクソシスト」とか、「オーメン」とか。今見てもやはり怖い部分があります。特に、盲目のピアニストが殺される場面で、だだっ広い空間にたった一人歩いていく中での、盲導犬の異様な反応。このあたりは、なかなか不気味です。そして、なりよりこの映画の特徴は耽美的な映像美にあると思います。原色の赤に彩られ、抽象画のような、一方で古典的なステンドグラスを見ているような美しさ。素晴らしい色彩の魔術です。そして、ラストでのスージーの一瞬の笑み。見事なエンディングでした。これからも、何度も見てみたい映画です。

<ブログ内にレビューがあります>
「サスペリア」 永遠の芸術的ホラー映画



32.パラノーマル・アクティビティ (Paranomaru Akutibiti)
  2007年 アメリカ 監督:オーレン・ペリ 出演:ケイティー・フェザーストン ミカ・スロート

この映画との出会いは、衝撃的でもありました。当時、全く何の予備知識もなく、ふらっと入った映画館で見た作品です。思い起こせば普通にドラマを見たいだけでした。ところが、じわじわと迫ってくる恐怖感は、その後もトラウマになって、怖かった映画と言えばこの映画を思い出すようになりました。ただし、この感覚はきっと今では味わえないと思っています。ということで決しておすすめ作品にはなり得ないのです。まず、DVDで自宅で見ても、恐怖感はかなり無くなってしまうと思います。そして、怖い映画だと気負ってみても、やはり恐怖感が半減してしまいそうです。ボーイフレンドの自己中加減ばかり気になるかもしれません。そういう意味で、ベストな状態で、その恐怖感を存分に味わってしまった映画としても印象に残っています。



33.シャイニング (The Shining)
  1980年 イギリス 監督:スタンリー・キューブリック 出演:ジャック・ニコルソン シェリー・デュヴァル

これは、押しも押されぬホラーの名作。高校時代に映画館で見ました。数々の印象的な場面があり、今でもいろいろと思い出せます。生垣で仕切られた迷路の場面とか、浴槽から出てくる腐敗した婦人の場面とか、そして何より怖かったのは、廊下の向こうに立つ双子の女の子。この映画を見てからホテルに泊まる時には部屋の番号を気にするようになりました。「237」だったらどうしようと…。幸い今まで当たってはいないですが。そして、ジャック・ニコルソン=シャイニングという図式が頭の中で定着してしまいました。印象が強すぎるあまり、もう一回見てみようと思ったことはまだないです。でも、この映画は、音楽も凝っていて、バルトークが好きになって「弦チェレ」を繰り返し聞くようになったり、当時入手しづらかったペンデレツキの宗教曲を買い求めたりという後遺症も残しました。(笑)

シャイニング




34.ミザリー (Misery)
  1990年 アメリカ 監督:ロブ・ライナー 出演:キャシー・ベイツ ジェームズ・カーン

ホラー映画というよりも、サスペンスドラマという色が濃いですが、キャシー・ベイツの演技がとても印象的な映画です。サイコサスペンスとでも言えばいいのでしょうか。こういう普通の人間の怖さを扱った映画はいろいろとありますが、やはりこの映画は怖い。女性の怖さとストーカーの怖さが相乗効果を発揮しているということかもしれません。虐めかたも、かなりネチネチしたもののようだった記憶があります。この映画を見て以来、キャシー・ベイツ=怖い人です。アカデミー主演女優賞を受賞してしまうほどの怖い演技でした。



35.フェノミナ (Phenomena)
  1985年 イタリア 監督:ダリオ・アルジェント 出演:ジェニファー・コネリー ダリア・ニコロディ

アルジェント作品をもう一作。ここまでくると完成の域に達したアルジェントのホラーです。いわば、アルジェントのサスペンススリラーの総集編的な感じでした。完成しているので、他の作品のような荒々しさは影を潜めますが、なかなかサービスは満点です。ブルックナー夫人のダリア・ニコロディが、目を剥いた形相は、怖い!そして、主役のジェニファー・コネリーは、サスペリアのジェシカ・ハーパーと似たような役回りですね。サスペリアとどちらか一つを選べと言うとサスペリアになってしまうのですが、この作品も完成度がより高くなっているので、外しがたい一本です。

<ブログ内にレビューがあります>
「フェノミナ」 同じパターンながらより洗練された



さて、私の好きな100本の映画。第7回の5本は、ホラー映画を題材にしてみました。スティーブン・キングが2作、ダリオ・アルジェントが2作とかなり偏った選択になってしまっていますが、どれも印象に残っている作品です。これで35本、まだまだ続きます。次回は、また趣向を変えた形で考えていきましょう。

テーマ : お気に入り映画
ジャンル : 映画

私の好きな100本の映画⑥ 日本のモノクロ映画から

私の好きな100本の映画第6回

第6回になりました。ひと通りベスト5とそれにまつわる映画を紹介してきましたので、あとはフリーで好きな映画を5つづつ選んでいこうかと思います。一つの視点で5つ選んでいくと、そのうち端数がでてきて収拾できなくなるというのは想像できるのですが、まずは、5本選べるテーマとして、日本のモノクロ映画を選んでみました。1950年代から60年代の作品になります。これもほとんど著名な作品で、感想を書くのも憚られるような作品もありますが、臆せず並べてみました。



