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「ヌーヒン バンコクへ行く」 ほのぼのと楽しめるコメディ

タイ映画って、あまり知られていないようで、コンスタントにいい映画があって、時々話題をにぎわせていますね。アピチャッポン・ウィーラセタクン監督(名前を永遠に覚えられない)の作品は、公開されるたびに話題を集めますし、そして、昨年公開されたタラトーン監督の、「すれ違いのダイアリーズ」最高でした。そういったところで、GAYO!で見つけたこの映画、コメディで、ウィーラセタクン監督の作品のように構えてみる作品ではないのですが、久しぶりのタイ映画を気軽に楽しもうということです。バンコクはここからも近いので、今は親近感があります。

あらすじ
タイの東北部の村に住むおてんば娘のヌーヒンは、生活苦のため、バンコクへ出稼ぎに行くことに。そして、運よくヌーヒンは裕福な家のお手伝いとなる。美人姉妹のミルクとソムオーのため一所懸命に働いて1年たったある日、テレビでモデルコンテストの募集を見たヌーヒンは、2人の履歴書をこっそり送り、見事書類通過、ヌーヒンは彼女たちをコンテストに参加させることに成功するのだが…。



ヌーヒンは、タイで人気の四コマ漫画キャラクターだったようです。おかっぱのおてんば娘が巻き起こす騒動が主題のキャラクターらしく、ちびまる子ちゃんとかと似てるかなとも思いますが、あんねにませてはいないようで、純粋ないたずらっ子のようでした。読んだことがないのでわかりませんが...

最初は、村で騒動をやらかしてしまい、祭りの準備をぐちゃぐちゃにしてしまいます。村人たちから怒られますが、いつも村人たちは彼女の被害を受けている様子。ある日、ヌーヒンはバンコクの出稼ぎから、いろんなお土産を持って帰ってきた人たちを見て、家族の生活苦を救うため、自分もバンコクに出稼ぎに行くことを決意します。

バンコク行きの列車に乗って、村の小さな駅を出発する場面、ヌーヒンは村人たちが寂しがるといけないから残ろうかと心が揺らぎますが、残られては大変と村人たちは送り出し、列車が出発すると、村人たちはやっと平穏になると、みんな小躍りして喜ぶのでした。

さて、バンコクでたまたま裕福な家の住み込みの家政婦となることができ、さっそく家に向かいます。何かやらかすのではないか?とヒヤヒヤしますが、小さな失敗はありつつもなんとか仕事をこなし、時間が流れました。で舞台は1年後へと進みます。

ここまで見てきて、まず気づいたのは、話や情景が、時々歌と踊りによって脚色されていることです。インドの映画とかもそうですが、歌と踊りは娯楽映画では、割と普通に使われるのかなと思いました。日本ではあまりやらないですね。

ヌーヒン

ここからがメインのストーリーになります。3人は、テレビでトップモデルのソニアが宣伝をしているモデルコンテストを見ています。ヌーヒンは、ミルクなら絶対間違いないと勧めますが、彼女たちは全くその気になりません。そこで、ヌーヒンは2人に黙って履歴書を送ってしまいました。これがたまたま採用になり、母もまんざらでもなく結局コンテストに出ることになります。当日ミルクは大注目を浴びますが、楽屋で知らないうちに盗撮にあい、これを発見したヌーヒンは捕まえることに成功しますが、なんとスポンサーのご子息とのこと。その場にいたソニアも、誰に向って犯人と言っているの?謝りなさい!とタカピーな発言です。

すっかり打ちひしがれた3人ですが、なんと会場で見ていた、世界的デザイナーの目に留まり、次のショーへの出場要請を受けることに、そして、ショーでフィナーレを飾ることを告げられますが、全く面白くないソニアは計略を練り、彼女たちを当日拉致することに。さて、一緒に拉致されてしまったヌーヒンの活躍が始まりますが…。

ということになります。ヌーヒンは正義の味方として、大上段に構えて事件の解決に関与していくわけではなく、そのお茶目な行動と、頑張りと身体能力で、危機を乗り切っていくという感じです。事件の結末はちょっと感動的に納められ、コメディとしても素晴らしいものでした。全体的には、なんとなくほのぼのして、見ていて楽しくなる、いいコメディ映画でした。

ちなみに、この映画は、2007年のタイ国立映画協会賞(いわゆるタイ・アカデミー賞)でヌーヒンを演じた「ルンラーワン・トーナホンサー」さんが、最優秀女優賞を勝ち取っています。また、2006年の第19回東京国際映画祭では、アジアの風部門の中で上映されているとの記録がありました。タイ映画、なかなか奥が深いので、また目についてらサクッと観てみたいです。
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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

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