26.生きる
  1952年 日本 監督:黒澤明 出演:志村喬 金子信雄

まだ、会社に入ったくらいの時でしょうか、テレビで見て素直に感動した映画です。いろいろと心に残っている部分もあり、その後志村喬の真似をしてみたり、ゴンドラの唄をカラオケで歌ってみたりと、いろいろしたものです。若干不謹慎ではありますが。3日前に食べたものが、胃の中に残っていると、もういけないねぇ、という言葉も印象に残っています。そして、それを聞いている志村喬!余命少ないと宣告されたあとの頑張りが、神々しいまでに描かれ、見る人に人生を考えさせる映画だと思いますが、一方で、小田切みきとの会話で思い当たる、お役所仕事の情けなさ。三十年間退屈さをかみ殺して、事なかれ主義の盲目判を機械的に押していたにすぎないと悟るところ。お役所でなくたって、そういう事は無いとはいえませんね。周囲の声をよく聞いて、常に振り返りたいところです。



27.東京物語
  1953年 日本 監督:小津安二郎 出演:笠智衆 東山千栄子

この映画も、何度か見ています。たぶん最初に見た時はそれほど印象に残らなかったはず。自分の中では、年を経て繰り返し見るたびに、味が出てくる映画だという認識です。普通の生活のにおける家族の心情を、穏やかでかつあからさまに描いた映画と言えるでしょうか。出てくる家族のすべての人物が興味深く描けていると思います。私にとって、この映画で一番印象に残っているのは杉村春子なのですが、なぜでしょう?この映画の名前を聞くと真っ先に思い出してしまいます。この家族の映画、また年を取って見ると感じ方が違うかもしれません。その時は笠智衆に共感してしまうのでしょうか?



28.愛と希望の街
  1959年 日本 監督:大島渚 出演:藤川弘志 望月優子

前半から、格差を前面に押し出し、不穏な空気が流れています。それが終盤にきてエネルギーが爆発します。それは決して暴動とかそういったものではなく、内に押し殺したような爆発に思えます。 鳩の籠を壊すシーンは圧巻でした。少年は籠を壊して決別し、少女は鳩を撃たせて決別する。何からなにへ?それが希望でしょうか?そして、後半は母の表情が多くを語るようになります。子を思う母の物語は普遍的な物です。そして、自分の育った環境が、生きていく上での尺度となり、それは他人には理解しがたいもの。いくら折り合っても、根底はそれほど変わってはいかないでしょう。少年も、少女もこれから自分で生きていかなければなりません。未来に向けてという意味でいい終わり方だと思いました。

愛と希望の街



29.肉弾
  1968年 日本 監督:岡本喜八 出演:寺田農 大谷直子

1968年がどういった時代だったかは、記憶の彼方なのですが、戦後23年でまだまだ戦争を記憶している人が大半という時代です。その中で描かれている、戦争の意義やバカバカしさを強烈に皮肉った作品だと思います。今は戦争から70年を過ぎ、現実に記憶している人は大変少なくなっています。また、戦争は過去のものになってしまっているので、日本ではここまで辛辣な映画は作られようがありません。作っても頭の中で考えたものでは、本当の反戦の魂が入ってこない。見る方も、銀幕の中でそういうもんだと思うだけです。邦画で気骨のある反戦映画を見ようと思えば、この時代以前に遡らないといけないのですね。そういう意味で、戦後30年くらいまでの戦争関連の映画は、今や財産ともなり得る物かもと考えてしまいます。



30.お嬢さん乾杯
  1949年 日本 監督:木下恵介 出演:佐野周二 原節子

こちらは、戦後4年経過。定石通りと言うますか、展開に全くほころびの無い、非の打ちどころのないラブコメだと思いました。見事でした。素直に脱帽します。4年たっての戦後復興をストレートに感じさせ、理屈抜きで楽しく見られる映画になっています。若い2人も素晴らしいし、祖父母の延々と続く嫌味もすごい。お嬢さんの奥ゆかしさは、こんな人いるの?というくらい、壊滅級であると言えます。それをぶち破ったマダムも偉い!周りの恋も成就し、めでたしめでたし。絵にかいたようなラブコメで、感服しました。



さて、私の好きな100本の映画。第6回の6本は、日本映画のモノクロのものを選んでみました。どれも押しも押されぬ名作ですので、一度は見ておきたい映画ですね。やはり、60年代までは映画が娯楽の王様みたいに輝いていた時代なので、形式ばらずいろんな趣向の作品があって面白いと思います。そして技術の進歩も肌で感じられるような気がします。さて次回以降まだまだ続きます。まだ30本なので、しばらく大丈夫です。

テーマ : お気に入り映画
ジャンル : 映画

私の好きな100本の映画⑤ イタリア映画から

私の好きな100本の映画第5回

第5回は、5番目に好きな映画として、「鉄道員」を選定。その関連作品として、珠玉のイタリア映画を選定しました。最後の1本はマイナーではありますが、他は映画史に残る錚々たるメンバーとなっています。イタリア映画は、50年代の古い時期の名作と、学生時代に見て印象に残った映画の2つに分かれています。最近はどうなんですかねぇ…。



21.鉄道員 (Il Ferroviere)  第5位
  1956年 イタリア 監督:ピエトロ・ジェルミ 出演:ピエトロ・ジェルミ、エドアルド・ネヴォラ

これは、小さい時からNHKで繰り返し見てきた映画です。確かそのころ映画館でリバイバル上映もやっていたような記憶があります。モノクロの映画ですが、少年と父親の瑞々しい関係が印象に残っています。酔っぱらいの父親ですが、実直でスト破りまでやってしまう。しかし、不器用な彼は仕事も奪われ自暴自棄になりますが、最後に家族の元に帰ってくる。そして、不和だった家族が一堂に会し団欒を取り戻した中で、母親は、元の家族とそして何よりも、夫が家族の要として戻ってきたことが、とてもうれしく幸せそうに微笑んでいる。その傍らで、夫は死を迎えていた。なんとも大きな幸不幸のギャップの大きさ。せめて最後に戻ってきたことを救いと見るべきなのでしょうか?少年時代の私に強い印象を残した映画でした。



22.ニュー・シネマ・パラダイス (Nuovo Cinema Paradiso)
  1988年 イタリア 監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 出演:フィリップ・ノワレ、サルヴァトーレ・カシオ

これは、映画愛に満ちた映写技師の物語。類型的な話として、同じような作品もいくつか作られています。ここまで感動的に、あるいは感傷的に徹底して作られると、もう言葉もありません。映画史上に輝く名作であることは、ほぼ万人が認めるところではないでしょうか?やはり好きなのは、ラストシーンで、検閲でカットされたラブシーンを繋ぎ合わせたフィルムを写す場面。ストーリーの中での位置づけもさることながら、名場面を連続して流すなんて、ほとんど反則技ですねと思うくらい、一気にクライマックスに達しました。これは、折に触れて振り返って見たい名作だと思います。



23.道 (La Strada)
  1954年 イタリア 監督:フェデリコ・フェリーニ 出演:アンソニー・クイン、ジュリエッタ・マシーナ

これは、鉄道員と同じ時期の、イタリアの押しも押されぬ名作。ラストの喪失感や悲哀も大きなもので、また、なんといってもジュリエッタ・マシーナの可愛らしさ(という表現がいいかどうかですが)が出色の作品でした。でも実際はアンソニー・クインが出ずっぱりというか、彼の物語のウェイトがかなり高いんですよね。この映画もNHKの放送で数回見たのですが、最近ちょっとご無沙汰です。無料動画にアップされているのを見つけたので、また見直してみたいなと思っているところです。ニノ・ロータの音楽も素晴らしいものでした。たぶん、今まで見たフェリーニの映画の中で一番好きかな…。いっぱい見ている訳ではありませんが。

道



24.カオス・シチリア物語 (Kaos)
  1984年 イタリア 監督:パオロ・タヴィアーニ、ヴィットリオ・タヴィアーニ 出演:マルガリータ・ロサーノ、クラウディオ・ビガリ

最初に見たのは学生の頃だと思います。テレビの深夜放送でノーカットでやっていたものです。その後もテレビで再見。何といってもこの映画は海の青さが印象的なイメージがあります。でも、そのシーンは作品のほんの一部のイメージで、実はかなり土俗的な、凡そ洗練という言葉と対極にあるような映画だったと記憶しています。ミニシアターブームの絶頂の時代。フランス映画社配給の作品を、ちょっと通ぶって良く見ていた時期がありました。この映画はオムニバスなので、一つ一つの話を細かく覚えている訳ではないですが、甕の修理に来た男が、甕の中から出られなくなってしまい、領主にいたぶられるという光景は良く覚えています。きっと雰囲気で見ていたんですね。



25.セブンビューティーズ (Pasqualino Settebelleze)
  1975年 イタリア 監督:リナ・ウェルトミューラー 出演:ジャンカルロ・ジャンニーニ、フェルナンド・レイ

これは、上にあげた4本の作品とは違って、それほど有名でない映画です。しかし、個人的にはかなり印象深い映画でした。この映画を見てから、その背徳的とも言える内容と、凄惨な場面がけっこうトラウマになっていたのです。今では「サウルの息子」など、ナチス収容所の実態をよりリアルに描いた作品がありますが、今見てもだいぶ免疫ができています。当時は、この映画は内容も内容ですし、勧善懲悪的な感覚からはかけ離れた不思議な雰囲気をもった映画で、きっとどう考えてればいいのだろうと迷ってしまったのかもしれません。最近ちょっと思い出して、ネットで再鑑賞して見ました。当時ほど衝撃的な感想は持ちましたが、何かこう居心地が悪いような、独特な印象を残す映画だと思います。

<ブログ内にレビューがあります>
「セブンビューティーズ」 かつてトラウマになっていた映画を再見


さて、私の好きな100本の映画。第5回の5本は、イタリア映画を中心に選んでみました。ちょっと癖のある映画もあったかと思いますが、やはり雰囲気が好きなので、時々思い出したように継続して見ています。マカロニウエスタンやイタリアンホラーもあるのですが、イタリアのドラマのアクの強さはかなりのものだと思います。これでやっと25本。今のところ100本選びきっている訳ではないですし、さて次回はどんな作品を並べようかとちょっと考え中です。

テーマ : お気に入り映画
ジャンル : 映画

私の好きな100本の映画④ ハリウッド

私の好きな100本の映画第4回

第4回は、4番目に好きな映画として、「シカゴ」を選定。その関連作品として、いかにもハリウッド映画という作品を選んでみたいと思います。とは、いってもいろんな作品がありますので、一つだけフランス映画が入っているのはご愛嬌。ミュージカルやコメディなど、見ていて楽しい作品を並べてみました。もちろん、ハリウッドはこれだけではないのですがね。



16.シカゴ (Chicago)  第4位
  2002年 アメリカ 監督:ロブ・マーシャル 出演:レニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ

2003年度アカデミー賞受賞作ということで、公開時に地元の映画館で見た作品。楽しい歌と女優たちの饗宴を堪能しました。キャサリン・ゼタ=ジョーンズが、アカデミー賞助演女優賞です。キャサリンの迫力の演技と踊りは見ごたえがありますが、やはり私にとって、この映画はレニー・ゼルウィガーです。彼女の絶頂期の作品の一つで、魅力が満開です。この年のオスカーはニコール・キッドマンとなったのですが、翌年にそのニコール・キッドマンと共演してオスカーを獲得しています。男性では、ジョン・C・ライリーがなかなかの好演でした。その後のすぐにDVDを購入、ちょっと気になった時に取り出して見ている、何度でも心おきなくみられる数少ない映画の一つになっています。ストーリーもいろいろと盛りだくさんで、やはり飽きませんね。



17.サウンド・オブ・ミュージック (The Sound of Music)
  1965年 アメリカ 監督:ロバート・ワイズ 出演:ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー

さすがに、同時代では見ていませんが、学生時代にリバイバルで見た作品。LDの時代になって、さっそく買い求め、自宅で何度も見ました。やはり、この映画は、音楽ですね。この映画の中の数々のナンバーは、音楽の教科書ににもいろいろと載っていて、おなじみの曲が多く、楽しい曲が続きます。弾けないピアノですが、初級用の楽譜を買ってきてなんとか全ナンバーを弾いてみたりしたのですよ。そういう意味でも思い出深い映画です。
この映画は、やはりジュリー・アンドリュースの清純なイメージに支配されます。もちろん悪役もいろいろと登場しますが、それに打ち勝つ純真さで全編貫かれています。そして、全編明るい音楽に身を任す。そのような至福の時を得ることができるのです。



18.アパートの鍵貸します (The Apartment)
  1960年 アメリカ 監督:ビリー・ワイルダー 出演:ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン

これも、勿論同時代には見ていませんが、NHKで良く放映されていたので、何度も見ています。ハリウッドの往年の名作って、それまで見ていませんでしたが、この映画は大変気に入りました。そもそも当時は白黒映画というだけで古臭いイメージがあって、とっつきにくかったのですが、これは終始楽しく見られました。ビリー・ワイルダーとジャック・レモンは、この映画を最初に見たおかげで、いつも対になって思い出され、アメリカの良心のようなイメージが形成されました。そういう意味で、アメリカのメディア戦略は間違っていない??二人とも数限りない作品を輩出している訳ですが、いつも人の優しさのようなものを感じさせます。で、私のそのイメージの元になったのが、この作品なのです。

アパートの鍵貸します



19.マスク (The Mask)
  1994年 アメリカ 監督:チャールズ・ラッセル 出演:ジム・キャリー、キャメロン・ディアス

やはり、この映画は大変面白いと思うのですよ。ジム・キャリーはワンパターンとは言われようとも、やはりジム・キャリーですし、キャメロン・ディアスは当時若かった。(当たり前ですが)。スタンリー・ザ・マスクの行動は、ハチャメチャで、ギャグが冴えて、最高です。トムとジェリーを実写にしたようなノリのギャグでもあります。
最近、ジム・キャリーの作品はそれほど多くはないようですが、昨年ポーランドで撮られた「True Crimes」という犯罪ドラマでシャルロット・ゲンズブールと共演しているようです。あまり話題にはなっていないようで、でも、真面目なジム・キャリーってあまり見たことが無いような気がするので、近況にちょっと興味があったりします。



20.アーティスト (The Artist)
  2011年 フランス 監督:ミシェル・アザナヴィシウス 出演:ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ

フランス映画ではありますが、舞台がハリウッドなので、ここに登場です(笑)。いろいろと映画を見ていると、まぁ映画界の舞台裏を描いた作品というのは、いわば内輪のネタなので、面白く作れて当たり前、ある意味いくら面白く作っても反則であり、あまり評価をしたくないというのが本心ではありますが、これは、いろいろと凝っているし、過去をよく検証しながら取り組んでいると思うので、素直に選んでいます。凝っているのは、白黒でサイレントで作られているということ。よく頑張りましたという評価です。ラブストーリーとしても、愛犬とペピーにより助けられるストーリーは、きれいなラブロマンスになっているので、これは素直に好きです。プロットをうまく作って、ラブストーリーの王道を進んで、ハッピーエンドで終わる。素直に見て良かったという気分になる。結果として、楽しく、緊張感もあって、ウマい!座布団1枚という感じが残りました。ペピーが、一貫して明るく人がいいところもプラスでした。



さて、私の好きな100本の映画。第4回の5本は、ハリウッドというお題で、ミュージカルやラブロマンス系の作品が並びました。理屈抜きで楽しめる作品たちだと思います。次回は再び舞台はヨーロッパに戻ります。自分の第5位の映画「鉄道員」を中心に5本が登場。さて、5本選べますでしょうか。

テーマ : お気に入り映画
ジャンル : 映画

私の好きな100本の映画③ ヨーロッパの各国から

私の好きな100本の映画第3回

第3回は、3番目に好きな映画として、「ミツバチのささやき」を選定。その関連作品として、ヨーロッパ映画の中心地であり、三大映画祭の開催される、フランス・イタリア・ドイツ以外の地域の作品を選んでみました。その地域の映画ではあっても、ハリウッドの俳優が出ているような映画は極力外し、その国の雰囲気を持ったものにしたつもりです。とはいっても、これ以外にいっぱいあるかと言うと、そういう訳でもないのですが…。それでは、ご紹介します。



11.ミツバチのささやき (El Espiritu de la Colmena)  第3位
  1973年 スペイン 監督:ビクトル・エリセ 出演:アナ・トレント、イサベル・テリェリア

この映画を見たのは、六本木のCINE VIVANT。今はなき映画館ですが、ごく初期の10作品の中に入っていました。他には、「ノスタルジア」、「カオス・シチリア物語」、「エルスール」など錚々たる作品が並びます。そこで見て以来、この幻想的な美しさに魅せられてすっかりファンになってしまいました。ちょうど学生生活を卒業し、社会人になろうとしていた時でした。そして、その後もLDで購入し、最近は、ブルーレイで再購入。家で見ても随分と綺麗な絵で見られるようなったものです。フランケンシュタインとの出会いや、父母の様子、そして活発なイサベルとのやり取り。いろんな場面が思い出されます。この映画が日本で公開されたのは、実に製作から12年経過してからですね。それまでは、こういったヨーロッパ映画を上映する機会が無かったということでしょうか。
そして、お気づきの方はもしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、このブログのIDはこの映画にちなんでいるのでした。



12.戦火の愚かなる英雄 (Condamnat La Viata)
  2013年 ルーマニア 監督:ボグダン・ドレイヤー 出演:ジェラール・ドパルデュー、ハーヴェイ・カイテル

最近無料配信で見た映画。さして期待して見たわけではないですが、戦時下の緊張の中、地方の有力者の身勝手さが浮き彫りになる会話劇でした。主役は、ドパルデューが演じるイプ。そして、ハーヴェイ・カイテルが町のまとめ役として神父を演じます。晩餐会でイプを犯人に仕立てる、偽善者ぶりや滑稽さが秀逸。そして、ラストでイプは裏切られ、緊張感が増します。このあたり、ナチス撤退に湧く民衆と。イプの対比も見どころ。なんとも言えない余韻を残しました。
実はこの映画には、ルーマニア映画の名作「Atunci i-am condamnat pe toti la moarte (Then I Sentenced Them All to Death)」 という1972年制作のセルジウ・ニコラエスク監督作品のリメイクとのこと。元来、シリアスなドラマを、コメディタッチに変え、かつ救いのあるラストにしたものらしく、是非この元となった作品を見てみたいと思っています。字幕なしはYouTubeで発見したのですが、せめて英語字幕が欲しいと思うので、Amazonかな?と思っているところです。
<ブログ内にレビューがあります>
「戦火の愚かなる英雄」 かなりの緊張感のブラックコメディ



13.アンジェリカの微笑み (O Estranho Caso De Angelica)
  2010年 ポルトガル 監督:マノエル・ド・オリヴェイラ 出演:リカルド・トレパ、ピラール・ロペス・デ・アジャラ

これは、日本では2015年末に公開でした。ショパンのピアノの雰囲気が格別で、アンジェリカの美しくも幻想的な映像と美しい街並み。一方では、荒くれた農夫の風景と、窓の外をいつも通るトラックの列。いろいろと一緒になっていますが、写真家が日常から離れ、アンジェリカの世界に向っていく様子など、丁寧に描かれていて、無駄も全く感じさせない作品に脱帽でしました。101歳で、人生の最後にあたって作ったということと合わせて考えると、感動もひとしおです。なかなか、この心境は私には解かりません。
アンジェリカの目を開けたという、ただその一瞬。でもあり得ないようなテーマから、その瞬間の美しさや、周囲の人々の想いを乗せていく映画。101歳の境地ということから慮るに、生と死の境界がだんだん判らなくなってくるような映画とも言えましょうか。

アンジェリカの微笑み



14.バベットの晩餐会 (Babettes Gæstebud)
  1987年 デンマーク 監督:ガブリエル・アクセル 出演:ステファーヌ・オードラン

ここ最近リバイバル上映もされた映画ですが、私も見たのは最近のことです。実は、知りませんでした、この映画を。リバイバルされるほどの映画なので、きっと名作だろうと、NHKの放映で見たわけですが、これがなかなか感動的でした。物語的な背景ももちろん素晴らしいのですが、バベットがいろいろな食材を準備し、晩餐会を始めてからのシーンは圧巻でした。画面に目が釘付けになりました。バベッドの食事を半信半疑で試しながら、緩やかに変化するその場の人々の表情の変化を、食事のフルコースの時間をかけて、じっくりと描かれていく。その丁寧に作りこまれていった映像が、全く過不足を感じさせず、感動しました。 テーマにかけて言えば、職人によってじっくり作りこまれた料理のよう。ストーリーといい、演出と言い、非の打ちどころのない名作だと思います。



15.裁かれるは善人のみ  (Leviathan)
  2014年 ロシア 監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ 出演:アレクセイ・セレブリャコフ、エレナ・リャドワ

原題は「レヴィアタン(リヴァイアサン)」で、海の悪魔的怪物。この映画は、海外出張で空港に向かう途中の映画館で見たという稀有な鑑賞でした。さて、これほどに救いのない映画も珍しいくらいに、主人公は徹底的に痛めつけられます。それも、私利私欲の渦巻く、地方の権力者の犠牲になる。その権力機構には教会も入っているという図式。それが、北の荒々しく暗い海を背景に描かれていく。海岸には、かつて打ち上げられたクジラの骨が横たわっている。荒涼として、暴力的にまで見える自然と、階層を幾重にも重ねた権力機構の前に、個人だけでなく、生活や家族すべてを破壊される、圧倒的なものの前での虚しさを感じさせるようなパワーを持った作品でした。最後の方で、家が破壊される場面はなかなか衝撃的な映像でした。かつて、皇帝の圧政に耐え兼ねて抵抗する民衆の映画を量産していたロシアですが、久しぶりにその片鱗を見たような気がしました。



さて、私の好きな100本の映画。第3回の5本は、少し静かな雰囲気を持った5つの映画が並びました。どれも格調の高いドラマが楽しめるえいふぁだと思います。次回はまたまたガラッと雰囲気が変わります。自分の第4位の映画「シカゴ」を中心に5本が登場。一気にメジャーなタイトルが並ぶ予定です。

テーマ : お気に入り映画
ジャンル : 映画

私の好きな100本の映画② 車と狂気と

私の好きな100本の映画第2回は、

2番目に好きな映画として、「タクシードライバー」を選定。「タクシードライバー」から関連する4作品を選んでみました。といっても、この映画自体がいろんな要素を持つ作品なので、どういう視点で選ぼうかとかなり悩んだのですが、なかなか類まれな作品だけに、大変難しいのでした。なんとか雰囲気も揃えようと思った結果がこれ。でも、こうして選んでいくと、回が進むにつれ、最後の方は寄せ集めになってしまいますね。今から解ってます。



6.タクシードライバー (Taxi Driver)  第2位
  1976年 アメリカ 監督:マーティン・スコセッシ 出演:ロバート・デ・ニーロ、ジョディ・フォスター

大学時代は、すでにこれはいい作品だという意識があったはず。しかし、この映画を見たのはずっと以前から、〇曜ロードショーで何度か見ているはずです。何回か見ているうちに座右の作品として醸成されたというお話だと思います。まず、印象は夜のNYと、ジャズっぽい静かな音楽、それに所々で噴き出る蒸気。その雰囲気がとても良くて、好きになっていたのです。そのような雰囲気の中で、トラヴィスが徐々に壊れていくような危うい雰囲気を醸し出し、当時まだ14歳のジョディー・フォスターも怪しげな演技を見せる。いや、正直雰囲気だけで見ています。不器用そうな見かけ普通の男がいろいろなタクシードライバーとして深夜のNYと接しつついろいろな変遷をたどる話。ベトナム戦争が終わって、そういう時代だったんですかね?今思うと。その後は、VHSを借りて見たり、テレビの再放送を見てみたりと幾度となく接している訳ですが、まぁ雰囲気に浸っていますね。



7.激突! (Duel)
  1971年 アメリカ 監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:デニス・ウィーバー

ほぼ、デニス・ウィーバーの独り舞台。あとは、タンク・トレーラーとの対決。執拗に追いかけられるデニス・ウィーバーとタンク・トレーラーの対決。追い詰められるデニス・ウィーバーが迫真の演技。ただ、一度追い越しをしただけなのに…。
これも〇曜ロードショーで見ました。そして、その後レンタルなどで何度か再見。何度見ても面白いというか、巧い映画だなと思います。アメリカではテレビ映画として放映され、ヨーロッパ各国や日本も含め劇場上映されたのですね。当時の映画のタテカンよく覚えてます。ポスターはタンク・トレーラーが転げ落ちてるイメージがあるのですが…。
やはり、追っ手が人間の顔を見せないところや、タンク・トレーラーがだんだん意思を持って来るように見えるところがすごいですね。ガソリンスタンドで旋回しながら暴れまわるあたりまでくると、遂に怪物が本性を現したか!という感じでゾクゾクしました。



8.クラッシュ (Crash)
  1996年 カナダ 監督:デイヴィッド・クローネンバーグ 出演:ジェームズ・スペイダー、デボラ・アンガー、ホリー・ハンター

この映画を選ぶこと自体、私は変態ですと言っているようなものと自覚していますが、やはり好きですね。女優さんたちの表情も、いろいろとやってくれてて、いやぁ相当フェチだなぇ、と自覚しながらいる次第です。イチ押しは、ホリー・ハンターの車の中でのシーン。ゾクゾクします。
おっと、ちょっと過激な発言となってしまいました。クローネンバーグ監督は、ヴィデオ・ドロームもそうですが、こういうの得意ですし、これの原作のJ・G・バラードは、ニューウェーブSF作家ですし、私の好きな要素が必然的に詰まっている映画なのです。まだ見ていないのですが、クローネンバーグ監督は、W・バロウズ原作の「裸のランチ」も撮っています。W・バロウズもニューウェーブSF作家。見る前から、好きになることは決まっている?ようなものなのですが、何気に興味があります。
クラッシュ(1996)



9.蘇える金狼
  1979年 日本 監督:村川透 出演:松田優作、風吹ジュン

シュールさがたまらなくいい映画です。日本のハードボイルドがここまでできる。絶好調の角川映画と、村川透、松田優作、大藪春彦の組み合わせは、この時代を代表する現象と言ってもいいのではないでしょうか。最初から最後まで作品の世界にどっぷり浸かっていられる快感がありました。映画だからこそすべてを忘れて入り込める世界があると思いました。何度かテレビでも見たのですが、繰り返し見ても、無条件で楽しめています。
初期の角川映画はミステリー主体。横溝正史から森村誠一と、どちらかと言えば本格系のイメージから、「白昼の死角」「蘇える金狼」「野獣死すべし」と、見事代表的なハードボイルド映画が生まれました。まさに一時代を築いた映画の一つだと思います。そういった訳で、観ればあの時代を思い出すような映画の一つでもあるのです。



10.マッドマックス 怒りのデスロード (Mad Max: Fury Road)
  2015年 アメリカ 監督:ジョージ・ミラー 出演:トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン

なんでタクシー・ドライバーからこれへ?苦し紛れですが、車が出てきます。若干狂気です。脈々と続くマッドマックスの伝説は、ふっ切れたような面白さが身上。有無を言わせない言葉で表現できない迫力です。問答無用です。この作品も、冒頭からアクションが止まらず、最後までノリにノっていきます。ギターの兄ちゃんも決まっているし、キレイどころを従えてというのも、素晴らしい。本当に、すみずみまで凝っていて、まったく飽きないんです。
第一作から作り続けているジョージ・ミラーですが、映画版トワイライトゾーンの第4話の、飛行機の羽に悪魔がいる話の監督。余談ですが、同時代に見た私として、この4人の監督の映画を見る時、トワイライトゾーンの第〇話目の監督のダレソレという見方をしてしまうのです。だから繋がるという訳ではないんですが、5~60年代から続くアメイジングでファンタスティックな映画の伝統が受け継がれているような気がします。



さて、私の好きな100本の映画。第2回の5本は、ちょっと怪しげな映画に寄った感じになりました。まだまだ先が長いので、続けていきます。次回はガラッと雰囲気が変わって、自分の第3位の映画「ミツバチのささやき」を中心に5本が登場です。きっとヨーロッパ中心になると思います。

テーマ : お気に入り映画
ジャンル : 映画

私の好きな100本の映画① SF編

私のこれまで見た映画から100本選んでみようという企画

を思いついたのです。見ている映画の本数が、たかが知れているので、世の中の映画入門本のようなセレクトにはならないはず。そもそも100本は現時点で選びきれていません。という訳で、始めてみます。
何から始めるって、とりあえずベスト5は大体決まっているので、最初の5回のアップは、ベスト5の中から1本選び、それと似たような映画を4本並べるというスタイルで行きましょう。
まずは、これから。



1.ブレードランナー (Blade Runner)  第1位
  1982年 アメリカ 監督:リドリー・スコット 出演:ハリソン・フォード、ルトガー・ハウアー

はい。月並みと言えばそうなんですが、ブレードランナーです。そもそも学生時代はSFファンで、最後の方はP.K.ディックを追いかけておりました。ということで、これもよくありがちなパターン。同世代には多いのではないかと思いますよ、こういう人。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?を読んだのは中学時代。なにやら雰囲気に凄く引き付けられました。それが映画化されてこの「ブレードランナー」になった訳ですが、正直イメージだいぶ違います。なんたって、電気羊の表紙は砂漠のイメージだったわけですから(当時のハヤカワ文庫の表紙)、もっと乾いたイメージを持っていましたよ。
ベスト1に押すには、そういったもろもろ重なってのことではありますが、映画自体もなかなか「濃い」作品で(語彙力不足)、なかなかずっしりと応えるタイプです。友達と、「2つで十分ですよ!わかってくださいよ!」なんてよく言いあっていたのが思い出されます。
ダリル・ハンナもカッコよかったネ。



2.エクス・マキナ (Ex Machina)
  2015年 アメリカ 監督:アレックス・ガーランド 出演:アリシア・ヴィキャンデル、ドーナル・グリーソン

笑っちゃいますが、ブレードランナーの次にこれでは、世界観が似すぎです。でも、好きなのですよ。こういうの。アンドロイドと人間を見分けることがブレードランナーのテーマ。こちらは、アンドロイドがいかに人間と見分けがつかなくなるかをテストしています。結果、アンドロイドは人間と見分けがつかないような表現が可能、しかしそれは人間的感情の動きとは一線を画したもののようです。ただ、人間に関するビッグデータを集積したものであり、どちらが本物なのか、誰にも結論の出せない。まさにPKディックが繰り返し描いたテーマでした。 デッカードと旅立つレイチェルと、一人で街に出るエヴァ。二人の心中?やいかに…。
シューベルトのピアノソナタもいいですね。



3.さようなら
  2015年 日本 監督:深田晃司 出演:ブライアリー・ロング、ジェミノイドF

ついでにもう一本。これも近未来SFと言っていいでしょう。出演は本物のアンドロイドのジェミノイドF。この映画、美ヶ原や白樺湖あたりで取られているのですね。高原の風景がとても美しいし、そこに住むターニャの切ないまでのか弱さと、アンドロイドのレオナとの交流。町の喧騒をよそに、山上で孤高の存在となるターニャ。そして、主人が亡くなったあとも、主人の見たかった風景を見に行くレオナ。これは、アンドロイドの最高に切ない物語だと思います。アンドロイドの心を人間に似せれば似せるほど、人間は罪なことをしている。そんな気になってきます。人間はいつか死ぬし、死ぬまで頑張って生きます。そして、これはアンドロイドとの対比で人間の死を見つめる映画とも言えます。
さようなら




4.グレムリン (Gremlins)
  1984年 アメリカ 監督:ジョー・ダンテ 出演:フィービー・ケイツ、ザック・ギャリガン

ひところ、好きな映画と聞かれて、グレムリンと答えていた時期がありました。みんな知っている映画で、当たり障りが無くて、傾向的にもなるほどと思っていただける。モグワイは可愛いし、フィービー・ケイツも可愛い。音楽も楽しいし、言う事なしです。当時、ジョー・ダンテの映画も結構好きで、トワイライトゾーンなんかも、3話目が一番好きでした。何と言いますか、ちょうど学生時代で、ちょっとした楽しみに映画を見に行っていましたね。恋人とだったり、友達とだったり、一人で行ったり。都心では一番の娯楽でしたよ。(今でもそうですが)。この映画サントラをカセットテープに録音して、車の中などで時々聞いていた気がします。若き日々を思い出すおじさんでした。最近(と言っても2年前?)、ジョー・ダンテの「ゾンビ・ガール」を見たのですが、グレムリンと同じような仕掛けがあって、ニンマリしていましたよ。ジョー・ダンテはいつまでたってもジョー・ダンテなのでした。



5.ラプチャー 破裂 (Rupture)
  2016年 アメリカ 監督:スティーヴン・シャインバーグ 出演:ノオミ・ラパス、マイケル・チクリス

巷では、かなり評判の悪い作品。SMホラーなんて宣伝をするからだよ…。と思ったりしますが、まぁそういう訳でもないでしょう。かなり主人公の行動に必然性が乏しいところもあったりしますし。でも、この映画を見ている時、なんだかすごく懐かしい感じがしたんですね。なんでしょう。一流のハヤカワ文庫のSFでは無くて、ちょっとマイナーな創元推理文庫のSFを読んでいる感覚。いわばB級SFとでもいうような。そう思いつくと、大変この作品が好きになってしまったのですよ。全然気取らないSFといいますか、21世紀に見る60年代のノリみたいな感じで。SFとは言いつつサスペンスで勝負してたりして。
具体的にはっきり言えば、主題からミュータントSFを想起し、そこから「スラン」を想起し、そしてヴォクトのアイデア勝負的なSF群に思いは至った訳ですね。いやま、懐かしい限りです。
<ブログ内にレビューがあります>
「ラプチャー 破裂」 ミュータントSFの傑作と言いたい



さて、私の好きな100本の映画。最初の5本でした。これからどんな感じになるか解りませんが、この5本だけでも、ちょっと変なラインアップのような気がします。次回はいつになるかもしれませんが、自分好きな第2位の映画「タクシードライバー」を中心に類似の映画を追求したいと。ちょっと選びにくい選択になりそうですが…

テーマ : お気に入り映画
ジャンル : 映画

プロフィール

torrent13

Author:torrent13
映画は見たり見なかったりの時を過ごしてきましたが、現状ベトナム在住で、時間があるので、主にネットで見ています。昔はSF映画と、ミニシアターが好きでしたが、その後は西部劇、そして、最近では邦画や古いハリウッド映画などにも見る範囲を広げてきました。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR